生きる意味とは何か
「生きる意味とは何ですか?」
と聞かれた時、大概の人は
「お金持ちになるために生きる」
「幸せになるために生きている」
と言うのが普通でしょう。
しかし、それらは目的であって、生きる意味ではありません。
我々人間が生きている意味とはそもそも何なのか。
■究極の答え
結論を申しますと、
「人間が生きている意味はない」
です。
今自殺しようが、不治の病なっても生きようが、それはその人の自由です。
我々人間は、何か使命を持って生まれた訳ではないのです。
■では、なぜ我々は「生きる」のか
何かをするために、生まれたのではなければ、なぜ我々は生きるのでしょうか?
それは、
「生きていることそのものに価値がある」
からです。
あなたが今、生きていること、
それは幾多の奇跡が積み重なって、あなたは生きているのです。
■奇跡の結晶
まず、ビックバンが起こり、宇宙が誕生します。
これも「奇跡」の出来事です。
そして、太陽が誕生し、地球が誕生します。
これも奇跡ですが、さらに奇跡なのは、地球が自転をしながら、太陽の周りを回っていることです。
この条件がなければ、我々生物は生きていくことはできませんでした。
さらに、地球上に水や酸素が存在する。
そして、生物が生まれ、環境に適応して進化を繰り返して、人類が誕生します。
その中でも、戦争も少なく比較的平和な現代で、さらに貧困や環境の悪いアフリカや中東ではなく、環境の良い日本に生まれました。
どれも奇跡の連続です。
「奇跡」という言葉を連発していますが、決して安売りしているわけではありません。
どの出来事を取っても、起こりえないほどの「奇跡」です。
平和な現在の日本に生んでくれた両親に感謝しましょう。
■生きる真の意味
では、環境の悪いアフリカや中東で生まれた人たちや、生まれながらに病弱な人たちは不幸でしょうか?
答えは、「いいえ」です。
最初に書いた通り、
「生きていることそのものに価値がある」
のです。
死んでいる状態、この世に存在していない状態では、幸せなのか不幸なのかすら分かりません。
どんな環境であれ、どんな身体であれ、生きていることに価値があります。
どんな状況になっても、死を選択しないでください。
生きるということは、つらいことです。
しかし、悪いことばかりではありません。
生きる真の意味を理解し、生きていることに感謝しましょう。