月の裏側が見えないのはなぜか

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※この記事は過去の記事からの再掲載となります。

 

■月と地球

月は地球の周りを回っています。
そのため、月は地球の衛星となります。
衛星というのは、惑星の周りを回る天体のことで、人工衛星は人工的に地球の周囲を回らせる飛行物体ということになります。

ちなみに、地球や火星などは太陽の周りを回っていますが、太陽は惑星ではなく、恒星(自ら光を発する星)となりますので、地球や火星などは衛星ではなく、惑星となるということです。

また、月自体も自転していて、月が地球を1周するのと、月自体が1周する周期が同じのため、面白いことが起きています。

ご存知の方も多いかもしれませんが、地球から月を眺めると、毎回同じ模様しか見えません。
よく、うさぎが餅をついている姿に例えられる形ですが、月の模様はそれしか見たことがない人も多いのではないでしょうか?
これは、太陽の光が月に当たっていない新月でも同様です。

月が自転していなければ、月が地球の周りを回っているので、地球から月の様々な面を見ることができるはずですが、月の公転と自転の周期が同じのため、地球上のいつどこから見ても、月の同じ部分しか見えないのです。(公転というのは、ある天体の周囲を別の天体が回ることです)

月の違う面を見たければ、宇宙船で月の裏側に回るしかありません。
太陽系以外の衛星もそう多いものではありませんが、宇宙の中でもこのようなことは非常にめずらしい現象かと思います。

 

■月の裏面が見えないのはなぜか

以前書きましたが、月の公転(地球の周りの回転)の周期と自転の周期が全く同じのため、地球からは常に月の同じ表面しか見えません。
この二つの周期が0.1秒でも異なっていれば、少しずつ月の裏側も見えてくるはずですが、ぴったり周期が同じのため、いつまで時間が経っても月の裏側は、地球上からは見えないのです。

しかし、そもそもなぜ月の公転と自転の周期がぴったり一致しているのでしょうか?

衛星が惑星の周りを回る原因として、以前も書いたように、衛星となる星が他の場所から移動してきて、その惑星に近くを通過する時に惑星の重力に引き寄せられ、惑星の重力と遠心力がぴったり一致した時に、移動していた星が惑星の周囲を回り続けて衛星となります。

しかも、この際に公転と自転の周期が一致するというのは、まさしく天文学的な確率となり、あり得ないわけではないですが、確率はほぼ0%と言っても良いくらい極めて低いと言うべきでしょう。

私も考えてみたのですが、もし月が地球の一部になっていて、それが離れて衛星となったなら、今のように月の公転と自転が一致するという状況もあり得るのではないでしょうか。

あくまで仮説ですが、地球が誕生したばかりの何十億年も前、月となる星が地球に衝突し、頭の小さな雪だるまのような状態になり、月も地球とともに回転を始めます。
月は地球の回転の遠心力によって、地球から離れてしまいますが、地球から離れる速度が非常にゆっくりとしたものだったとすれば、何十億年もかけて、現在の位置に月が公転と自転を一致させたまま地球の周りを回り続けているという状況になるかと思います。

現に、月は少しずつ地球から離れているというデータもありますので、この可能性は高いかもしれません。
地球のどこに月があったのかと言われれば、月があった地球の場所は、深海となっている部分で、長年の水の流れや土砂などで埋まってきていて、月の方は損傷があまりなかったと考えれば、説明ができます。

ただ、この説だと、かつて月が地球にあった深海の位置から月が動かないはずです。
つまり、月が離れていった位置から地球も回転して月も公転するので、地球から見て、ずっと月と地球がくっつていた位置の上空から、動かないはずです。

これを説明するには、月が離れた後に、地球に隕石が衝突して地球の自転が速まったという可能性があるでしょう。

地球に小さな隕石が衝突するというのはよくあることです。
小さな隕石は、大気圏で燃え尽きてしまうのがほとんどですが、少し大きくなると、大気圏で燃え尽きずに地球に衝突することもあります。

それでもそれほど大きくないものがほとんどなので、地球の自転に影響があることは少ないですが、巨大な隕石となると、地球の自転速度を変えてしまうこともあります。
これが、何億年も前に起きたのであれば、地球の自転と月の公転の周期が違うのも辻褄が合います。

地球に氷河期が訪れたのは、巨大隕石が衝突し、地球の大部分の空に暗雲が覆ってしまい、太陽光が届かなくなったことで氷河期となったとする説もありますので、地球上に大きな隕石が落ち、地球の自転速度を変えてしまった可能性は十分にあるでしょう。

真相は定かではありませんが、こういったことを考えるのも面白いかと思います。

 



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