人間の天敵とは?
■人を最も殺している生物は何か
テレビやネットなどで、たまに話題になるのですが、人を最も殺している生物は何かご存知でしょうか?
多くのデータでは、蚊が最も人を殺しているという統計結果が出ております。
しかし、厳密に言うと、蚊が直接的に人を殺しているわけではありません。
この統計結果はどういうことかと言いますと、蚊のメスは産卵期になると、養分を蓄えるために人や動物の血を吸って、産卵に備えるわけですが、この時、血液が付着した状態で他の生物の血液に触れるわけですから、細菌やウイルスを運ぶことが多く、この時危険なウイルスを運んでしまうと、その人が感染してしまって死に至るということです。
アフリカや中東などでは、劣悪な環境から蚊を通じて、危険なウイルスが運ばれることが多く、人が死んでしまうことが多いというわけです。
日本にも蚊はいますが、それほど劣悪な環境がないため、危険なウイルスが運ばれることが少なく、人が死ぬということがあまりないので、実感が湧かないという人も多いかもしれません。
ただ、これは蚊が直接人を殺しているわけではありません。
蚊はあくまで、ウイルスを運んでいるだけで、直接殺しているのは、ウイルスです。
もし、蚊が直接人を殺すことがあるとすれば、大量の蚊が人の血液をたくさん吸って、出血多量で死に至らしめるということになるかと思いますが、このケースはほとんどありません。
つまり、蚊が最も人を殺しているというデータは正確ではなく、正しくはウイルスが人を最も殺しているということになります。
人間にとっての天敵をあえて言うなら、ウイルスになるということです。
食物連鎖界のトップにいる人間は、食物連鎖の最も下にいる微生物が天敵というわけですから、自然界の仕組みはよくできていると言えます。
■ウイルスは人間の天敵
別の記事でも書きましたが、人間の天敵はウイルスです。
食物連鎖界の頂点に立つ人間は、一番下にいるウイルスに食べられるのです。
まず、この認識を持ちましょう。
そして、弱肉強食の世の中では、弱いものは強いものに食べられるということも再認識してください。
我々人間も例外ではないのです。
人間も魚や肉を食べますが、これは食物連鎖で下の動植物を食べているということです。
そして、その人間はウイルスに食べられるということです。
同じように草食動物は肉食動物に食べられ、虫も鳥などに食べられます。
食べられたくなければ、逃げ足を鍛えたり、毒を備えたり、硬い皮を持つなどの進化をして生き残ってきました。
我々のご先祖様たちも、疫病などが広まった時にウイルスや菌と戦ってきました。
そして、そういった敵に打ち勝った人たちだけが生き残り、子孫を残しています。
そのため、天敵であるウイルスと戦う力が、私たちにも遺伝され備わっています。
それが何度も書いている免疫力のことです。
ウイルスに食べられたくなければ、自分の免疫力を鍛えなければなりません。
免疫力の低い人間ほど、弱肉強食の世界では生き残れないという認識を持っていただき、死にたくなければ免疫力を高めるようにしてください。
今回の新型コロナウイルスについても、全人類が免疫力を高めることで感染拡大を抑えることができます。
免疫力の鍛え方については、このサイトで何度も書いてきましたので、他の記事を参照していただければと思います。