新型コロナウイルスについて38
前回に続き、新情報なども含めて新型コロナウイルスについて検証してみたいと思います。
■感染拡大は落ち着いているのか
日本では第6波のピークは過ぎましたが、未だ新規感染者数は多く、コロナによる死者も日々出続けています。
にも関わらず、政府やマスコミもすっかり騒ぐことなく、感染拡大が落ち着いてきているかのようになっているのはなぜでしょうか?
感染拡大が広がらない理由としては、免疫力が低い人には感染が行き渡り、発症して抗体ができたということと、ワクチンの効果も多少はあるかと思います。
ただ、抗体はすぐに消えてしまうので、一度感染した人も、ワクチンを打った人も、時間が経てばまた感染をして発症しているということでしょう。
統計データを見ましても、新規感染者数も死亡者数ともに、第6波が過去最悪となっています。
つまり、感染拡大が落ち着いているわけではなく、政府やマスコミがコロナの恐怖を人々を煽らなくなったので、落ち着いているように見えるだけなのです。
2年前よりも、10倍以上も新規感染者数も死亡者数も多いわけですが、2年前は緊急事態宣言が出されました。
オミクロン株で毒性が弱まったという意見もあるかもしれませんが、感染力が強く、致死率が低いというのは、従来型からそうでした。
病床使用率が逼迫していないというのは、その通りかもしれませんが、コロナにすっかり慣れたというのもあるでしょう。
コロナが出現した直後は、いかに政府やマスコミが必要以上にコロナを恐れていたかというのが分かります。
今では、外ではマスクは不要と専門家も政府も言っており、ようやくそれが無駄だということに気づいてきたのかもしれません。
ただ、感染者数も死亡者数も多いわけですから、オミクロン株ならマスクは不要というわけではありません。
空気感染をするコロナの前には、マスクは無駄だということです。
相変わらず専門家も政府も正しい対策が分かっていませんが、皆さんには日々の健康管理を続けていただき、免疫力を高め、感染しても発症しない身体づくりを続けていただければと思います。
■家庭内感染のリスク
子どもが学校でコロナに感染し、家庭内で感染が広まってしまったというケースが多いようです。
外で感染して家庭内にコロナを持ち込んでくるのを防ぐことは難しいですし、家の中でマスクする人も少ないと思いますので、家庭内感染を防ぐのも難しいでしょう。
ただ、コロナと知らずに家族を看病していた人でも、まったく無症状だったというケースもあるため、免疫力さえ高ければ、発症せずに済む可能性は高いと考えられます。
ただし、いくら免疫力が高い人でも、短時間に大量のウイルスが体内に入ってきてしまうと、発症してしまう可能性があるため、長時間感染者と同じ空間にいるのは避けた方が良いです。
もちろん、相手が感染者かどうかは分からないとは思いますが、少なくとも風邪のような症状が出ている人とは、長時間の接触は避けたほうが良いでしょう。
家庭内や、学校、会社などで、同じ人と長時間一緒にいなければならないことも多いと思いますが、もし誰かが発症前の感染者だと、自分も感染してしまう可能性があるのは確かです。
その場合、感染自体を避けることはほぼ不可能ですが、なるべく発症しないように、免疫力の高さを維持するようにしましょう。
また、感染と発症を避ける方法として、緑茶をこまめに飲むと良いと思われますので、特に誰かと長時間一緒にする場合は、5~10分おきくらいに、一口ずつ緑茶を飲むようにすると良いかと思います。
■風邪ウイルスとの違い
コロナも風邪ウイルスも同じようなものですが、何が違うかと言えば、コロナの場合は、免疫力それほど低下していない人でも発症しやすいということでしょう。
風邪ウイルスもそうですが、コロナウイルスも、もはやどこにでもいるウイルスとなったので、ウイルスが体内に入ってきた時に、免疫力が低くなっていると、発症してしまいます。
大抵の人は免疫力が低くはないので、少量のウイルスが入ったきたところで、免疫細胞が退治してくれます。
免疫力を数値化するなら、例えば100が免疫力のマックスとして、平均を50とした場合、免疫力が30まで低下してしまうと、風邪を発症してしまいますが、コロナの場合は、免疫力が40程度で発症しやすくなるということなのかもしれません。
平均が50となると、免疫力が50以上もある人が半数以上ということなので、多くの人は感染しても発症しないということでしょう。
免疫力が低下するというのは、例えば雨に濡れてそのままにしていた場合など、寒さで風邪を引いてしまうことがありますが、こういったケースのことです。
その他、ストレスや睡眠不足、食事バランスの乱れや疲れなど、様々な要因があります。
コロナの場合は、少し免疫力が低下してしまっただけでも、発症しやすくなると考えられます。
そのため、普段から意識して免疫力を高めておく必要があるということです。
もちろん、発症前の感染者と接触してしまった場合は、ウイルスが短時間に大量に入ってくることになりますので、免疫力が多少高くしても発症しやすくなります。
これについては、風邪ウイルスでも同様ですが、コロナの場合は、より免疫力を高めておく必要があるということです。
免疫力を高めるには、日々の健康管理が必要不可欠なので、なかなか難しいという方も多いかもしれませんが、免疫力の高め方は別の記事などでも書いておりますので、そちらを参照していただくか、ネットや本などでも勉強できますので、少しでも知識を入れておくようにしましょう。