新型コロナウイルスについて35

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前回に続き、新情報なども含めて新型コロナウイルスについて検証してみたいと思います。

 

■世界と日本の現状

日本では、コロナの感染者がしばらく落ち着いていましたが、1月に入ってから新規感染者が増えてきました。
世界的にもオミクロン株が広まったきたことで、日本も増加に転じてきたようです。

日本では、アフターコロナという言葉まで出てくるほど感染が収まっていたのは、前の記事で書いたように、元々の日本人の免疫力の高さに加え、ワクチン接種による相乗効果があったからと考えられます。
ワクチン接種が進んだ韓国では感染が一向に収まっていないですし、欧米諸国でもワクチンを何度打ってもオミクロン株を抑えられないということから、ワクチンだけでは不十分ということでしょう。

ワクチンによる抗体も半年から1年ほどで、ほとんどの人の抗体が消えてしまいますし、コロナも変異を続けていて、ワクチン効果も薄れてくることから、ワクチンによるコロナ終息も夢物語となったと言えます。

IPS細胞発見の山中伸弥教授は、日本人にコロナの被害が少ないことには何か要因があるとして、それをファクターXと名付けましたが、理化学研究所によってようやくそのファクターXが何なのかが出たようです。

コロナウイルスが体内に入ってきて感染した時、これを敵と正常に認識して、免疫細胞に攻撃するように指示する機能がファクターXとのことで、これが日本人の6割の人が持っているということです。
要は免疫力のことかと思いますが、なぜ日本人が多いのかについては、まだ分かっていないようです。

このサイトで何度も書いているように、日本人の免疫力が高いのは、発酵食品をよく食べる習慣があるからだとは思いますが、免疫力を上げ下げする要因がその一つではないため、理解できない人が多いのかと思われます。

致死率の低いオミクロン株も、日本人にとっては恐るるに足りないものですが、すっかりコロナを恐れてしまっている政府やマスコミは、今までと同じ対応をするようです。
オミクロン株は、感染力は非常に高いものの、弱毒化しているようですので、きちんと健康管理をして免疫力を維持していれば問題はありません。

 

■オミクロン株

オミクロン株については、世界的に猛威を奮っていて連日のようにニュースで騒がれ続けていますが、データを見る限り、感染力は非常に強いものの、致死率は極めて低いようです。
致死率だけを見れば、インフルエンザや風邪ウイルスよりも低いので、免疫力さえ高めておけばそれほど恐れる必要はありません。

とは言うものの、重症化する人は少なくなく、死亡する人もいないわけではないので、感染者が増えればそれだけ苦しむ人が増えることになります。
なので、生まれつき病弱な人や、免疫力が低下してしまう高齢者には驚異にはなってしまうかと思われます。

致死率が低いので、むしろ感染が広まって集団免疫を獲得できるようにした方が良いのではないかという意見もありますが、これは難しいかもしれません。
感染爆発を起こしたインドでは、集団免疫を獲得できたのではないかと思われましたが、ここ最近感染者が増えてきたようですので、やはりコロナに関しては、抗体がすぐに消えてしまうために、集団免疫を獲得して終息させるということはできない可能性があります。

その集団免疫の獲得すらも、日本では中途半端に感染予防策を行っているので、感染爆発が起こらず、できないのではないかと思われます。
まぁ、日本の場合、上述のように元々免疫力が高い人が多いので、免疫力が高い人は感染しても発症しないため、感染拡大を食い止めてしまって、集団免疫の獲得というのは難しいかもしれません。

こうなると、打つ手なしということになりますが、やはり対策としては、感染自体を防ぐことは難しいので、一人ひとりが免疫力を高めて、感染しても発症しないようにすることが、最善策ということになるかと思います。

 

■ウイルスの大きさ

元々コロナは、従来型から空気感染をしているので、感染自体を防ぐのは非常に難しいものです。

ウイルスの大きさは、0.1μm(マイクロメートル)という非常に小さい大きさです。
どのくらいの大きさか、想像がつきにくいですが、1マイクロメートルは1000分の1ミリメートルで、0.1マイクロメートルというのは、PM0.1になります。

大気汚染の原因物質となったPM2.5が一時期ニュースになりましたが、この微粒子の大きさの25分の1の大きさがコロナウイルスになります。
この大きさは、不織布マスクであっても、その繊維の中を簡単に通り抜ける大きさであり、空気感染をするコロナウイルスには、マスクはほぼ無意味となります。

そのため、世界中の人がマスクをしているにも関わらず、これだけ感染が広まっているのです。
コロナも飛沫感染はしており、こちらの方がクラスターにはなりやすいので、飛沫感染を防ぐマスクは、一定の効果があると言われているのですが、コロナの飛沫感染の割合は低く、ほとんどが空気感染のため、みんながマスクをしても焼け石に水となっているというわけです。

先日、鼻だしマスクをしている人に、ちゃんとマスクをしろという人がいましたが、マスクは飛沫感染しか防げないので、鼻だしマスクでも問題ないと考えられます。
鼻にマスクをしても息苦しくなるだけのようです。

マスクに頼るのではなく、免疫力を高めて感染しても発症しないように健康管理をするようにしましょう。

 

■なぜ牛乳だけを勧めるのか

2021年末に、牛乳の大量廃棄の心配があるから、政府が牛乳を飲んでくれと訴えていました。

しかし、その要因となっているのが、政府がコロナの感染拡大を恐れて飲食店の休業を求めたり、給食がある学校を休校させたりして牛乳が売れなくなったからであり、自分で破壊した経済なのに、何を今更言っているのかと疑問を持たざるを得ませんでした。

苦しんでいるのは牛乳を売っているところだけではなく、他の食品を売っているところや、他の業界も苦しんでいるにも関わらず、牛乳業界だけ助けようとしている政府の意図がよく分かりません。

それに、そもそも牛乳を大量に飲むのは危険です。

牛乳というのは、牛の赤ちゃんのために雌牛が出しているものであり、それを人間が大量に飲むと、人によっては体質によりお腹を壊す危険があります。
栄養があるため、少量なら体に良いものですが、政府が牛乳をたくさん飲めというのは、違和感があります。

それよりも、各自が健康管理をするように、人々に訴えて免疫力を高めさせ、コロナを恐れず経済を止めずに、感染しても発症しないようにすると対応するのが、最も良いかと思われます。

 



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