面白い雑学16

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前回に続き、面白い雑学を少しご紹介させていただこうと思います。

 

■猫は高いところから落ちても死なない?

高いところに猫が登って降りられなくなり、救出されるというニュースがたまにあります。
しかし、猫はどんなに高いところから飛び降りても死なないという話もあります。

これはどういうことなのでしょうか?

確かに、猫はどんなに高いところから落ちても、死ぬことはないようです。
猫は頭も体も軽いので、頭から落ちることはなく、必ず落下中に足が下になるように本能的に体勢が変わるそうです。

人間は頭が重いので、落下すると頭が下になってしまい、高いところから落ちてしまうと、頭を強打して死亡する可能性が高いのです。
鉄アレイの片方の重りがないものを落下させると、必ず重りがある方が下になって落ちることは容易に想像できるかと思います。
人間もこれと同じようなものなので、人間が落下すると頭が下になってしまうのです。

ただ、猫も足から着地するとは言え、あまりに高いところから落ちて着地すると、足を骨折してしまうことがあるということです。
そのため、猫は高いところが平気なのではありますが、あまりに高所になると、骨折を恐れて降りられなくなることはあるのかと思われます。

猫が高所が好きなのは、外敵から逃れられて安全な上、体が軽いからという理由もあるでしょう。
しかし、登るのは爪を引っ掛けて登ることができても、降りる時は飛び降りるしかないので、あまりに高いところに登ってしまうと、怖くて降りられなくなることがあるということかと思います。

何とも微笑ましい話ではありますが、猫の習性なども知っておくと良いと思います。

 

■鳥の祖先は恐竜?

鳥は恐竜から進化したという説があり、私も信じられませんでしたが、結論としては鳥の祖先は恐竜ということで落ち着いているようです。
その根拠として、鳥の足の骨の形や数などが、恐竜と一致しているなどが挙げられています。

確かにその通りかもしれませんが、一概に全ての鳥類の祖先が恐竜とは言い切れないのではないかと思います。
鳥類にも、ダチョウのような飛べない大型鳥や、空を飛べないニワトリ、寒いところに生息するペンギン、その他様々な鳥がいるわけであり、全てが恐竜の子孫とは言えないのではないかと思われます。

なので、鳥類によって祖先が異なる可能性もあるのではないかと私は思います。

単純に鳥が恐竜の子孫ということであれば、恐竜の中でも空を飛べるようになったプテラノドンが鳥類の祖先なのではないかと考えてしまいますが、プテラノドンは翼竜という種類に分類され、鳥の祖先というわけではないようです。
どのような進化を経て恐竜が鳥になったのか謎のままのようですが、他の爬虫類や両生類などから鳥類に進化した鳥もあるかもしれません。

最初の鳥類である始祖鳥も、全ての鳥類の祖先というわけでもないようなので、全ての鳥類の祖先が恐竜とするには無理があるようにも思います。
もっと言えば、始祖鳥の祖先が恐竜かどうかというのもはっきりしません。
始祖鳥は爬虫類と鳥類の中間の特徴を持っているということは分かっていますが、恐竜の子孫とは解明されていないようです。

もちろん、まだ解明されていないだけで、その説が正しい可能性もありますが、現時点ではまだまだ不明な点が多いということは間違いありません。

鳥の祖先が恐竜というのは、確かにそうなのかもしれませんが、まだ解明されていない部分が多いということは知っておいても良いかもしれません。

 

■クローンは可能なのか

よく映画やゲームなどで、クローンを作成したという話がありますが、現実的にクローン人間を作成することは可能なのでしょうか?

法や倫理面を置いておけば、クローン人間を作成することは、今の技術であれば可能でしょう。
ただし、クローン人間といってもアンドロイドではなく、生身の人間ですので、生み出すには母体が必要です。

映画やゲームの話などでは、まったく同じ人間が同時に存在するクローンが出てきたりしますが、これは無理があります。
クローン人間を作成するには、オリジナルの遺伝子を取り出して卵子に遺伝子を組み込み、母体に宿して赤ちゃんを産んでもらわなければならないので、必ずオリジナルとクローンの年齢が異なってしまうのです。

世界初のクローン動物である羊のドリーも、オリジナルと年齢の差がありました。

ただ、通常の双子の受精卵を取り出して、一方の遺伝子を別の方に遺伝子を組み込めば、同年齢のオリジナルとクローンを誕生させることができますが、もともと双子は似たもの同士なので、あまり意味がないように思います。

それ以外の方法で、オリジナルと年齢も同じクローンを生み出すには、生物を生み出す装置でも作らない限りはできませんが、そのような装置を作る方が、クローンを作るよりも遥かに難しく、当然現段階でも無から生物を生み出す方法などはありません。

植物の種を分析し、成分を全く同じ構成にした種を人工的に作り出しても、その種は植物として生長しないという話を聞いたことがあります。
植物の種と、人工的に作り出した種は何が違うのかと言えば、生命が宿っているかそうでないかという違い以外にはなく、いかに生物を作り出すのが難しいかが分かります。

クローン人間を作る意味としては、例えば優秀な人のクローンを作って遺伝子を守っていくとか、死んでしまった恋人や家族のクローンを作るとか、昔の偉人の遺伝子があれば、その偉人をまた誕生させることができるのではないかなどが考えられますが、やはり倫理的に反対する声も多く、実現には至っていません。

これについては難しいところではありますが、許される範囲であればクローンを作り出すのも良いのではないかと私は思います。
クローン人間でなくても、動物などで優秀な遺伝子を残したり、食材として美味しい遺伝子を残すというのも良いかと思いますが、やはりクローンを大量に作るというのも難しいので、なかなかクローンの実現は壁が多いものと思われます。

こういった話も面白いので、興味がある方は色々と調べてみていただけたらと思います。

 



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