言葉の大切さ

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「ペンは剣よりも強し」という言葉があります。
その言葉通り、言葉は時として凶器よりも人を傷つける時があります。
逆に、言葉で人の心を救うこともあります。
言葉を発する時は、慎重に言葉を選ぶように心がける必要があります。

 

■言葉の大切さを知る

使う言葉によっては、人の心を傷つけてしまう場合があります。
一度本音で発してしまった言葉は、取り返しがつきません。
後で謝っても許してもらえず、その人との関係が絶たれてしまうこともあります。

口喧嘩になってしまっても、興奮して相手の心を切り裂くような言葉を発したりしないように注意しましょう。
例え冗談でも、「お前は顔が悪いからモテないんだよ」などと言ってしまった時、それが相手の触れてほしくないことだったら、取り返しのつかないことになります。

言葉は心がこもっていなくとも、人の心を左右する諸刃の剣となります。
本心では思ってしなくても、
「私にこの服、似合いますか?」
と聞かれたら、
「すごく似合います」
と、お世辞になってしまっても、人間関係に支障がないように応えた方が良いでしょう。

会話は人間に与えられた能力ですが、時として人の心を傷つけたり、救ったりする言葉となります。
言葉を発する時は、なるべく慎重に言葉を選んで、会話をするようにしましょう。

 

■語源を知る

言葉には語源があります。
この語源を知っていると、状況によって適切な言葉を使い分けたり、言葉の意味を最大限に活かせる会話ができるようになるかもしれません。

例えば、「ありがとう」なら、大昔、主君から家臣に褒美を与えられた時に、家臣が
「このようなことは有り難きことでございます」
と言ったところからきています。
「このようなご褒美を頂けるなんて、滅多にないことでございます」という意味です。
つまり、「ありがとう」は滅多にないことというのが語源です。

挨拶の「こんにちは」は、
「今日(こんにち)は、ご機嫌いかがですか?」
からきています。
同様に「おはようございます」も、
「今朝は、お早うございますね」(今朝は早くからお出かけですね)
といった感じです。
「さようなら」は、
「左様ならば、これで失礼いたします」(そういうことで、この辺で失礼します)
の「左様なら」だけが残ったわけです。

もちろん、全ての言葉に語源はありますが、全て解明されているわけではなく、語源が分からない言葉もありますが、語源を知っている言葉だと愛着が湧きますし、言葉も正確に使い分けることもできるかと思います。
色々な言葉の語源を勉強してみると面白いかもしれません。

 

■マジックワードを使う

言葉には、何度相手に発しても、相手が嫌がらないマジックワードというものが存在します。
もちろん、状況をわきまえる必要はありますが、基本的に言われた相手が嫌がるどころか、嬉しくなるような言葉です。

最も有効なマジックワードが、
「ありがとう」
です。

何か人にお世話になった時は、「ありがとう」という言葉を何度発しても、相手は喜んでくれるものです。
不思議と何度言っても、嫌がられることはありません。
逆に何度も発するほど、相手は喜んでくれるでしょう。
文字通り「魔法の言葉」です。
ただし、感謝するようなことをされてない時に発しても意味がありませんので、その辺りは状況を判断しましょう。

また、
「はい」
という言葉もマジックワードです。
相槌の時もそうですし、何かを頼まれた時も、「はい」と言って頷いてくれれば、相手も嬉しくなります。

他にも、
「嬉しい」
「すてき」
「大丈夫」
「おかげさまで」
「尊敬しています」
「楽しい」
などがあります。

状況に応じて使い分けると良いでしょう。

 

■名言を学ぶ

昔の人や、現在の人たちも、様々な名言を残しています。
その名言に触れ、かっこいい名言や励ましとなる名言があれば、心に留めておき、挫けそうな時に思い出すと良いでしょう。

例えば、
「われ事において後悔せず」(宮本武蔵)
「戦わずして勝つ」(孫子)
「成し遂げんとした志をただ一回の敗北によって捨ててはいけない」(ウィリアム・シェイクスピア)
「自分自身が何をしたいのかを、忘れてはいけません」(イチロー)
など、探せば無数の名言が見つかります。

アニメや映画などでも、自分の気に入った言葉が出てくれば、メモなどして覚えておいても良いでしょう。
インターネットや本などでも探せますので、是非色々な名言を心に刻んでいただければと思います。

 
日本語はボキャブラリも豊富で、意味も深く、美しい言語です。
もちろん、外国語でも良い言葉や名言はありますので、余裕があればそちらも勉強してみると良いかもしれません。
言葉を学ぶことで、自分を成長させ、人間関係も良好に保てるように会話をするようにしましょう。

 



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