今さら聞けない常識2

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前回に続き、知っておいた方が良い常識を少しご紹介させていただこうと思います。
以前書いた別の記事と重複する場合もありますが、ご了承いただけますと幸いです。

 

■辛いは味覚ではない?

味覚には、甘味、塩味、苦味、酸味、うま味の5種類があると言われています。
この中には辛味は含まれていません。

これには理由があり、辛味だけは舌で感じる味覚ではなく、触覚で感じる痛覚になるということです。
つまり、辛いというのは、痛いというのと同様ということになります。

だから何だというわけではないですが、激辛料理が好きな人は注意が必要です。
激辛の料理を食べ続けると、食道ガンになりやすいとされています。

恐らく、辛いものが痛覚に関わるものなので、食道が辛味によって傷つけられているからと考えられます。
辛くないと刺激が足りないという方もいらっしゃるかもしれませんが、自分の体を傷つけてしまっているものと知り、あまりに辛すぎるものは控えるようにしましょう。

 

■緑茶も紅茶も烏龍茶も茶葉は同じ?

緑茶と紅茶と烏龍茶は、実は同じ茶葉から作られています。

紅茶は、緑茶の茶葉を発酵して作られたものです。
緑茶は、ほとんど発酵されずに作られるものです。
烏龍茶はその中間で、緑茶の茶葉を半分発酵させて作られます。

緑茶はカテキンが多いので、血流を良くして心筋梗塞や脳梗塞などを防ぐ効果があります。
毎日飲むことで、ガン予防や長寿などさまざまな効果が期待できます。

烏龍茶は、体脂肪の増加を抑えてくれたり、歯周病の予防などの効果が期待できます。
紅茶は、発酵されることによってポリフェノールが増えるため、毎日飲むことで免疫力向上や肌の若返りなどの効果が期待できるということです。

どのお茶であっても、様々な健康効果が期待できますので、なるべく毎日飲むようにすると良いかと思います。

 

■枝豆と大豆の違い

枝豆と大豆は同じものということは、ご存知でしょうか?

枝豆というのは、熟していない大豆を若いうちに収穫したものです。
大豆と比較すると、タンパク質は少ないものの、ビタミンAやビタミンCは大豆より多いという特徴があります。

大豆は、味噌や納豆、豆腐、醤油などに加工されて食べる機会が多いですが、枝豆はビールのおつまみくらいの認識かと思います。
しかし、枝豆は大豆より脂質が少なく、栄養も豊富なので、積極的に食べた方が良い食材です。

最近は冷凍食品などで、手軽に食べられるようにもなってきているので、お酒のおつまみでなくても、家で食べてみるというのも良いかもしれません。

 

■なぜ土用の丑の日にウナギを食べるのか?

土用の丑の日にはウナギを食べるというご家庭も多いかと思いますが、そもそも土用の丑の日とは何でしょうか?

土用というのは、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前の18日間のことです。
立春、立夏、立秋、立冬は、季節の変わり目なので、その期間は胃腸に良いものを食べるのが良いとされてきました。

丑の日の「丑」は、十二支の「うし」のことで、日付に十二支を割り当てています。
そのため、夏によく聞く土用の丑の日というと、立秋前の18日間のうちの丑の日に当たる日ということになります。

では、なぜ土用の丑の日にウナギを食べるのでしょうか?

そもそもウナギの旬は秋から冬にかけてで、夏ではありません。
それなのに、夏にウナギを食べる習慣があるのは不思議な感じがします。

最も有力な説は、江戸時代にウナギ屋さんが夏にウナギが売れず、エレキテルの発明で有名な平賀源内に相談したところ、キャッチコピーとして「本日丑の日」というキャッチコピーを出し、「土用の丑の日にウナギを食べて夏バテを防ごう」と考案したというものです。

これによって、土用の丑の日にウナギを食べるという習慣が定着したものと考えられています。
ウナギは確かにビタミンAなどの栄養が豊富で夏バテ予防にも効果的です。

しかし、近年は日本の乱獲などの要因で、ウナギの数が激減して絶滅危惧種となり、高級食材のようになっています。
まぁ、地球温暖化によって日本にウナギが来なくなっているだけかもしれませんが、いずれにしても日本での漁獲量は減っているため、なかなかウナギを買えないというご家庭も多くなっているかもしれません。

土用の丑の日にウナギを食べることも難しくなっていますが、季節の変わり目は体調を壊しやすいというのは現代でも同じですので、ウナギでなくとも健康的な食材を食べるように心がけましょう。

 



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