新型コロナウイルスについて22

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前回に続き、新型コロナウイルスについて、新情報を含めて色々と検証してみたいと思います。

 

■なぜリバウンドが起きるのか

東京では新規感染者数が増えているにも関わらず、2度目の緊急事態宣言が解除されました。
緊急事態宣言が解除される前から、新規感染者数が増えていたわけですから、緊急事態宣言の効果が薄いというのは誰の目にも明らかなことでしょう。

気温が暖かくなれば感染者数や重症者数が減ってくると、このサイトで書いてきましたが、新規感染者数が増えてしまっているのは、経済規制による免疫力低下が原因かと思われます。

1回目の緊急事態宣言解除後も、夏なのに感染者数が増え、第二波と呼ばれる波がありました。
気温が高ければ人の免疫力が上がるのに、感染者数が増えたのは疑問がありましたが、やはり経済規制による免疫力低下のせいなのでしょう。

何度も書いているように、経済規制や自粛要請によって外出の機会が減るため、運動不足となったり、ストレスが溜まったり、日光によるビタミンD生成も少なくなってしまいます。
こういった要因によって、免疫力低下が起こり、新規感染者が増えてしまうと考えられます。

それと、第二波の時は気温が暑すぎたために、免疫力低下を招いていたのかもしれません。
基本的に人間は、気温が高い方が免疫力が上がる人が多いのですが、暑すぎても運動量が減ったり、自律神経が乱れるなどの要因で免疫力低下を起こしてしまうことがあります。

しかし、第二波の時も、今のリバウンドの時も、重症者が少ないというのは、やはり気温による免疫力の違いによるものかと思われます。
寒いと免疫力が低下してしまい、重症者も多くなってしまいますが、気温が上がれば、みんなの免疫力が底上げされるため、新規感染者数が増えたとしても、重症者は減るということかと思います。

もちろん、緊急事態宣言解除によって、ようやく開放された人たちが、一気に外出して感染を広めてしまうという要因もあるかと思います。
ただ、それだけでは説明できないことが多々ありますので、免疫力についてを考慮しなければならないということです。

また、感染者数が増えている理由として、変異ウイルスが猛威を奮っている可能性もあるかと思います。
変異ウイルスついては、また後日書かせていただこうと思いますが、変異ウイルスによるものであったとしても、経済規制をしたせいで人の免疫力が低下し、感染が広まっているということでしょう。

 

■口呼吸と鼻呼吸

マスクをはずす飲食店やカラオケ店などでクラスターが起きていて、マスクの重要性が報じられていますが、マスクの重要性と言うよりは、口呼吸か鼻呼吸の違いかと思われます。

確かに、そういったお店ではマスクを外しているのかもしれませんが、コロナは空気感染をしていると思われるため、口から息を吐くことが多くなる場所ではマスクをしていても、感染が広まると考えられます。

鼻呼吸の場合は、鼻毛や鼻の粘膜などによってフィルター効果があり、ウイルスが放出される量が少量になりますが、口呼吸の場合は肺にいるウイルスがほぼ直接的に放出されることになり、口からの方が大量に息を吐き出すことになるので、ウイルスが一気に放出されます。

そのため、鼻呼吸の時が多いであろう学校やオフィス、映画館や満員電車などではクラスターが起きづらく、飲食店やカラオケ店、ライブ会場などでは口呼吸の機会が多くなるために、クラスターが起きやすいのでしょう。

もしコロナが空気感染でない場合は、マスクをしている人も多いですし、飲食店でマスクをはずすと言っても、広範囲にウイルスが飛び散るはずがありません。
飲食店で仲間内だけの感染は考えられますが、他の席の人まで感染が広がってしまうのは、空気感染している以外では説明できないことです。

つまり、飲食店でクラスターが起きていること自体が、空気感染であるということの証拠です。
コロナは飛沫感染とエアロゾル感染だけで空気感染はしていないと言っている人も多いですが、空気感染の場合でも、口からの方がウイルスが飛び散りやすいということです。

そもそも、エアロゾル感染というのは、咳やくしゃみをした時にウイルスが放出され、それが空気に乗って他の人に感染が広まるというものですが、咳やくしゃみをした時に放出されるウイルスは、唾液などの水分にウイルスが付着しているため、すぐにほとんどのウイルスが地面に落ちるのです。

それが広範囲に広がるということは考えられず、クラスターが起きているということは、呼吸によって水分に付着していないウイルスが、主に口から空気中に放出され、空気中に漂う時間が長いために、空気の流れによって他の人の肺に到達しているとしか考えられません。
これが空気感染というものです。

空気感染を完全に防ぐのは難しいため、感染を防ぐよりは、感染しても発症しない強い免疫力を維持することが重要ということです。

 

■年齢による免疫力低下

コロナについても、若い人は重症化までいくことはなく、高齢者の方が重症化、死亡する人が多いことはデータで出ている通りです。
これも免疫力の違いによるものですが、高齢者だから必ず免疫力が弱くなるというものではありません。

免疫力も筋力と同じと言えます。
筋力も、年齢とともに衰えるのは間違いないのですが、普段運動している人は筋力を維持できているので、歳を取ってもそれほどの衰えはありません。
逆に、若者の運動不足によって、若い人の方が筋力が不足してきているというデータも出てきています。

筋力が少ないと、筋肉痛が遅れてくると言われていますが、高齢者でも筋力を維持している人は、激しい運動をした後の筋肉痛は次の日にきますが、若者でも運動不足の人は、筋肉痛が2日後にきます。
つまり、年齢よりも、運動しているかどうかによって筋肉量が変わり、筋肉痛が起きるタイミングが変わるということです。

免疫力も同様で、若い人の方が何もしなくても免疫力を維持できるのですが、高齢になっても意識して免疫力を高めることで、強い免疫力を維持できるのです。
高齢の方であっても、発酵食品やビタミンDを含む食品を食べたり、軽い運動を続けるなどで免疫力を維持すれば、コロナに感染したとしても、発症や重症化は抑えられるでしょう。

若者にコロナの感染者が多くなっているというのは、若者の食の欧米化のせいと考えられます。
和食は発酵食品が多いので、免疫力を強くする効果が高いですが、肉をメインとしたり小麦粉ばかりを使うような洋食は、免疫力をあまり高めてくれません。

ただ、若者であればもともと免疫力が高いため、重症化率は低いということです。
学校でのクラスターが少ないのも、子どもの免疫力が高いためです。

別にウイルスが、相手が子どもだから感染していないというわけではありません。
ウイルスは平等に広まっているわけであり、年齢や国によって感染者数に差が出るのは、免疫力の違い以外にはないのです。

子どもでも家庭内感染などで発症してしまう例もありますが、子どもの免疫力は高いので、免疫細胞がコロナを退治してくれます。
しかし、多少免疫力が高くても、ウイルスが一度に大量に体内に入ってくると、ウイルスを退治するのに時間がかかるため、発症してしまうこともあるということでしょう。

また、スポーツ選手やボディビルダーなど、筋力をつけている人は風邪を引きやすいと言われています。
これは、運動すること自体は免疫力を高めてくれるのですが、激しい運動を続けると、活性酸素が増えてしまい、体を錆びさせてしまうということが分かっています。

これにより、免疫力が低下してしまいますので、コロナも発症しやすくなってしまいます。
軽い運動を続けるのは免疫力を高めてくれますが、激しい運動は免疫力にとっては逆効果となりますので、注意が必要です。

ボディビルダーや筋トレマニアの方は、プロテインを大量に摂取する人も多いですが、そればかりでは栄養が偏ってしまいますので、バランスの良い食事も重要です。
発酵食品や、ビタミンDを含む食品を多く摂ることで、免疫力増強が期待できますので、食事にも気を遣うようにしましょう。

ご高齢の方も、歳を取ってしまったと諦めずに、免疫力を保つようにしていただければと思います。

 



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