新型コロナウイルスについて17

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前回に続き、新型コロナウイルスの新情報や対策などについて考えてみたいと思います。

 

■空気感染している?

先日、新型コロナウイルスは空気感染するという研究結果が出たとネットニュースにありました。

私も何度か空気感染を疑い、過去の記事にも少し書いていましたが、エビデンスがなかったために確信が持てませんでした。
しかし、やはり空気感染をしていると考えれば、他の様々な統計データにも辻褄が合うので、空気感染をしていると見て間違いないと思います。

空気感染をすると言っても狭い範囲ということかと思いますが、感染者の近くにいると数時間程度で感染してしまうと考えられます。
空気感染というのは、感染している人の呼吸によってウイルスがばらまかれて、近くにいる他の人の呼吸によって感染するというもので、今まで考えられていた咳やくしゃみによるエアロゾル感染とは全く異なります。

エアロゾルや飛沫ならマスクで感染がある程度防げるかもしれませんが、空気感染となると、ウイルスは飛沫に付着しているわけではないので、小さなウイルスはマスクの隙間を通り抜けます。
そのために、マスクをしているにも関わらず、飲食店やイベント会場などでもクラスターが発生しているのかと思われます。

コンビニやスーパー、満員電車、美容院、歯科医院などでクラスターの事例があまり報告されていないのは、接触時間が短いからでしょう。
つまり、感染を防ぐのに効果的なのは、人と人との距離ではなく、接触時間を短くする方が効果的ということです。

もちろん、距離も重要ではあると思います。
長く人と接する場合は、距離が遠いほど感染のリスクは抑えられるはずです。
しかし、接する時間が短ければ、多少接近しても問題はないと私は考えます。

要は、瞬間的に接近して感染するという可能性は極めて低く、長い時間近くにいると感染リスクが高まるということなのかと思われます。
ただ、感染した時に発症するかどうかは、以前も書いているように、ウイルスの量がどのくらい入ってきたかということと、その人の免疫力に関わってくるという点は変わりないと思います。

対策としては、室内の場合、換気はある程度は有効であると考えられます。
室内の場合は、加湿器などで湿度を高めることも多少は有効でしょう。
湿度が高くなれば、空気中のウイルスが水分と付着して下に落ちやすくなるためです。

マスクやフェイスシールドなどは効果は低いと思われます。
マスクも多少のフィルター効果があるかもしれませんが、空気感染の場合はフィルター効果は低いでしょう。

飛沫であれば、ウイルスは唾に付着しているのでマスクで多少は飛散を防げますが、空気感染の場合はウイルスが水分に付着しているわけではなく、直接小さなウイルスが空気中を漂うことになるので、フィルター効果も低いのです。

布マスクをしていれば、20~40%の感染を防げるという研究結果を出しているところもあるようですが、それはエアロゾル感染の話だと思いますし、逆に言うと、マスクではエアロゾル感染ですら60%以上も防げていないということになります。

フェイスシールドは、飛沫やエアロゾル感染には有効かもしれませんが、空気感染となるとフィルタにすらならないので、コロナ対策としてはほぼ無意味と言って良いかと思います。

また、手の消毒なども、空気感染の前では全くの無意味です。
まぁ、コロナも飛沫や接触感染がありますので、100%無駄ということではありませんが、そもそもマスクや消毒では感染を止められないという認識を持つべきかと思います。

人との距離を空けることと、接触時間を短時間にするということも重要ではありますが、距離を取っていても、感染者の風下にいると、ウイルスを大量に吸ってしまう危険もあります。
感染対策をしていても、感染者と接した時にばらまかれているウイルス量や、感染を受ける人の免疫力によって発症するかどうかが異なるので、100%安全ということはありません。

空気感染をしているとなると、感染自体を抑えるのは非常に難しいことです。
しかし、このサイトで当初から書いているように、免疫力を高めていれば、高確率で発症を防ぐことができるのです。
感染を防ぐのではなく、発症を防ぐという考え方にみんなが切り替えていただければ、収束に向かうと私は考えます。

 

■寒さと免疫力

北半球は冬に近づいて寒くなってきたので、ヨーロッパでは新型コロナウイルスが再拡大し、各国でまた外出規制など対応に追われたり、規制は止めろとデモが行われたりしているようです。

ヨーロッパで感染が再拡大しているのは、やはり寒さにより免疫力が低下しているということもあると思います。
また、厳しい外出規制により、太陽光に当たらないためにビタミンDが欠乏したり、運動不足やストレスにより、免疫力が低下しているという要因もあるでしょう。

日本でほぼ横ばいなのは、健康志向の人が増えているからかもしれませんが、これからもっと寒くなってくるので、注意が必要です。
欧米でも健康志向の人は増えているとは思いますが、やはり発酵食品を食べる習慣があまりないので、コロナ対策としては不十分なのかもしれません。

欧米人が毎日味噌や納豆を食べるということは難しいかもしれませんが、せめてヨーグルトやチーズなどを毎日食べてもらうようにすれば、だいぶ違うと思います。

中国では、特に免疫力で抑え込んだというわけでもないのに、ほぼ収束したような不思議な状況になっています。
恐らく中国は独裁国家で超監視社会なので、感染者を監視カメラで徹底的に追跡し、接触した人を強制的に隔離しているというのは以前も書きましたが、発症してしまった人は処分しているという可能性もあります。

感染が確認されれば隔離されるので、遺族にはコロナで死んだと伝えれば、真相は分からないことです。
可能性の話なので真実は分かりませんが、他に収束した理由が見つかりません。

過去にも何度も書いてきたように、免疫力を低くする要因は、寒さだけではありません。
外出規制により、人としての通常の生活が行われなくなれば、免疫力に与える影響は大きくなり、免疫力が低い人が増えればますます感染が広がって、重症者も増えやすくなります。

そういうわけで、外出規制はコロナに対して逆効果であることは、今までも書いてきた通りです。
寒さによっても免疫力が下がってしまうので、いち早く免疫力によって発症を防ぐという考え方に切り替える必要があります。

 

■インフルエンザとの関連

オーストラリアや日本などでは、今年はインフルエンザの患者が例年に比べて非常に少ないという報告もあるようです。
これは、マスクや消毒をみんなが行っているからでしょう。

マスクや消毒は、インフルエンザ対策には非常に有効です。
インフルエンザは主に飛沫感染なので、コロナ対策で行っているマスクや消毒が非常に有効なのです。

しかし、新型コロナウイルスに関しては前述したように、空気感染をしていると考えられるので、マスクや消毒は効果的ではないのです。
なので、欧米諸国でマスクや消毒を徹底しているにも関わらず、新型コロナウイルスの感染拡大が収まっていないと考えられます。

インフルエンザとコロナの二重感染をした場合に、重症になりやすいという専門家の警告もありましたが、現在行っているマスクや消毒は、インフルエンザには有効なので、それほど心配はないかもしれません。
インフルエンザについてはワクチンもあるので、心配な人は受けておいた方が良いかもしれませんが、免疫力さえ高めていれば、ワクチンを打たなくとも、インフルエンザもコロナウイルスも防げるものです。

すでにテレビのニュースでも、新型コロナウイルスに対する抗体が数ヶ月しか保たないということは報じており、コロナのワクチンについても持続性が問題視され始めています。
このことからも、抗体ではなく、人の免疫力で菌やウイルスを防ぐことの重要性が分かるかと思います。

また、免疫と抗体を混同して報じているマスコミも多いですが、免疫力というのはあらゆる菌やウイルスから体を守る力のことで、抗体というのは、特定のウイルスに対して防御する力のことです。
従って、コロナに対する免疫と書いてあるのは適切な表現ではありません。

テレビのニュースでは、なぜ免疫力の高め方をかたくなに報じないのかはよく分かりませんが、免疫力を高めることこそ、真のコロナ対策かと思いますので、みなさんにも免疫力の維持を心がけていただければと思います。

 



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