面白い雑学11

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前回に続き、面白い雑学を少しご紹介したいと思います。

 

■服装の色による違い

季節によって着る服の色を変えるというのは、とても有効です。

白は光を反射しやすく、黒は光を吸収しやすいという特徴があります。
そのため、夏は白い服を、冬は黒い服を着るのが良いとされています。

スキー場のゲレンデで、結構日焼けしてしまうのは、雪によって太陽光が反射して、日が当たりやすくなってしまっているからです。
白は光を反射しやすいため、夏に白い建物に囲まれたところにいると、かなりの暑さになってしまうので、注意してください。

夏に白い服を着ていれば、太陽光を反射しやすいということですので、服に熱がこもりにくく、暑さを軽減できます。
逆に、冬は太陽光を吸収しやすい黒い服を着ていれば、服に熱がこもり、暖かくなりやすいです。

もちろん、白と黒だけだとファッション性がなくなってしまいますので、夏は白に近い色、冬は黒に近い色にすると良いと思います。

白に近い色というのは、明るめの色です。
どんな色でも、薄めの色であれば、多少の光の反射効果は得られるでしょう。

黒に近い色というのは、暗めの色です。
こちらも、どんな色でも濃いめの色であれば、太陽光の吸収性が高まると思います。

色による光の吸収性を理解し、より良い服装で過ごすようにしましょう。

 

■人に与える色の影響

服装の色によって、人への見え方が変わります。

まず、白い服は膨張色とも言われていて、目の錯覚により少し太って見られてしまう可能性があります。
逆に黒い服は少し痩せて見える効果があります。

これは、輪郭である境界線部分がはっきり見える白い服の方が面積が少し大きく見え、黒い服の場合は境界線が影のようになるので面積が小さく見えるためと思われます。

また、服の色によって、他人に与える印象も変わります。
もともと色には、それを見た人によって様々な効果があると言われています。

例えば、黄色は注意を喚起する、赤は興奮させる、青は冷静にさせる、緑は癒やしを与えるなどがあります。
これを利用すれば、自分が着ている服の色を変えることで、人に与える印象を変えることができます。

白系の服は清潔感、赤は情熱的、青は落ち着いた印象、黄色は注目を集める、ピンクは明るい印象などです。
特に女性の方は、こういった色も意識して服を着こなしていらっしゃる方が多いと思いますが、ファッションに色を強く意識して取り入れるのも良いかもしれません。

 

■服装の視覚効果

似たような話で、視覚効果で太って見えてしまったり、痩せて見えることがあります。

例えば、横縞のボーダーを着ると目の錯覚で太って見えてしまいます。
逆に縦縞のボーダーなら痩せて見える可能性があリます。

これは、縞模様がそのラインに沿って圧縮して見えるためと思われます。
これを利用するなら、縦縞のボーダーを着れば痩せて見える可能性があるということです。

ただ、横縞のボーダーも着こなしによっては、痩せて見えることもあります。
横縞のボーダー服の上から黒系のジャケットを羽織れば、スリムに見えるはずです。

内側が膨張服なのに対して、ジャケットによって端のラインが隠れ、さらにジャケットの砂時計のような形でウエストが引き締まって見えるような効果があるためと考えられます。

また、ごく当たり前のように使われている手法で、女性が足の甲を見せる靴を履くというものがあります。
ハイヒールの場合が多いとは思いますが、足の甲を見せることで、脚が長く見える錯覚を起こさせるためです。

服の着こなし方で、与える印象が大きく変わるものですので、スタイルを気にしている方は、色々と考えてみると面白いかもしれません。

 

■コロニーは作れるのか

話は大きく変わりますが、以前、人工的に重力を作るのは難しいということを書きました。
そのため、アニメなどによく出てくるコロニー(宇宙空間に作る人工の植民地)は難しいのではないかと考えられます。

万有引力の法則により、あらゆる物質は他の物質を引きつけるという特徴があります。
さらに、物質の質量が大きければ大きいほど、その引力も大きくなるということです。

惑星ほど大きな物体ともなれば、その引力は相当なものとなりますが、その上に存在する動物や人工物などでは、質量が軽すぎるために引力がほとんど生じません。

大きな物体を作れば、大きな引力が生じることになるので、宇宙空間でも引力があるその物体の上で生活ができるようになるかもしれませんが、それなら最初から存在している惑星を住めるようにした方が早いと思われます。

惑星には酸素も水もないとおっしゃるかもしれませんが、それは人工的に作った物体でも同じことです。
どこかの惑星に地下を掘って地下空間を作り、そこに酸素や水、食料などを備蓄すれば住むことができるかもしれません。

ただ、これの問題は、惑星の位置や軌道を変えるのが難しいということでしょう。
地球から物資を供給し続けることは難しいので、その星で自給自足できるようにしなければなりませんが、太陽との距離によっては作物を育てることができない可能性もあります。

しかし、人工的に大きなコロニーを作るよりは、条件がそろった適度な惑星を選んで地下に住めるようにした方が現実的とは思います。
まぁ、そういったことをするにしても、実現はもっと先の話とは思いますが、地球以外の定住先を考えるなら、もともと重力がある惑星の方が良いと私は思います。

 



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