新型コロナウイルスについて11
前回に続き、新型コロナウイルスについて色々と検証してみたいと思います。
■日本政府のコロナ対策は正しいのか
日本の感染者数と死亡者数が少ないということから、日本の政府の対策が評価され始めていますが、日本政府のコロナ対策は正しいのでしょうか?
5月に入ってから感染者数が減ってきたのは事実かと思われ、外出規制や休業要請の効果が出てきたとは思います。
外出規制をすれば、感染者数の増加が鈍化するのは当然ですが、これによるデメリットは今まで何度も書いてきた通りです。
ただ、日本人の感染者数が少ないのや、致死率が低いというのは、政策が良かったわけではないと考えます。
そもそも、日本のコロナ感染は2月くらいから始まっており、欧米諸国よりも早かったですが、安倍政権はしばらく何も対策をしていませんでした。
その後、欧米の各国で感染が急拡大しましたが、日本の感染拡大は少しずつという印象があったかと思います。
日本政府が3月くらいまで何もしなかったのは、東京オリンピックの延期が決まっていなかったので、動きが遅かったのです。
3月下旬にオリンピックの延期が決まってから、急に対策を取り始めましたが、その段階で、すでに日本の感染拡大が緩やかだったことは分かっていたのです。
日本政府の対策は他国と同様、外出規制や休業要請といったもので、目新しい政策というわけではありません。
つまり、感染者数が少ないことや、致死率が低いのは、日本政府の政策のおかげではないということです。
では、なぜ日本の感染者数や致死率は低いのでしょうか?
これについて、専門家も明確な答えが出せない人が多いのですが、このサイトでは何度も書いてきました。
やはり、日本人の免疫力が他国の人たちよりも高いということでしょう。
感染しても免疫力が高い人は無症状で収まり、その人はそれ以上感染を広めないので、そういった人が多ければ、感染拡大が緩やかになるということですし、免疫力が高い人が多ければ、致死率も低くなると考えます。
なぜ日本人の免疫力が高いかと言えば、味噌や納豆などの発酵食品をよく食べるという習慣が免疫力の活性化につながっているということでしょう。
免疫力の上げ方はそれ以外にも色々とありますが、他国と比べて違う点というと、この発酵食品の影響が大きいと思います。
免疫力が上がれば、ウイルスだけでなく、がん細胞などの繁殖も防ぐことができるので、日本人の平均寿命も世界一になっていると考えられます。
■ワクチンは完成している?
イギリスではコロナウイルスに対するワクチンが完成していて、9月には予防接種が実施される可能性があるということでした。
私としては、あまりワクチンに頼ることなく免疫力で防いでほしいとは思いますが、コロナについてはこれだけ感染が拡大し、世界の経済に大きな影響を与えてしまっているので、ワクチンを使用するのはやむを得ないとも思います。
ただ、ワクチンは注意しなければならないことがあります。
まず、9月にワクチンの予防接種をするというのはかなり予想よりも早く、安全性の確認ができているのかの心配があります。
ワクチンというのは、ウイルスを無毒化して体内に注入し、人の免疫によって抗体を作らせるというものですが、免疫力が著しく低い人があるウイルスのワクチンを使って、そのウイルスに感染してしまったという事例もあるのです。
そのため、あまりに性急にワクチンを接種させるのは危険である可能性があります。
もちろん、今回のコロナについては経済的打撃も深刻で、ワクチンの開発や審査なども早くやらなければならないのですが、安全性の確認が十分にできていなければ、ワクチンによって逆に感染が拡大してしまったり、副作用が出てしまうなどの懸念もあります。
次に、コロナウイルスもすでに何種類か存在しているのではないかという点です。
インフルエンザもA型、B型など、繁殖を繰り返すうちに変異をして複数種類になっています。
そのため、インフルエンザの予防接種も1つの種類のインフルエンザウイルスにしか効きません。
コロナウイルスも複数種類になっているという報告もあり、ワクチンを使用しても、別のコロナウイルスに感染する可能性もあります。
そのため、ワクチンを打ったから必ずしも安全というわけではないので、注意が必要です。
この場合、それに合わせて複数種類のワクチンを作り、何度も注射を打たなければならないということにもなりかねません。
自分で免疫力を高めている人は、どの種類のコロナウイルスでも、感染したとしても発症するリスクが低くなります。
今回はワクチンに頼るのも仕方ないことではありますが、こういったことがあるので、皆さんも免疫力の維持には努めていただきたいと思います。
■マイナンバーカードの扱い
国民全員に一律10万円の給付金が支給されると決定され、5月から申請が始まりました。
マイナンバーカードを持っている人は、郵送申請よりも先に申請でき、給付も早まるということで、オンラインによる申し込みが先行しました。
しかし、ニュースによれば、このマイナンバーカードによるオンライン申請は、致命的におかしい点が浮かび上がってきました。
マイナンバーカードのICチップデータを読み取るために、PCとカードリーダーが必要になるのは仕方ないかもしれませんが、さらに住所などの情報をオンラインで入力させているようなのです。
この入力されたデータと、住民基本台帳に登録されているデータを、役所の所員が1件ずつ手作業で照合しているとのことなのです。
正直、これには呆れてものも言えませんでした。
そもそもマイナンバーさえあれば、その番号から住所等のデータを取得することができるはずなので、オンラインで入力してもらう必要はありません。
マイナンバーカードにより本人認証ができているのに、何のために住所等のデータを照合しているのでしょうか?
もっと言えば、マイナンバーカードの作成時にパスワードを設定しているので、マイナンバーとパスワードのみで認証も可能なはずです。
あとはシステム側のセキュリティの話なので、しかるべきIT業者に頼めばセキュリティ上の問題もクリアになります。
さらに、同じ人のマイナンバーカードによるオンライン申請が、何度もできてしまうという欠陥もあったようです。
サーバーの負荷により、オンライン申請完了のメールがなかなか届かず、不安になって何回も申請してしまったという人が多かったようなのですが、マイナンバーは他人と重複しない番号ですので、一度その番号の人が申請したら、二度目はエラーとすべきです。
しかし、それができずに重複して受け付けてしまったということは、明らかにシステムの不具合か設計ミスでしょう。
つまり、しかるべきIT業者ではなく、政府が手なづけている技術力の低い業者にシステムの開発を頼んでいるということかと思われます。
これらの影響で、オンラインで申請するより郵送の方が早いとか、役所の方でも郵送でお願いするという、他の国では考えられないような事態になってます。
このことから、いかに安倍政権の政治家の方々やお役所仕事の方々の頭脳の程度が低いかが分かるというものです。
民間企業はITの導入が進んでいますので、日本のIT技術が低いのではなく、政治家たちのIT知識やそれを活かす頭脳がないということですので、そこだけは勘違いしないでいただきたいと思います。
現在の安倍政権では全員IT知識が乏しすぎて、このままでは国のIT化は全く見込めせんので、早急に別の政権に変わっていただかなければなりません。
皆さんも、くれぐれもこのことを認識していただき、次の選挙ではしっかりと考えていただきたいと思います。