新型コロナウイルスについて10

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前回に続き、新型コロナウイルスについて色々と検証してみたいと思います。

 

■ウイルスと共存することはできるのか

スウェーデンなどの国では、Withコロナと言って外出規制を解除して集団免疫の獲得を目指そうしており、他の外出規制をしていた各国もウイルスとの共存を目指すという方針で外出規制を解除するところが出始めてきましたが、そもそもコロナウイルスとの共存は可能なのでしょうか?

集団免疫の獲得はもちろん有効なのですが、これはウイルスの共存とは違います。
共存ということは、文字通り人間もウイルスも共に生きるということですが、免疫でウイルスを殺す場合は共存にはなりません。

人間は菌とは共存しています。
人間の腸内には、およそ100兆個、1000種類もの菌が存在すると言われています。

これらの菌が存在することで、免疫力を高めたり、便の排泄をうながしたりします。
もちろん、悪影響がある菌もいますが、食事を気をつけることで健康を保つことができます。

しかし、ウイルスと共存という話は聞いたことがありません。
ウイルスというのは細胞膜がなく、動物に寄生することで初めて細胞膜を得て繁殖することができ、体内でウイルスが繁殖すると、生きていくのに必要な細胞を破壊し始めるので、ウイルスは人間にとっての敵となります。

風邪を引くのもウイルスが体内に侵入してきて起こるもので、インフルエンザウイルスも同様です。
今回の新型コロナウイルスも当然同じですので、共存するという言葉はおかしいということになります。

集団免疫の獲得を目指すなら、共存するという言葉を使うのは違うかと思います。
集団免疫を獲得すれば、人々の免疫によってウイルスの繁殖を押さえつけられる状態となり、ウイルスを鎮圧するということです。
この状態も共存とはならず、完全に鎮圧できた場合は人間の勝利ということになります。

基本的にウイルスというのは、人間にとっての天敵であり、天敵を体内に有して共存するということはありません。
勝つか負けるかであり、負けというのは、その人が発症して重症化し、死ぬことを意味します。

 

■集団免疫は獲得できるのか

集団免疫という言葉も、少しおかしいとは思うのですが、正確には集団抗体の獲得かと思います。
今回のようなウイルスの感染が拡大しすぎると、免疫力が低い人は死んでしまいますが、残った免疫力の高い人たちが生き残り、その人たちには抗体ができますので、多くの人たちが抗体を持つことで、それ以上ウイルスが感染拡大できなくなる状態のことを集団免疫の獲得と呼んでいます。

集団免疫ができてしまえば、それ以上ウイルスを恐れる必要はありませんので、その国は普段の生活に戻ることができます。
ただし、何度も書いているように、免疫力が低い人は死んでしまいますので、国民全員の免疫力の底上げが必要です。

外出規制は免疫力の低下につながりますので、一度外出規制をしてしまうと、集団免疫の獲得を目指すというのも危険な状態になります。
そのためにも免疫力を上げる必要があり、みんなの免疫力を高く保てば、多くの人が感染しても無症状で終わり、集団で抗体を持つことができます。

そのウイルスに対する抗体ができると、また同じウイルスが体内に入ってきても即座にウイルスを退治することができますので、二度感染することもありませんし、ウイルスも体内で繁殖しないので、それ以上感染を広げることもありません。

地域でおよそ6~7割の人が抗体を持てば、集団免疫を獲得できると言われています。
今回のコロナウイルスについても、感染拡大と外出規制と解除を繰り返して、長い時間をかけて集団免疫の獲得を目指すという国が多いようです。

東京都では、抗体保有率が0.6%だったというデータが出ていました。
献血をした人の中から無作為に500人の血液を検査をしたとのことで、他国と比べるとかなり対象数が少ないですし、献血をしにくるような人は自分自身が感染していないという自信がある人が多いと思われるので、データの信頼性はあまり高いとは言えませんが、私の予想よりはかなり低い数値だったことは否めません。

東京都も広いので、新宿近辺などでは相当感染者数は多いと思われますが、都心を離れると感染者がほぼ0の地域も多いので、平均すると少なかったということなのかと思います。

もちろん、マスクや消毒などによる感染予防などが功を奏しているということも大きいとは思いますが、それに加えて、日本人は免疫力が高い人が多いので、感染しても無症状で終わる人が多く、無症状感染者はそれ以上感染を広めていないため、感染拡大も緩やかだったということもあるかと思います。
しかし、この分では、集団免疫の獲得に至るまでは、何年もかかってしまうということになるでしょう。

そのため、感染予防をしている人は、集団免疫の獲得できるまでずっとマスクをし続けなければならないということになります。
もはやウイルスは0にならないので、外出規制を解除して感染拡大が起き、また外出規制をしてということを繰り返すことになると思いますが、完全な終息までは長い年月がかかってしまうということです。
その間の経済への打撃は、計り知れません。

コロナウイルスのワクチンが完成すれば、多くの人が抗体を持たせることができますが、安全性などの審査を厳しく行う必要があり、まだまだ時間がかかるものと思われますし、その間にウイルスが進化して何種類かのコロナウイルスが誕生していると、また別のワクチンを作らなければならないなど、多くの問題があります。

ただ、夏の間は暑さにより、人間の免疫力が上がりやすくなるので、一時的にウイルスの活動が収まる可能性は高いと思われます。
そのため、第二波の感染拡大がそれほど大きくない可能性もありますが、当然、秋冬になれば寒くなってきますので、寒くなってくれば免疫力が下がってしまう人が多くなり、インフルエンザのように冬に猛威を振るうという可能性は高いでしょう。

抗体ができるまでは免疫力を維持しなければなりません。
私も感染しても発症しないように気をつけてはいますが、抗体ができているかどうかが分からないので、免疫力が低下しないように自己管理を徹底するようにしています。
皆さんも、意識して免疫力の維持に努めていただければと思います。

 

■コロナに関連する自殺者

すでに、外出規制や休業要請などで、経済的な理由により、自殺をしてしまう人が少しずつ出てきてしまっているようです。

しかし、4月の日本の自殺者数は、例年4月の自殺者数より20%低下したというデータが出ていました。
もともと日本人の自殺者数が多すぎるということもありますが、これは学校や会社が休みになり、いじめやパワハラなど人間関係のトラブルが減ったというのが大きな要因かと思われます。

特に4月は入学や入社の季節で、憂鬱になる人も多く、毎年4~5月は自殺者が多かったので、今年はその減少が顕著に現れたということなのかと思います。
新入社員も、今年はいきなりリモートで研修や仕事をしているところも多く、人間関係によるトラブルも少なかったのでしょう。

ただ、問題は今後、経済的理由による自殺者が増えてくる可能性が高いということです。
旅行業界、宿泊業界、外食産業、アパレル業界、スポーツ業界、芸能業界など、多くの業界が経済的に苦しんでおり、追い詰められて倒産しているところも日毎に増えています。

経営者は借金を抱えてしまいますし、こういった業界で働いていた人たちも職を失い、他で働きたくとも転職がうまくいかずに路頭に迷うという人も出てきています。
ネットカフェで寝泊まりしていた人たちも、ネットカフェが休業していることで宿泊するところを失ったりして、ホームレスとなって路上生活になってしまった人も多いようです。

そのような人たちの貯金が底をついてくれば、自殺を選択するという人も少なくないと思われます。
もしくは、窃盗や詐欺、強盗や殺人などの犯罪に走るという人が出てきてしまう可能性も高いでしょう。

人が死んだら生き返らないのと同様、潰れてしまった会社は元には戻らないのです。

外出規制をしてしまったので、もはや手遅れではありますが、1日でも早く規制を緩和して経済的損失を和らげる必要があるとは思います。
ただし、外出規制による免疫力の低下が懸念されますので、国民全員が免疫力を高めるという指針も打ち出していただきたいと思います。

 



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