医療の知識19
前回に続き、健康に役立つかもしれない知識を少しご紹介させていただければと思います。
■関節痛
関節痛は筋肉の痛みではないので、マッサージをしても効果がない場合が多いです。
以前このサイトで書いておりますが、関節の炎症の場合は、湿布などで冷やせば治る可能性は高いです。
しかし、炎症でない場合は冷やしても効果はありません。
関節のズレが原因の場合、関節のズレを矯正することが改善する可能性は高いと思います。
例えば、肩の関節痛の場合、痛い方と逆の手で、痛い方の肩の前あたりを抑え、手と肩で押し合うように10秒くらい力を入れると、ズレが改善する場合があります。
もし、痛みが引かない場合は、手を肩の後ろのあたりを抑え、同様に手と肩で押し合うように10秒くらい力を入れましょう。
痛みが引くようであれば、関節のズレが改善している可能性が高いので、痛みが引くまでこまめにその矯正を行うようにしましょう。
首の骨部分が痛い場合も、頭の後ろあたりに手を当て、手と頭を押し合うように力を入れると改善する可能性があります。
痛みが引かない場合は、おでこに手を当てて押し合うか、首の側面後ろあたりに手を当てて押し合うなど、色々試してみましょう。
股関節が痛い場合は、仰向けになって膝を曲げ、手を膝に当てて、手と膝で押し合うようにします。
どの方向に矯正すれば良いかは、痛くなくなるところを自分で見つけるしかありませんので、色々試してみていただければと思います。
腰の背骨あたりが痛い場合は、腰の部分に手を当てて押し合ったり、骨盤を内側に押すようにすると痛みが引く場合があります。
また、ストレッチとして、仰向けになって膝を曲げ、膝の内側で手を組み、腰を伸ばすように30秒ほどストレッチする方法があります。
他にも、体育座りをして膝を手で抱え、肩がつかないくらいに後ろに転がり、足がつかないくらいに前に戻すのを10回繰り返すと、腰のストレッチになりますので、試してみましょう。
朝起きて腰が痛くなる場合は、ベッドが柔らかすぎて背骨が曲がってしまっている可能性があります。
この場合、床に布団を敷いて何日か寝てみて、改善するようならベッドが腰痛を引き起こしている可能性が高いので、固めのベッドに買い換えるなりした方が良いでしょう。
私もソファーベッドで寝ていたのですが、腰あたりが沈んで来てしまい、朝起きた時に腰の関節痛が発生するようになってしまったのですが、ソファーベッドを止めたら改善しました。
その他、様々な痛みの種類がありますので、このサイトの他の記事やネットなどを調べていただくか、どうしても治らないようなら整形外科などに診断してもらうようにしましょう。
■おならが出る時
おならが出やすくて困っているという方もいらっしゃると思います。
人前ではおならをするのは失礼ですので、我慢するしかないですが、あまり我慢しているとお腹が痛くなったりと良いことはありません。
おならが出やすい人は、食事の前に必ずうがいをするようにしましょう。
基本的に腸の中の雑菌が空気を吐くことで、おならが出やすくなるので、口の中の雑菌を食事前に洗い流すことで、食事から入ってくる雑菌を減らし、おならが出にくくなります。
私も試してみましたが、実行する前に比べておならが減ったような気がします。
また、食事や飲み物を飲んだ時に、空気を一緒に飲んでしまい、これが腸まで行ってしまうとおならとなって出てくるので、ゲップとして上から出した方が良い場合もあります。
あまり人前でゲップをするのは失礼ですので、人がいないところでするか、気づかれないように口を閉じて胃の中の空気を出し、鼻から出すようにすれば良いでしょう。
ゲップを出したい時は、上半身を少し前に倒すと胃と食道の構成上、ゲップが出やすくなります。
いずれにしても、人前でゲップやおならをするのは失礼ですので、なるべく出ないようにはしたいものです。
■がん細胞だけを眠らせる?
最近のニュースで、がんの治療法として、がん細胞だけを眠らせることができるコータックというものが研究中であると知りました。
どの程度研究や開発が進んでいるのかは分かりませんが、実用化すれば500円程度で手術も不要とのことでした。
もしこれが実用化されれば、がんによる死者も減り、治療の苦痛や経済的負担も激減する可能性があります。
いつ頃になるかも、本当に実現できるのかも現段階では分かりませんが、がんの死亡率は相変わらず高いので、できるものなら早く実用化してほしいものです。
ただ、がんの種類も色々とあり、進行性のがんのような凶悪ながんには効かない可能性もあるかもしれません。
進行性のガンは、がんの転移も早く、一部のがんを取り除いたとしても、すぐに別の場所で発生してしまい、抗がん剤も効きにくく、治療は極めて困難なものです。
コータックという技術でこれも治せるならすごいことですが、この研究結果が待たれます。
がんについては、これまでこのサイトでも色々と書いてきていますが、これで確実に治るという治療法があるわけではありません。
抗がん剤を使う場合も、良い細胞まで破壊してしまうので、がん細胞と良い細胞の区別をするのが難しい課題だったのです。
コータックはがん細胞を区別する上に、眠らせるだけなので、細胞が死ぬわけではありません。
ただ、ずっと眠らせることができるので、再発の心配もないということです。
もしこれが実用化してしまうと、医療業界全体にも色々な意味で衝撃が起こりますので、医療業界の儲けのために封じられてしまう可能性もあるかもしれません。
今後どうなるかは分かりませんが、我々にとっても命に関わることですので、今後の動向は見守っていきたいと思います。