アイディアを生む方法
新製品の開発や、発明などがヒットするかはアイディア次第です。
何かアイディアを生むことは、非常に難しいことです。
良いアイディアを生み出す方法はあるのでしょうか。
■徹底的に調べる
まずは、アイディアを生みたい業界や分野について、徹底的に調べることです。
新製品の開発なら、その業界のことに関わることは何でも調べます。
似たような商品がないかとか、どういった需要があるかから始まり、どのような機能があるのか、また必要とされているかなどの細かいところまで、徹底的に調べます。
発明も同様に、どんな需要があるかから始まり、似たようなものがないかなどを調べます。
もちろん、限界はありますが、できるだけ調査に時間をかけるほど、良いアイディアを生み出せるでしょう。
現代にはインターネットがありますので、これを駆使すれば、調査も捗るでしょう。
また、詳しい人に話を聞くなど方法も有効でしょう。
■調査結果を分析する
調査をしたら、結果を分析します。
分析をすると、新しい発見があったり、疑問が生じたりします。
そういった発見に、アイディアを生むチャンスがないかを考えましょう。
この段階で、アイディアが出れば、書き出しておきましょう。
この段階では、資金がないとか、人手が足りないとか、時間がかかりすぎるなどの理由で却下する必要はありません。
とにかく、思いついたら書き出してください。
できる、できないの判断は、後ですればよいのです。
また、様々な要素を組み合わせて、何か新しい発見があるかを考えてみましょう。
例えば、Aという商品の良い部分と、Bという商品の良い部分を取って、新しいものを作るとか、インターネットやスマートフォンアプリと連携するなど、組み合わせを考えると無限に出てきます。
カードなどに要素を書きだして、組み合わせを考えると良いようです。
■ひたすら考える
良いアイディアが出なくても、焦ることはありません。
良いアイディアを生むのは、時間がかかるものです。
とにかく、ひたすら考え続けましょう。
考え続けていると、突然閃くことがあります。
本を読んでいる時、散歩している時、風呂に入っている時、通勤中の電車の中などで、突然閃くことがあるのです。
何か閃いたら、紙に書き出しておきましょう。
良いアイディアというのは、基本的に閃きが生むものです。
普通のアイディアは、じっくり考えてれば出てくるかもしれませんが、良いアイディアの多くは閃きによるものです。
この閃きが来るか来ないかは、前の段階の調査と、考える時間に関わります。
長期間考え続けても閃きが来ない場合は、調査の段階に戻ることも必要かもしれません。
■閃いたら詳細を詰める
良いアイディアが浮かんだら、具体的に詳細を詰めていきます。
新製品や発明品であれば、機能の詳細を決めていったり、開発スケジュールや、人材確保などを進めます。
実行に移す際は、様々な問題が発生するでしょう。
予算が足りないとか、体制が整わないとか、権利の問題など、様々な障害にぶつかるでしょう。
しかし、本当に良いアイディアであれば、ここで諦める訳にはいきません。
一つ一つ問題をクリアしていくしかないですが、本当に良いアイディアであれば、周囲の人たちも進んで協力してくれますし、うまくいくことが多いものです。
もし、どうしても実現不可能と判断されてしまった場合は、前の段階に戻り、実現可能にする方法がないかや、他の方法や組み合わせを考えましょう。
ちょっとした変更などで、実現可能になる場合もあります。
発明の天才、エジソンやレオナルド・ダ・ヴィンチなどの偉人たちも、調査と研究に莫大な時間をかけたからこそ、歴史的発明を成し得たのです。
アイディアも努力次第です。
逆に言えば、我々のような凡人でも、時間と労力をかければ、チャンスはあるということです。
発明家になりたい人や、新製品の開発に携わる人たちは、良いアイディアを生み出せるように、日々努力しましょう。