眠気を取る方法はあるか
現代人は忙しく、眠る暇もあまりないものです。
睡眠時間が短いと、やはり仕事中などに眠くなってしまい、効率が悪くなってしまいます。
では、眠気を取る方法はあるのでしょうか。
■一番の方法は寝る
眠気を取る一番良い方法は、「眠ること」です。
少しの時間だけ、昼寝してしまうのです。
短い時間だけでも睡眠を取れば、眠気が取れ、スッキリします。
これに勝る方法はありません。
注意してほしいのは、眠り過ぎると、逆効果になるということです。
20分くらいが最適な時間ですが、慣れてくると眠り過ぎてしまい、起きても返って眠くなったり、身体がだるくなったりしますので、注意しましょう。
タイマーなどできちんと時間通りに起きるようにすると良いでしょう。
ただ、
「会社で寝てたら上司に怒られる」
とか、
「人前で堂々と眠れない」
と言う方もいらっしゃるでしょう。
そういった場合、あまりオススメできるものではないですが、トイレの個室で寝るという方法もあります。
トイレの個室なら人目に付きませんし、傍から見られても単にトイレで用を足しているだけだと思われます。
ただし、トイレでは寝る体勢がかなり難しいので、首や腰などを悪くしないよう注意してください。
体勢が難しいので、長時間眠ってしまうということはないと思いますが、あまり眠気が取れない可能性もあります。
また、最近居眠り運転による事故が増えていますが、春になって気温が上昇すると、夜の睡眠が冬より浅くなるというのと、昼間が暖かくなり、本能的に眠くなるのが主な原因です。
車の運転中に眠くなったら、無理をせず、停められるところに停めて仮眠を取るようにしましょう。
■好きなことをする
その他の方法としては、自分が好きなことをするという方法があります。
例えば、ギターが趣味ならギターを弾くとか、絵を描くのが好きなら絵を描く、などです。
会社などでは難しいかもしれませんが、手軽にできるのがゲームです。
今は、携帯やスマートフォンでもゲームができますので、何か自分が好きなゲームを入れておいて、眠くなったらやるというものです。
脳トレのようなものであれば、効果は高いでしょう。
いずれも、会社などでは難しいかもしれませんが、何か眠気覚ましで、会社でできそうなものがないか、考えてみましょう。
■身体を動かす
もう一つ、眠気防止に効果が高いのが、身体を動かすことです。
本格的な運動でなくとも、その場でスクワットしたり、周辺を散歩しに外に出たりなどです。
その場ジョギングや、ストレッチ、体操なども良いでしょう。
特に、散歩は気分転換にもなりますし、一石二鳥です。
身体を動かせば、血流が良くなり、脳も活性化し、目が覚めるという原理です。
ただし、激しい運動をすると、身体が疲れて返って眠くなってしまいますので、注意しましょう。
■要は脳を起こすこと
一般的な眠気防止法としては、コーヒーなどのカフェインが含まれたものを飲んだり、ガムを噛んだり、顔を洗ったりするなどがあります。
もちろん、これらの方法で効果があるのであれば、それを実践すれば良いでしょう。
眠気を取るということは、脳を起こすということなので、自分の好きなことをしたり、運動をしたりして、脳を起こしてあげれば良いのです。
しかし、人間には「慣れ」というものがあり、慣れてくると、いずれの方法も効果が薄くなってきます。
私も職業柄、眠気と戦うことが多く、色々な眠気防止法を試してきましたが、やはり一番は「眠る」ことです。
これは、脳を起こすという意味では、逆転の発想です。
脳が睡眠を要求するから、眠くなるのです。
ですから、少しでも眠ってあげれば、その後、脳は働いてくれます。
状況によっては難しいかもしれませんが、何かできる方法がないかを考えてみましょう。
少しでも皆さまの参考になれば幸いです。