医療の知識17

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前回に続き、健康について知っておいた方が良いことなどを少しご紹介したいと思います。

 

■早寝早起きは健康に良いのか

よく早寝早起きは健康に良いと言われます。
早寝早起きをすることが、本当に健康にとって良いのでしょうか?

これについては、早寝早起きが良いと言うよりは、早寝早起きという生活リズムを守るということが健康に良いということのようです。
つまり、生活リズムが規則正しければ、朝に寝て昼に起きるという生活でも問題ないということです。

私も朝弱く、夜型なので、朝に寝て昼起きるという生活を続けていますが、これで規則正しいので、問題がないのかと思われます。

寝ている間に肌が作られるので、絶対に夜10時に寝ないと肌が荒れると思っていらっしゃる女性の方も多いかもしれませんが、これは寝る前の最後の食事を取ってから、4時間後くらいに肌が作られるから、普通の人の夕食が6時くらいなので、10時に寝ましょうと言っているだけで、最後の食事が夜の12時なら、朝の4時に寝れば良いわけです。

時間という概念自体、人間が考えたものであり、別に身体の中で何時になったら活動を始めるというものはないのです。

つまり、早寝早起きというのは、普通の人が規則正しく送るために、昔から言われている言葉というだけであって、夜型の人が無理に早寝早起きをする必要はありません。

また、夜型の人が早寝早起きをして、朝活動するように生活をすると、寿命が縮まるというデータも出ているようです。
このことからも、人によっては早寝早起きが良くないということが分かります。

大事なことは、規則正しい生活リズムを守ることであり、必ずしも早寝早起きが良いわけではないということです。

 

■薬はなるべく控える

薬を飲みすぎることで、逆に身体を壊しやすくなったり、死亡率が高くなるということがあります。

よくご高齢者の方で、大量に薬を服用しているという方を見かけますが、あまり医師の言われるままに薬を飲むことはお勧めできません。
ご高齢者でなくても、市販の薬をよく飲むという方も気をつけましょう。

私も偏頭痛持ちで、頭痛薬をよく飲むのですが、大人なら2錠飲まなければいけないところ、1錠しか飲まないようにしています。
身体があまり大きくないという理由もありますが、薬の飲み過ぎも身体にとっては良くないからです。

薬は、毒素も含まれる場合もあり、肝臓でそれを処理していますので、薬を飲めばそれだけ肝臓に負担をかけるということになるそうです。
薬は毒薬でもあるという認識は持っておいた方が良いでしょう。

ただ、病気で医師から薬を処方された場合は、必ずそれに従って飲むようにしましょう。
インフルエンザなどでは、治ったと思われても、処方された分の薬を飲みきらないと、生き残ったわずかなウィルスが、他の人に感染してしまう可能性もあるからです。

このように、病気を治すための薬であれば、医師の処方通り飲む必要がありますが、健康診断で何かに引っかかって、薬を処方された場合などは、注意が必要です。
例えば、高血圧だからと言われて、降圧剤を処方された場合、その人は血圧が他の人よりも高いものの、本人にとってはそれが正常の場合があり、降圧剤で無理に血圧を下げると、返って危険な状態になる場合があるのです。

特にご高齢者の方はそういった薬が増えがちですので、医師の言われるまま薬を服用するのではなく、医師と相談しながら、なるべく薬を飲まないようにした方が死亡リスクを減らすことができます。
医師が問答無用に薬を飲めというのであれば、その医師はお金儲けのことしか考えていないので、別の医師を探すようにしましょう。

また、市販薬を普段から服用しているという人も、なるべく薬を使わないように気をつける必要があります。
どうしても薬を飲まないとつらい場合は、飲む分量を減らしたり、徐々に薬を飲む回数を減らしていくようにしましょう。

私も不治の持病を複数抱えていて、市販薬も服用しているので、人のことを言えた身ではありませんが、なるべく薬を減らそうとはしています。
もし、薬をたくさん飲んでいるという方がいらっしゃったら、注意していただければと思います。

 

■不衛生が免疫力を高める?

あまりきれい好きすぎるのも、良くないと言われます。
きれい好きが度を超すと、潔癖症となってしまいますが、この潔癖症については、以前も書いたように、菌を排除しすぎることで、逆に免疫力が低下してしまう恐れがあります。

少し不衛生な生活をするくらいの方が、返って免疫力が高まるというデータも出ております。
まぁ、こちらも度が行き過ぎると、病気になってしまうので、行きすぎないように注意が必要ですが、例えば、賞味期限が切れて少し腐りかけのものを食べるとか、床に落ちてしまった食べ物をすぐに拾って食べるくらいのことは、逆に免疫力が高まるので良いという説もあります。

また、風邪を引くとその菌に対する抗体が身につくので、治った時に免疫力が高まるという話もあります。
だからと言って、風邪を引きましょうというわけではありませんが、風邪を引いた時にそのようなプラス面もありますので、あまり風邪を怖がる必要もないのかもしれません。

要は、必要以上に菌を怖がるのではなく、あまり気にしない生活で良いということです。
潔癖症の人は、間違いなく無駄に菌を怖がっていますので、気にしないようにしましょう。
もし、どうしても気になるなら、それは精神病かと思いますので、精神科医に相談した方が良いかもしれません。

あまり不衛生すぎると、重い病気にかかってしまう可能性もあるので、不衛生すぎるのも良くないですが、きれい好きすぎるのも、免疫力の低下につながりますので、どちらもほどほどにするのが良いかと思います。

 



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