天才軍師に学ぶ
日本の戦国時代や、中国の三国志時代などはゲームやドラマなどでよく話題になりますが、こういった戦争が多かった時代でも、やはり頭の良い人は重宝されます。
頭が良い人は軍師や参謀となり、戦争時などに戦術を考えるのが、主な仕事となります。
■天才軍師は100万人の兵士に匹敵する
力の強い武将は、百人力、一騎当千といって、兵士100人分または1000人分と同等の力があると評されることがありますが、真の天才軍師は100万の軍勢に匹敵すると言われます。
本当に頭の良い軍師は、その知力で何万人もの兵士を打ち破ったり、追い返すことができるのです。
私の知る限りでは、漢を建国した劉邦の軍師、張良子房や、三国志の蜀を建国した劉備の軍師、諸葛亮孔明が天才軍師にあたると思います。
事実、蜀の諸葛亮は、わずかな兵しかない時に空城の計を用い、一人で何十万もの軍勢を追い返しています。
空城の計というのは、わざと城門を開いて敵を誘い込もうとする策で、敵は伏兵を恐れて逃げ出したのです。
漢の張良は、敵と偽りの和睦を結び、すぐさま背後から奇襲することで、弱かった漢の国を最終的に中国統一に導いています。
戦争は個々の力ではなく、知力がいかに重要かを物語っています。
■選択肢を増やすのが軍師の仕事
自国の君主に選択肢を増やすのも軍師の仕事です。
例えば、本拠地の城が敵の大軍に包囲された時、敵に降伏するか、戦って滅亡するかの二択に迫られます。
しかし、頭の良い軍師がいれば、その選択肢を増やすことがでぎます。
他の国に援軍を要請したり、水計や落石、落木など、地形を利用した戦いをして敵を疲弊させれば、敵を追い返すことができるかもしれません。
間者(スパイ、工作員)を放ち、敵将の裏切りを誘えば、そこから大軍を切り崩すこともできるでしょう。
または、偽りの降伏をし、敵の総大将を城に誘い込んで暗殺するなど、戦って勝つ方法を生み出します。
このように、頭の良い人は、様々な選択肢を生み出すことができます。
もちろん、全てがうまくいくとは限りませんが、様々な工作をして、成功率を上げるのも軍師の仕事です。
■敵の計略を逆利用する
敵が計略を仕掛けてきたのを気づいた時、普通の人なら計略に乗らないようにするだけですが、頭の良い人ならば、これを逆利用します。
例えば、敵の間者が味方にいると分かれば、わざと偽情報を流して、敵を錯乱させたり誘い込んだりします。
敵が夜襲を仕掛けると分かれば、金蝉脱殻の計で敵を殲滅します。
金蝉脱殻の計というのは、陣などにいると見せかけて移動する計略で、夜襲を仕掛けてきた敵に、伏兵で襲撃をかけることができます。
つまり、敵が計略を仕掛けてきたら、わざとその計略に乗るのです。
計略を見抜いていれば、その計略は怖くありません。
敵としては、計略を仕掛けた側なので、逆利用されることまでを考えることは難しいのです。
ただ、敵の計略が見抜けなくては、逆利用もできません。
計略を見抜くためには、常に信頼できる間者を周囲に放ち、敵味方を含め、あらゆるものを疑っておく必要があります。
■100万人の兵に勝つ方法
仮に敵が100万人いたとすると、一人で戦って勝つことは不可能です。
しかし、頭が良い人なら不可能ではないかもしれません。
100万人もいれば、必ず指揮をするリーダーがいるわけですから、偽って降伏し、リーダーと接触します。
言われたことはどんなことでもこなしていけば、いずれは信頼されるでしょう。
また、100万人の中から信頼できるものも作っておきます。
そして、機を見てリーダーを暗殺すれば、100万人の軍勢をそのまま手中にできるかもしれません。
戦って勝つことが全てではなく、兵士を手中に収めれば、もっと良い結果と言えるでしょう。
これは極端な例ではありますが、一人の天才軍師がいれば、どんなに不利な状況でもひっくり返すことができるということです。
歴史は非常に面白いもので、頭の良い人たちが様々な計略を用いて、戦いを繰り広げてきました。
こういった歴史を勉強することは、自分の知力を高めるために、非常に有効な手段と言えるでしょう。