悲しみを乗り越える方法3
以前も悲しみを乗り越える方法をご紹介しましたが、今回も別の視点から、どうしたら深い悲しみから立ち直れるかを考えてみたいと思います。
■宗教に頼る
私自身は無宗教ですので、あまり宗教をお勧めはしておりませんが、大切な人を亡くしてしまったなど、深い悲しみから立ち直れない場合、宗教に頼ることが有効な場合もあります。
キリスト教では、神の伝言として慰めの言葉をかけていただいたり、聖書を読んだりすることで、悲しみから立ち直れたという方も多くいらっしゃるようです。
仏教でも、和尚から人生の説教をいただいたり、何もかも忘れて無の境地に立つような修行をすることで、立ち直れる可能性もあるかもしれません。
ただ、こういった宗教を選ぶ時は、やはり長く親しまれた宗教の方が良いでしょう。
中には、弱った人につけ込んで、悪質な行いをする宗教団体もあります。
お布施と称して多額の現金を要求したり、要求しなくとも、マインドコントロールをされて、自分の意思でお布施をしていると思い込ませて、お金を集めている宗教もあります。
下手をすれば、性犯罪やテロなどに巻き込まれる可能性もありますので、くれぐれもご注意いただきたいと思います。
キリスト教や仏教など、歴史の長い宗教であれば、多くの人の心を救ってきた実績もあるので、問題ないと思いますが、ニュースで事件性の疑いがあるような宗教は避けた無難ですし、あまり知られていない宗教名であれば、よくよく調べてみる必要があると思います。
興味がある方は、悲しみに沈む前であっても、予めこういった宗教のことを調べておいても良いかもしれません。
■同じ境遇の人を探す
自分と同じ悲しみを味わった人と話すことで、自分だけが悲しいわけではないという気持ちが起こり、少し楽になることがあります。
自分が不治の病になってしまったなどのショックな事があれば、同じ病を背負っている人を探してみるのです。
なかなかそういった人を探すのも大変かとは思いますが、インターネットを使えば探すことはできます。
SNSで検索しても良いですし、ブログなどで同じ体験談をしたという記事を見つけたら、コンタクトを取ってみるということもできるかと思います。
もちろん面倒であれば、記事を読むだけでも良いでしょう。
そういった人と話すことができるのであれば、どのようにして立ち直ったかなどを聞いてみるのも良いかと思います。
その他、立ち直るのにどのくらい時間がかかったかや、心境の変化などを聞いてみるのも良いかもしれません。
いずれにしてましても、同じ状況の人がいることが分かるだけでも、少し気持ちが楽になるかと思いますので、そういった人を探してみるというのも、悲しみを乗り越える一つの方法かと思います。
■同じ悲しみを味わう人を減らす行動をする
深い悲しみに陥っている時は難しいかもしれませんが、少し立ち直ってきたら、自分と同じ悲しみを味わう人を減らすことができないかを考えてみましょう。
恋人が飲酒運転による事故に遭って亡くなってしまった場合、飲酒運転を無くす運動をしたり、ガンなどの病気になってしまったら、どうやったら予防できるのかを他の人に反面教師としてネットを通じて教えるのです。
自分にはメリットがないと思われるかもしれませんが、このような行動をすることで、自分を励まし、悲しみから立ち直りやすくなるという効果があるかもしれません。
また、他人のために行動しているという行為が、自分自身の生きる勇気を与えることになると思います。
そのためには、自分を悲しみに陥れた原因をとことん考える必要があります。
その上で、対応策を考えましょう。
その悲しみを味わった当事者なら、自ずと答えは見えていると思いますので、それを訴えるというのでも良いでしょう。
こういった行為は、多くの人を救うことにもなり、また、自分への慰めにもなる可能性があるので、検討してみていただければと思います。
■寝続ける
以前、時間が経てば、悲しみを忘れることができるというようなことを書きましたが、やはり悲しみが深ければ深いほど、時間が解決してくれない場合もあるかと思います。
時間が経過するのすら苦痛であれば、眠りましょう。
睡眠中は、脳が記憶を整理してくれて、不必要な情報は記憶から消される場合もあります。
睡眠中に夢を見るのは、脳が記憶を整理しているためだという説もあります。
また、朝起きた時に、脳がスッキリするのもこのおかげのようです。
そう都合良く、悲しい出来事を忘れさせてくれるわけではありませんが、ひたすら寝続けることで、記憶から薄れていき、少し楽になることもあるかと思います。
悲しみから立ち直れない場合は、時間が許す限り、寝続けるという方法も一つの手段かと思います。
ただ、他の項目もそうですが、必ずしもこうすれば解決するというわけではありませんので、ご了承いただければと思います。
効果は人によって異なりますので、自分に合った方法を探す必要があるということです。