悲しみを乗り越える方法2
前回の悲しみを乗り越える方法が不評だったので、改めて悲しみを乗り越える方法を考えてみたいと思います。
■現実を受け入れること
立ち直れないほどのショックを受けるケースは、ほとんどの場合、親しい人が亡くなった場合かと思います。
それも、病気や事故よりも、事件に巻き込まれた場合や、何らかのトラブルによる自殺だった場合は、もっとダメージが大きいものと思います。
そういった場合の悲しみは、想像を絶するものであり、そう簡単に立ち直れないものというのはよく分かります。
事件や事故であれば、加害者を憎んでしまう気持ちも分かります。
間違った方向に進んでしまってはいけませんが、込み上げてくる怒りのぶつけどころもないという悲しみもあるかと思います。
しばらくは、自分の気持ちの整理もできないのも仕方のないことでしょう。
亡くなった人のためにも、悲しんであげることは必要です。
しかし、泣いていれば亡くなった人が生き返るわけではありません。
時間はかかるかもしれませんが、ひどい現実を受け入れ、前に進まなければなりません。
あなたがいつまでも、くよくよしていては、亡くなった人も悲しんでしまいます。
大切な人が亡くなってしまった場合は、その亡くなってしまった大切な人の分の人生をも背負って生きていく覚悟を持ちましょう。
後を追って自殺したり、いつまでも泣いているようなことは、亡くなってしまった方も決して望まないと思います。
亡くなってしまった方のためにも、これから先を精一杯生きることこそが、その人への恩返しとなり、その人が最も喜んでくれることかと思います。
亡くなった人のことを忘れずに胸に留め、常にその人がそばにいて応援しているということを知っておいていただければと思います。
■芯を強く持つ
悲しみに暮れている人は、心がガタガタになってしまっているものです。
ひどい時は、自らが心を閉ざしてしまい、誰の言葉も聞く耳持たないという状態に陥ってしまいます。
それでいて、励ましの言葉を欲するという矛盾した行動に出てしまうこともあるかと思います。
こういった場合は、他の人がどんな励ましの言葉をかけても無駄かと思います。
自分の心の芯を強く持ち、自ら心を開く勇気を持たなければなりません。
悲しみに沈んでしまったケースは様々あるかと思います。
大切な人が亡くなった場合もそうですし、仕事で大きな失敗をしてしまった場合や、自分のせいで他人を傷つけてしまった場合などもあるでしょう。
しかし、起きてしまったことは、もうどうしようもありません。
悲しみに沈んでいれば解決する問題でもないと思います。
心を強く持ち、先に進む決心をしなければなりません。
もちろん、すぐにでなくとも良いと思います。
心の整理をするのに時間がかかる場合もあるでしょう。
ただ、ずっと悲しみに沈んでいては、どんどん悪いことを考えてしまったり、体調を壊して病気になってしまう場合もあります。
得てして、心と体は連動しているものです。
悲しみで心が弱くなっている状態が続けば、体も壊れやすくなるものなのです。
逆に、心の芯を強く持てば、自ずと体にも元気が湧いてきます。
悲しみに沈んでいる人に、心を強く持てというのは酷かもしれません。
しかし、時間がかかっても、その心を忘れなければ、いずれは乗り越えられると信じています。
心を強く持つというのは難しいことですが、自分を信じましょう。
ご先祖様たちは、もっとひどい状況、もっと悲しい出来事が起きても必死に生き抜いてきました。
あなたには、そのご先祖様たちの血が流れています。
あなたの心と身体は、今の悲しみにも乗り越えられる力が備わっているはずです。
心を強く持ち、自分を信じ続けてさえいれば、必ず悲しみを乗り越えられるはずです。
それを忘れずに、前に進む勇気を持っていただければと思います。
■励ましの名言を探す
世の中にはたくさんの名言があります。
悲しみを乗り越えるための名言も数多くあります。
ここで、そういった名言を少しご紹介させていただければと思います。
生きているだけで丸儲け(明石家さんま)
死ぬこと以外かすり傷(一般女性)
私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。(トーマス・エジソン)
人と同じことをしなきゃいけないという思い込みから自分を解放してあげましょう。(松岡修造)
死が不幸ではないんです。生きてることが奇跡なんです。(ひすいこたろう)
ないものを嘆くな、あるものを活かせ。(松下幸之助)
こういった名言は、インターネットでも簡単に探せますので、悲しみに沈んでいる時は、ぜひ探してみて心に刻んでいただければと思います。