医療の知識12

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前回に続き、医療に関する知識を少しご紹介させていただこうと思います。

 

■あくびと耳抜き

眠くなるとあくびが出ると思いますが、どのような理由であくびが出るのかご存知でしょうか。

何かしなくてはならないことがあるのに眠くなってきた場合に、あくびが出ますが、これは酸素を脳に送り、脳を活性化させる効果があります。
つまり、あくびをすることで脳にエネルギーとなる酸素を送って、脳を働かせようとする目的があるのです。

会議中など、あまり大きなあくびをすると、マナー違反となる場合もあるので、我慢する方も多いと思いますが、うまくやればあくびとバレずに脳に酸素を送る方法があります。
口を大きく開けずに、あくびをすれば良いのです。
慣れれば口を閉じたまま、鼻から息を吸うことでもできるようになります。

やり方は、あくびをすると、両耳から空気を押し出す感覚があるかと思いますが、これから耳抜きと言われるもので、この感覚をキープしたまま息を吸います。
少し練習が必要かもしれませんが、耳抜きの要領で耳から空気を押し出す感覚が分かれば、息を吸うことで脳に酸素を送ることができるようになります。
説明が難しかったかもしれませんが、これは気圧が変わって耳が痛くなった時にも応用ができるので、できるようになった方が色々と便利です。

耳抜きというのは、スキューバダイビングをやる人がよく行うことで、鼻をつまんで、鼻から息を出そうとすると、鼻が閉じているせいで耳から空気を押し出すというものです。
スキューバダイビングで深く潜ると、水圧に押されて耳が痛くなるため、このような耳抜きが必要になります。
深く潜れば潜るほど、耳が痛くなってくるので、耳抜きができないと、痛くてそれ以上潜れなくなってしまいます。

ただ、先ほどのあくびの要領で、耳から空気を押し出すことができれば、それが耳抜きになるので、わさわざ鼻をつままなくても耳抜きができるようになります。
エレベーターで、高い階層から急に下の階に降りた時に耳が痛くなるのも同じ理由ですので、耳抜きができれば耳が痛くなりません。

この耳から空気を押し出す感覚が分かれば、脳に酸素を送るのも簡単にできるということです。
あくびの要領で耳から空気を押し出し、息を吸うことで脳に酸素を送れるようになるのです。

そんなに難しくはないので、できていない方は試してみると良いかもしれません。

 

■鼻炎の対処法

私も子どもの頃から慢性鼻炎で悩んでおり、耳鼻科や市販薬はもちろん、漢方薬を使ったり、鼻うがいなど、ありとあらゆる方法を試しましたが、改善することはできませんでした。
ただ、その中で最も効果的なのが、点鼻薬です。

点鼻薬は5~6時間ほどしか効果が保ちませんが、鼻のつまりが一気に解消され、楽になります。
ただ、これも使いすぎると、余計鼻づまりがひどくなったりするので、あまり使いすぎるのも良くないようです。

私は、寝る前だけ点鼻薬を使うようにしています。
寝る時に鼻がつまっていると、非常に寝苦しいので、毎日点鼻薬を使ってから寝るようにしています。
これのおかげで、いびきも防ぐ効果があるかと思います。

真冬の寒い時期は、鼻づまりもひどくなるので、どうしても息苦しい場合は、起きている時でも点鼻薬を使うようにしていますが、同じ症状でお悩みの方がいらっしゃったら、使いすぎにご注意いただければと思います。

 

■毎日目薬を使う

ドライアイの方は毎日目薬を使っていらっしゃる方も多いと思いますが、ドライアイでない方も毎日1回は目薬を使うようにした方が良いでしょう。

私はビタミンAが目に良いと聞いたので、ビタミンAが配合されている目薬を毎日使っています。
ビタミンA自体は、本来は口から摂取した方が良いとは思うのですが、目薬のおかげか、今のところ視力はそれほど悪くなってはいません。

目薬を毎日使うことで、視力低下予防や、ものもらいなどの目の病気の予防にもなるかと思います。

目薬は、鼻側の目の端に1滴落とし、目を20~30秒閉じていると良いそうです。
私は、その後、目を上下左右に動かしたり、ぐるぐる回すことで眼球運動を行っています。
眼球運動は、視力の低下予防とともに、動体視力の低下予防もかねています。

動体視力というのは、速い速度で動く物をとらえる視力のことで、加齢とともに衰えていきます。
球技運動や、飛んでくる物の回避などは、動体視力の良さが重要になりますので、眼球運動を毎日行っておくと良いと思います。

 

■セカンドオピニオンについて

セカンドオピニオンというのは、医師の診断後に、別の医師の診断を受けることです。
医師でも間違えることはありますので、他の医師の意見も聞いて、正しい治療を行うというものです。

ただ、近年は患者自身がネットなどで治療法を調べ、それが間違いだったことも気づかず、その治療法を医師に訴え、その医師が本当に正しい治療法を述べても、セカンドオピニオンに頼ったりと、モンスター患者のような方も増えているようです。

このサイトでも、医師を100%は信用せずに、自分で調べたりしましょうと述べているので、強くは言えませんが、ネットの情報は間違っている場合もありますし、患者さん自身が医療のプロではないと思いますので、基本的に医師の意見を聞くことは必要かと思います。

自分が調べた結果を鵜呑みにせず、医師の意見もきちんと聞くようにしましょう。
もちろん、セカンドオピニオンを使うことは、非常に有効なことです。
色々な医師に意見を聞いて、総合的に判断するのが良いと思います。

セカンドオピニオンを使うことについては、最初に診断してくれた医師に言わなくても良いでしょう。
別に紹介状などなくても他の医師の診断は受けられるわけですから。

ただ、セカンドオピニオンを使うと医師に告げた時に、紹介状を書くのを拒否したり、露骨に嫌な顔をする医師は、信用できない可能性は高いでしょう。
自分の診断に自信があれば、次の医師でも正しい診断をするはずであり、別に嫌がることではありません。

しかし、先ほど書いたように、患者自身が暴走して、医師の診断を間違いだと決めつけているケースもありますので、自分がそのようなモンスター患者になっていないか、冷静に判断するようにしてください。

 



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