戦争について考える5

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前回に続き、戦争についての考えを述べてみたいと思います。

 

■核はどうすべきか

核爆弾と言われる原子力爆弾ですが、我々日本人は、その恐ろしさをよく知っています。
日本は唯一の被爆国であり、太平洋戦争の時に、アメリカ軍によって、広島、長崎に原爆を落とされました。

その被害は、民間人が何十万人も亡くなってしまうというもので、この被害を見た昭和天皇は、降伏を決意しました。
結果的に平和になったので、良かったのかもしれませんが、核への恐怖心は、今でも我々の中に確実に存在しています。

もちろん、このような兵器は二度と使用すべきとは思いません。
そもそも、核爆弾は、民間人を大量に殺す兵器であり、そのような戦術を取るのは、戦争時においても良い判断とは思えません。

戦争時においては、いかに死者を少なくして勝利を得ることを考えるべきなのです。
例えば、暴走している敵の上層部の人間のみを排除すれば、大量に民間人を殺す必要はありません。

敵国と戦う時は、なるべく民間人への被害を抑え、敵の軍隊と戦うべきなのに、核爆弾で民間人を大量に殺すというのは、戦争においてもルール違反と言わざるを得ません。
そのようなことをすれば、世界中の国々から批判を浴び、同盟国が敵に回るということも出てくるはずです。

太平洋戦争時のアメリカの場合は、そのようなことはあまりありませんでしたが、核の威力が分かった今となっては、実際に戦争時で核を使ってしまうと、ほとんどの国が敵に回るリスクも出てくるでしょう。

戦争にルールなどないと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、一応、暗黙のルールのようなものはあります。
例えば、外交の使者を殺してはいけないとか、同盟を勝手に破ってはいけないなどです。

戦争時は、これらを破っても関係ないと思うかもしれませんが、国には信頼度というものがあり、国の信用がなくなれば、同盟してくれる国がなくなったり、民衆からの支持が得られなくなったりします。
こうなってしまっては、国が滅びやすくなるということです。

戦争での攻撃対象は、あくまでも敵国の権力者と軍人であるはずで、民間人を大量に殺すのはルール違反とも言える行為です。
民間人も戦争に協力することはありますが、だからと言って攻撃対象にするべきではないのです。

こういった理由で、戦争が勃発してしまった場合でも、核は使用すべきではありません。
ただ、今は核を持っている国が増えているため、現在、核を持っている国が、それを捨てるとなると、現実的には難しいとも言えます。

 

■核兵器は排除すべきか

唯一の被爆国ではある日本の意見としてはもちろん、道徳的に考えても、核は使用すべきではありませんし、可能であれば核兵器は全て排除した方が良いでしょう。
しかし、先ほども述べた通り、中国やロシア、北朝鮮などが核兵器を持っているため、核を完全に排除することは難しいと言えます。

仮に、全世界の国が、一斉に核を捨てましょうと決定したとしても、これらの国が核を手放すはずがありません。
なぜなのかと言うと、簡単に言えば、かつての社会主義の国と資本主義の国が対立しており、それが未だに続いているからです。
中国、ロシア、北朝鮮は、社会主義だった国で、その他のほとんどの国が資本主義の国となっていて、中国、ロシア、北朝鮮は、自国を守るために軍事力が必要なのです。

このため、資本主義の国々のみが核を手放してしまうと、中国、ロシア、北朝鮮が戦争を仕掛けてくる可能性があり、非常に危険な状態となってしまいます。
この三国は、当然味方となる国を増やしたい訳ですから、戦争を起こしてでも他国を攻撃して、自分たちの自由に操りたいと思うはずです。

ですので、戦争の抑止力のためにも、核を手放すことはできません。
核を使用すべきではないですが、手放すこともできないということになります。

なので、核の保有は認め、核先制不使用という条件を全ての国に課すのが良いかと思います。
核先制不使用が、各国が守れば、核は使用されないことになります。

万が一、核攻撃をされた場合は、核攻撃で反撃できるという条件になります。
現在は、アメリカが核先制不使用を宣言を検討していましたが、やはりアメリカのみがこれを行っても、他の国が同じ宣言をしないということで、現実的には難しいようです。

ただ、全ての国が核先制不使用を宣言することができるのであれば、今のところはこれが最善の方法かと私は思います。

 

■日本の王朝

日本という国は、非常にめずらしい国で、建国以来、王朝が一度も変わったことがない国です。
つまり、天皇の家系がずっと統治していた国ということです。

他の国では、目まぐるしく統治者が変わっていたり、国が拡大したり滅んだりしています。
中国でも、皇帝が変わって、国名がコロコロと変わっているのは、歴史で学んだかと思います。

しかし、日本はずっと天皇の家系が治めてきていて、一度も王朝が変わっていないのです。
鎌倉時代から江戸時代にかけては、武家が政権を握っていましたが、天皇は滅んでいません。

武家に政権を奪われても、天皇は排除されずにそのまま残されていたのです。
あの織田信長でさえ、天皇を殺したり、排除したりすることはありませんでした。

これがなぜかと言うのは、一言で説明できるものではありませんが、一つは、天皇というのは、神様の末裔と信じられていたというのがあります。
日本神話に出てくる天照大神の子孫が、代々天皇に就いているということです。

もちろん、神話は神話ですので、作られたものではありますが、戦国時代の頃などは、神様の存在が本当に信じられていた時代ですのて、誰も神様の末裔を排除することができなかったというものです。

信長の場合は、神仏を恐れていなかったというのはありますが、既に権力を持っていない天皇を排除する理由が特になかったのかもしれません。
信長については、足利将軍も排除しておらず、将軍の権力を利用していた面もありますので、そういった身分などにとらわれていなかったとも考えられます。

また、日本が島国であるという影響も大きいでしょう。
日本以外の国が、日本を占領した場合、天皇など簡単に排除されていたと思われます。

しかし、日本を攻めるには陸続きではないので、非常に攻めにくかったということがあります。
最後はアメリカに降伏しましたが、アメリカは天皇を排除することなく、権力を奪っただけに止めましたので、天皇が存続しているのです。

現在は国の象徴となっていますが、そのご公務は大変な激務となっていて、今は色々と議論されているようです。
天皇はもういらないと言う方もいらっしゃるようですが、このような歴史をきちんと勉強した上で、意見を語っていただきたいと思います。

 



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