歴史は知恵の宝庫
最近はゲームなどの影響で、戦国時代などの歴史好きの人が増えていますが、歴史小説などで歴史を学ぶことは、様々な意味で非常に有益です。
では、歴史からどのようなことを学べるのでしょうか。
■過去から失敗を学ぶ
人は色々なことに挑戦し、失敗を繰り返し、ものごとを成し遂げていきます。
自分が何かをしたい時、過去に同じことをして失敗したことを知っていれば、同じ失敗は避けられるでしょう。
「温故知新」という言葉がありますが、これは、昔のことを調べて、そこから新しい見解を得るという意味です。
その言葉の通り、過去のことを調べたり、歴史を学ぶことは非常に重要なことと言えるでしょう。
一番大きなところでは、過去には戦争を繰り返してきたという歴史があり、ここから戦争を一切なくそうと、みんなが思うことが大事なことだと思います。
また、戦争の中でも、日本に「下克上」という言葉がある通り、部下が上司を排除して成り上がっていたことも多々ありました。
これは、多くの場合、上司が人をさげすむような行動ばかりして、部下から反感を買うためです。
このことからも、部下や周囲の人を大切にした方が良いということを学ぶことができます。
■賢人から道徳を学ぶ
歴史書を読んでいると、賢人や偉人が多いということが分かります。
聖人とも言われますが、自分は裕福な暮らしをせず、褒美を貰っても部下に分け与え、民が困っていれば救いの手を差し伸べたりと、すごい人がたくさん出てきます。
特に三國志正史などを読んでいると出てきます。
こういった賢人の生き方を見習い、自分も少しでも近づきたいと心掛けることはとても良いことだと思います。
■戦略から経営を学ぶ
戦争時、戦略を練って戦うことは非常に重要なことです。
戦略と言っても、単にどの部隊がどの部隊と戦うとか、どこに移動するとかいうことだけではなく、人の弱みにつけ込んだり、人を騙したりすることも出てきます。
こういった戦略は、現代の経営にも通じるものがあります。
自分の会社が国と例えると、ライバル会社は敵国、契約している会社は同盟国のように例えることができます。
どうやったらライバル会社を出し抜いて新製品を売るかとか、どうやって他社を味方につけるかなどの経営戦略は、歴史の戦略からもヒントを得ることができます。
例えば、人の情に訴えかけたり、心を攻めた営業をしたり、他社の情報をいち早くつかんだりなど、歴史に強い人は有利となるでしょう。
歴史好きでない人も、経営者の方であれば、歴史の勉強をすることをお勧めします。
■歴史は知恵の宝庫
このように、歴史を学ぶと、様々なメリットがあります。
もちろん、歴史と言っても、戦争の歴史だけではなく、文学もありますし、政治や災害などいろいろ学ぶところはあります。
また、日本だけでなく、世界に目を向けても、各国それぞれの歴史があります。
歴史に興味を持てれば良いですが、興味がない人は、ゲームから入っても良いでしょう。
それだけ歴史は学ぶ価値があります。
もちろん、学生だけでなく、社会人になっても学び続けた方が良いでしょう。
歴史をたくさん学ぶことで、知識が増え、知恵を搾り出す時にも有利になるでしょう。