医療の知識を身につける4
前回に引き続き、ちょっとした医療の知識を少しご紹介できればと思います。
■薬に頼り過ぎないこと
一時的に市販薬を使うのは、効果的な場合が多いと思いますが、苦痛から逃れるために薬を使い続けるのは危険な場合があります。
人間には自然治癒力があり、なるべくその機能を活用する方が良いのですが、薬を使い続けることで自然治癒力を弱めてしまうことがあるのです。
例えば、日頃、便秘がひどいからと言って下剤を使い続けると、返って便秘が悪化する可能性があります。
大腸は便を送り出す働きがあるのですが、運動不足や栄養不足などにより、これらの機能が弱まるため、便秘になると考えられるのですが、下剤を使って便を送ると、大腸が働かなくても問題がなくなってしまうので、増々大腸が機能しなくなるのです。
便秘がひどい場合は、日頃から軽い運動や体操をしたり、食物繊維が豊富な食材を多く食べたり、ヨーグルトを毎日食べるなど、薬に頼らない改善をする方が良いのです。
また、私も偏頭痛持ちなのですが、慢性的な偏頭痛持ちの人が少し頭が痛くなるとすぐに薬を飲んでしまったり、予防のために毎日のように鎮痛剤を飲む人もいらっしゃるようですが、これも避けた方が良いようです。
一応、脳には頭痛を抑える機能があるようなので、本来はこの機能を最大限に活かす方が良いのですが、薬を使い続けることによって、この回復機能が増々働かなくなってしまうとのことです。
鎮痛剤も、痛みが酷い時だけ使うようにすると良いようです。
慢性的な持病も、なるべく医師の診断を仰ぎ、市販薬を使う場合も相談しておくと良いと思います。
■予防接種は必要か
インフルエンザなどに代表される予防接種を定期的に受けていらっしゃる方も多いと思います。
これらの予防接種は、無毒化したウィルスを体内に注入することで、人間の免疫力をつけさせているのです。
知らない方も多いようですが、ウィルスを注入するので、無毒化しているとは言え、その病気を発症する可能性があないわけではありません。
もちろん、基本的にはそのようなことがない量を注入するので、大多数の人は問題ないのですが、子どもや高齢者などで、免疫力の弱い人が稀に発症することがあるのです。
はしかなど、一生に一度で良い予防接種なら、子どもの頃に受けると思いますので、それは効果的だと思いますが、インフルエンザのような予防接種はあまり効果的ではないと私は思います。
と言いますのも、インフルエンザと言っても様々な種類がありますし、毎年進化しているものですので、1種類の予防接種を毎年受けているからと言っても、別の種類のインフルエンザにかかる恐れもあるからです。
そのような予防接種を受けるよりも、人間の免疫力を高める方がよほど効果的だと考えられるのです。
免疫力を高めるには、運動をしたり、発酵食品を多めに摂取すると良いでしょう。
■首が痛い時
私は首の骨辺りが痛い時に、一瞬で痛みを取る方法があります。
両手を後頭部で指を交差させて組み、頭は後ろへ力を入れて、手は逆に頭を前に押す形で力を入れます。
これを10秒くらいやると、痛みが嘘のように取れます。
時々首の骨辺りに痛みがあるときがあるのですが、これをやることですぐに痛みが取れるようになりました。
痛みによっては効果がないかもしれませんので、痛みが取れない場合や痛みが酷い場合は、何か障害があるかもしれないので、医師に相談していただければと思います。
また、この方法は肩が凝った時にも有効かもしれません。
私は肩が凝らないので、この方法で肩凝りが取れるかは分かりませんが、一度試してみていただければと思います。
■口内炎対策
すぐに口内炎ができてしまって悩んでいる方も結構いらっしゃるようです。
口内炎は、色々と対処法がありますが、喉スプレーを吹きかけるだけでも治るケースもあるようです。
私もそうなのですが、よく口の中や唇を噛んでしまって口内炎になってしまう場合があります。
これらの予防法としては、顔の口の周りの筋肉をつけるというのもあるようです。
実際、私も顔の運動をするようになってから、食事中に口の中を噛むことは減りました。
具体的には、大きく口を縦に開けたり、横に開けたりして口の周りの筋肉を意識して力を入れることです。
また、唇をすぼめて力を入れたりして、唇も運動させると良いでしょう。
ついでに舌も噛まないように、舌を出し入れしたり、舌を大きく出して左右に動かす運動をすることで、舌も鍛えることができます。
もし、食事中に舌や口の中を噛んでしまうという人がいらっしゃったら試していただければと思います。