全ての嘘が悪いものではない
「自分の人生で、一度も嘘をついたことがない」
と言う人がいますが、このような人は最も信用できない人だと思います。
長い人生の中、上手に嘘をつくことも必要です。
仮に、本当に嘘をついたことがないとしたら、本心をズバズバと言ってしまうその人は、世間から遠ざけられてしまうはずです。
■お世辞や社交辞令は、社会人として必須の「嘘」
例えば、お世辞や社交辞令は、明らかに「嘘」です。
「これ、かわいい?」
と女性に聞かれた時、正直、かわいいとは思わなくても、
「かわいいね」
と言ってあげるのが普通であり、人間関係も壊さずに済みます。
嘘をつけずに、
「かわいいとは思わない」
と言ってしまうと、言われた女性も不機嫌になります。
また、
「今度飲みに行きましょうよ」
と取引先の重役に言われた時、
「いえ、結構です」
と本音を言ってしまうと、不快に思った相手が、取引を止めてしまう可能性だって出てきます。
ここは、相手も社交辞令で言ってるだけかも知れませんし、一緒に飲みに行きたくなくても、
「是非、行きましょう」
と社交辞令で言っておくのが、取引やプロジェクトも円滑に進めることになります。
社会人として、大人として、お世辞や社交辞令は、必要な「嘘」です。
■嘘には二種類ある
「嘘」と書くと、あまり感じのいいものではありませんが、嘘には大雑把に分けて、二種類あると思います。
「人を傷つける嘘」と「人の心を救う嘘」です。
人を傷つける嘘は、言葉通り、人の心を傷つける嘘です。
自分の名誉や地位を守るために嘘をついたり、私利私欲のために嘘をついて人を傷つけてはいけません。
逆に人の心を救う嘘は、ついてもいいと思います。
もちろん、どんどん嘘をついて良いというわけではないですが、状況によっては、嘘をついた方がいい場合もあります。
■全ての嘘が悪いものではない
極端な例をあげましょう。
あなたが交差点を通りかかった時、交通事故が目の前で起こったとします。
横断中の父子が車にひかれ、幼い息子さんは遠くまで飛ばされて即死、父親も頭部から出血が激しく、間もなく死んでしまうことは間違いない状況で、あなたが駆け寄った時、父親があなたに
「息子は無事ですか?」
と聞いてきたとします。
あなたは正直に
「息子さんは死にました」
と言いますか?
「息子さんは無事ですよ」
と言ってあげれば、その人は安心して死んでいくでしょう。
真実を言ったところで、誰も得はしないのです。
この状況で真実を言える人を、私は良い人とは思えません。
むしろ、嘘をついた人こそ、心の優しい人と言えます。
天草様
こんにちは、yamadaです
>「嘘」と書くと、あまり感じのいいものではありませんが、嘘には大雑把に分けて、
>二種類あると思います。
>「人を傷つける嘘」と「人の心を救う嘘」です。
私も「嘘は**条件付き**容認派」です。
天草様のトピックスをみて、同じ考えの人がいるんだと素直な喜びが隠せません。
すごくうれしいです!!
しかし、すこしだけ天草様の定義とは違います。
その違いを提示させていただきます。
私は嘘を下記2つに分類します。
「嘘が発覚した時に免罪符がある嘘
「嘘が発覚した時に免罪符がない嘘」
例
私は男性です。
早く結婚して親に孫の顔を見せたいです。
合コンで好みの女性がいました。
当然、アタックします。
そのとき女性から現在の年収を聞かれました。
本当の年収は 250万ですが、300万と嘘をつきました。
正直に回答すると、相手にされないと思ったからです。
彼の行動に何か問題ありますか?
yamadaは問題があるとは思いません
明日から年収300万になる努力をし、目標達成すればよいからです。
その男性は、合コンの翌日にバイト斡旋サイトにアクセスしました。
その後、毎週2回 夜のコンビニでバイトすることにしました。
毎週 2回勤務
月 8回勤務
年 96回勤務
一勤務あたり8000円のバイト料だとすると、約70万円年収がUpします。
免罪符 Getです。
以上です。
yamada様。
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りで、嘘をついてもそれを実現できるのであれば、それは良い嘘と私も思います。
嘘というよりはハッタリになるかと思いますが、それについては、仕事に関する別の記事でも書いた通りです。
>仕事に関する別の記事でも書いた通りです。
気になる返し方です。
知りたければ、自分で探すように促しているのですね
その対応、すこしだけ気に入りました。(でも本当はURLが欲しいです)
頑張って、探しましたが見当たらないです。
確認ですが、下記ではないですよね。
本件と似ているが違うと思います。
■失敗した時は謝る
仕事などで失敗をしてしまった場合、つい責任追及が怖くて原因は自分でないと言ってしまったり、嘘をついて言い逃れしようとしてしまうという方もいらっしゃると思います。
それで済めば良いかもしれませんが、もし嘘がバレてしまったり、自分の責任であるということが後から分かると、より大きな問題になりかねません
yamada様。
ご返信ありがとうございます。
また、ご指摘の件、申し訳ありません。
私も、書いたのは覚えているのですが、どの辺りに書いたのか、探すのに手間がかかりますし、特に参照してほしいわけでもないので、URLを記述しておりませんでした。
仕事の知恵の
■知ったかぶりが必要な時もある
という部分です。