大失敗の報告をする時
■相手にとって嫌なことを報告する時
相手が怒りそうなことを報告しなければならない場合、先に謝ったり、怒らないで聞いてくださいと言うと良いと思います。
わずかながらに相手の怒りを和らげることができます。
仕事で失敗して、上司に報告する時などに有効でしょう。
なるべくすぐに詳細を報告せず、神妙に謝って、困っていることを印象づけてから報告すると効果が高くなります。
家庭でも、子どもが家の物をなにか壊した場合、
「これ壊しちゃった」
といきなり言ってくるより、延々と泣いてから、親が心配して
「何があったの?」
と聞いてから
「これ壊しちゃった」
と報告された方が、怒りの度合いが緩むかと思います。
子どもは計算してこのようなことを行わないとは思いますが、報告する前に同情を買うというのは有効な手段かと思います。
また、大人であれば、なるべく解決策を考えてから報告するようにした方が良いでしょう。
例えば、上司に失敗を報告する時、
「見積金額にミスがあって、取引先を怒らせてしまったのですが、菓子折りをもって謝罪に行こうと思います」
のような感じです。
状況に応じて、相手を怒らせない方法を考えてから報告するようにしましょう。