話術を学ぶ14

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今回は、お誘いや勧誘などの断り方について、少しご紹介させていただこうと思います。

 

■メールやSNSで断る時

あまり知らない人からの飲み会などの誘いがメールやSNSのメッセージで来た時に、無視する方がいらっしゃいます。
これは、断りたいけれども、お断りのメールやメッセージを送ると相手を傷つけてしまうかもしれないという考えから、無視をしているのかと思われます。

ただ、無視をされた相手にとってみれば、あまり良い気分にはなりません。
むしろ、はっきりと「お断りします」と言われた方が良いという人も多いかと思います。

返信が来ないと、返事を待たなければなりませんし、かなり時間が経ってから無視されたのかと分かると、初めてその時にショックを受けることになります。

相手をあまり傷つけずに断わりたい時は、「用事があるので行けません」などのように返信しましょう。
嘘をつきたくないなら、「申し訳ありませんが、あまり気が乗らないので・・」のように行きたくない旨を伝えましょう。

他にも、合コンの後に、やり取りしたくない人から連絡が来る場合に、無視してしまう方もいらっしゃるかと思いますが、こちらも同様に無視という行為があまり良くないので、「気が向いたらこちらからご連絡します」の一言だけでも返すようにすると良いと思います。

相手としても断られているということが分かりますし、傷つけないように言ってくれたと解釈してくれる可能性は高いでしょう。

「こちらから連絡します」というのが、こちらが主導権を握ることになるので、しつこい勧誘などにも使える手法です。
覚えておくと、お誘いを断る時に使えると思います。

 

■営業電話の断り方

個人のお宅にはあまり営業電話はかかってこないかもしれませんが、会社にいると無駄な営業電話に時間を取られてしまうこともあります。
営業もメールなどになりつつあるため、一昔前より営業電話は減ってきておりますが、やはり未だに電話をしてくる企業もあります。

少し前は「社長は亡くなりました」と言うなど、営業電話対策は色々考えられていたようです。
断わり方は色々あるかと思いますが、今は営業もメールに移行しつつあるので、これを利用して、「営業電話はメールでお願いします。必要であればこちらからご連絡いたしますので」と言うようにすると良いと思います。

基本的に電話は相手の時間を奪うことになり、迷惑になることが多いものです。
メールであれば、自分の都合の良い時に見れますので、それほど迷惑はかかりません。

あまりに営業メールが多いような場合もありますが、そういう場合は、メールのフィルタ機能でゴミ箱に転送するように設定すると良いでしょう。

営業電話では「間に合ってます」という断わり方が普通だと思いますが、この断わり方だと、時間を置いてまた電話がかかってくる可能性が高いです。
しかし、「営業電話はメールにしてください」と言えば、今後はメールで来る可能性が高まりますし、暗に電話は迷惑ですと伝えることができます。

営業電話に迷惑している方がいらっしゃれば、この手法を試していただければと思います。

 

■男女間の誘いの断り方

男女間のお誘いや告白を断りたい時、はぐらかしたり、考えさせてほしいと言ったまま、フェードアウトする方もいらっしゃいます。
ただ、これでは相手もヤキモキしてしまい、早く白黒はっきりさせてほしいと思ってしまうものです。

異性のお誘いや告白を断わりたい時は、はっきりと「ごめんなさい」と言いましょう。
理由が必要であれば、「今、気になっている人がいるんです」などのように言うと良いと思います。

それが嘘になってしまうなら、「君は良い人だと思うけど、好きになれそうにない」と正直に言った方が良いです。
その方が相手も納得してくれる場合が多く、しつこく誘われる可能性も減るかと思います。

「最近、忙しいので」という理由で断る人もいらっしゃいますが、これは微妙なところです。
相手が断られていると分かってくれれば良いですが、真に受けてしまう人だと、しつこく言い寄られる可能性があります。

はっきりと断るのは、相手のためでもあります。
相手の立場を考えても、きっぱり断ってあげた方が、次の恋愛に切り替えやすいはずです。

はっきりと断ると、相手を傷つけてしまうのではないかと思ってしまう方も多いと思いますが、きちんと断った方が相手のためになる場合が多いということは覚えておきましょう。

 

■仕事の断り方

仕事などで、依頼を断わりたい時は、条件を提示して相手に断らせるという手法があります。

以前も書いたかもしれませんが、例えば通常行うよりもかなり高めに見積り金額を提示して、相手に断らせるというものです。
もし、その条件でも発注が来てしまったら、やりたくない仕事であっても、儲かったと思えるくらいの額が良いでしょう。
大抵の場合は、相場よりかなり高ければ、相手の方から断ってくるはずです。

見積もりを提示しない場合で、依頼を断わりたい時は、誰か対応できる別の人を紹介するという方法もあります。
「私の方では対応が難しいのですが、〇〇さんなら対応できるかもしれませんで、ご連絡してみてはいかがでしょうか?」などのように言ってみましょう。

もちろん、対応できる人がいなければなりませんが、単に断ってしまうだけだと相手も困ってしまう場合が多いので、相手を配慮して受け答えを考えるようにしましょう。

仕事の飲み会などを断りたい場合は、「今月お金が厳しいので」と言うのも良いでしょう。
それが嘘になってしまうというなら、「乗り気がしないので」とはっきりと言うのも良いと思います。
 

断り方の基本は、相手を配慮しつつ、はっきりと断ることだと思います。
中途半端な受け答えでは、逆に相手を傷つけてしまったり、勘違いさせてしまう場合がありますので、なるべく態度をはっきりさせるように心がけましょう。

 



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