上手な文章の書き方
最近は、ブログを書いたり、Twitterでつぶやいたりと、文章を書く機会が増えている方も多いので、文章をうまく書きたいという方も増えていらっしゃると思います。
私も理系なので、文章はうまい方ではありませんが、文章の書き方で学んだことを少しご紹介できればと思います。
■読みやすい文章を心がける
文字のぎっしり詰まった文章は、誰しも読むのにうんざりしてしまいます。
長文を書く時も、段落と空白をうまく使うことで、非常に読みやすくなります。
このサイトも、段落や空白を使用せずに、ぎっしり文章だけを書くと、非常に読みにくくなってしまいますが、適度に段落と空白を使っています。
書き手によっては、空白を大きく使用して、驚きを演出したり、タメを作ったりする方もいらっしゃいます。
また、文字の大きさを変えることで、読んでほしい部分を目立たせることもできます。
段落のタイトルを大きくしたり、色を変えたりすることで、一目でその段落の書かれてある内容が分かるようになります。
それと、読点(、)ですが、これは文節の切れ目であれば、どこに入れても良いようです。
ただし、入れすぎても読みにくくなることもありますし、場所によっては意味がおかしくなる場合もあるので、ここで切るというところで読点を入れると良いと思います。
また、誤字・脱字が多いのも、文章が読みにくくなる要因となります。
書き終わったら、一度自分が書いた文章を全て読み、誤字・脱字があったら修正しましょう。
これは、メールを送る時なども同様ですので、文章をチェックする習慣を身につけておくと良いでしょう。
■分かりやすい言葉を使う
話の内容が難しいからと言って、難しい言葉を連発するのも考えものです。
専門家しか読まないということであれば、専門用語をどんどん使っても良いと思いますが、不特定多数が読む可能性がある場合は、専門用語のようなものでも、なるべく簡単な言葉に置き換えた方が読みやすくなります。
やむを得ず難しい言葉を使う場合は、( )で説明を入れたり、注釈などで他の場所に解説を入れたりすると良いでしょう。
難しい言葉ばかりだと、読み手が頭の良い人でも、少しうんざりしてきます。
最近は、略語や若者言葉など、流行の言葉が氾濫していますが、こういったものはなるべく使わない方が良いでしょう。
ノリで使う場合は良いですが、これらを使う場合も、できるだけ読み手のことを考えて、解説を入れるなり、フォローするなりしましょう。
また、誤解を招きそうな言葉も、使わない方が無難です。
他の言葉で置き換えられないか、考えて使いましょう。
■丁寧語を使う
だ・である口調の説明口調と、です・ます口調の丁寧語の、どちらで書けば良いか迷う方もいらっしゃると思います。
一般的に、小説や専門書などは説明口調の場合が多く、ノウハウ本やエッセイなどは丁寧語が多いようです。
説明口調と丁寧語が混在する文章は論外ですので、どちらかに統一しましょう。
ブログなどを書く際は、丁寧語の方が良いでしょう。
説明口調だと、威圧感が少し出てきてしまいます。
小説で丁寧語のものがあったのですが、なぜか読みやすかったのを覚えています。
これは、親近感が湧くのと、文章が柔らかくなるためと思われます。
Twitterなどで、目下の人間しか見てないからと思っても、誰が見るかは分かりませんので、できれば丁寧語で統一した方が良いと思います。
「~~だよね」
「~~と思うよ」
のような、会話口調(友達口調?)のようなものもありますが、これも
「~~ですよね」
「~~と思いますよ」
のように丁寧語にできますので、こちらを使う方が良いでしょう。
もちろん、話す内容によっては、丁寧語ではない方が良い場合もあります。
何かを解説するようなブログでは、説明口調で統一した方が良いかもしれません。
内容によって、どちらで統一するのが良いかを判断しましょう。
■笑いや息抜きを混ぜる
文章がうまい人は、時折、文章の途中で笑いや息抜きを混ぜたりします。
長文をずっと淡々と読んでいても、読み手も飽きてしまいます。
ところどころに笑い話を入れたり、おかしなことを書いて読み手を惹きつけ、和ませるのです。
これは文章だけでなく、スピーチやプレゼンなどでも使える手法です。
堅苦しい文章ほど、こういったものを織り交ぜるのは難しいのですが、そういう文章ほど逆にギャップがあるので、効果は高いかもしれません。
笑い話というと、なかなか難しいかもしれませんが、ちょっとした体験談や事例でも良いのです。
そういったものをところどころに入れることで、文章にメリハリが出てきて、読む方も飽きずに惹きつけられる可能性は高いでしょう。
このように、文章の書き方も色々とコツがあります。
私も書き手としてはまだまだですが、書き方の勉強をしたり、本を読むことによって、文章の書き方を学んだりしています。
昔より現代の方がインターネットを通じて、色々な人に自分の言葉を伝える機会が増えていますので、どんな人でも文章力を身につけておいた方がと良いと思います。