目覚めを良くする方法

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朝、なかなかスッキリと起きられないという人や、目覚まし時計を使ってもよく寝坊してしまうという方も多くいらっしゃるかと思います。
今回はその原因や、どのようにすれば目覚めを良くすることができるかをご紹介させていただこうと思います。

 

■定説の誤り

最近まで、睡眠サイクルは90分で、深い睡眠のレム睡眠と、眠りが浅くなるノンレム睡眠が繰り返されて起きるという定説があり、これを信じていらっしゃる方も多いと思います。
この眠りが浅くなるノンレム睡眠の時に、目覚ましが鳴るようにすれば、快適に起きられるという説が有力でした。

しかし、睡眠サイクルの90分というのは、そういう人が多いというデータであり、人によっては、60分、75分など、様々の違いがあり、さらに同じ人でも、日によってサイクルが異なるというのが、最近の研究によって分かってきました。

しかも、ノンレム睡眠の時に、目覚ましを鳴らしても、快適に起きられない場合があることが分かりました。
これは、ノンレム睡眠と言っても、眠りが浅いというだけで、目覚めに近いという状態というわけではないため、眠気が残ってしまうからのようです。

つまり、今までの定説は都市伝説的な説であり、レム睡眠やノンレム睡眠は、目覚めを良くするためにはあまり関係ないという研究結果があるのを、テレビの情報番組を観て、私もなるほどと思いました。

 

■睡眠中の半覚醒状態

では、どのタイミングで起きれば、目覚めが良くなるのかをご紹介いたします。

そのテレビ番組の情報ではありますが、人は眠っている間、レム睡眠であろうが、ノンレム睡眠であろうが、度々不定期に、半覚醒状態になるというのです。
その状態になっているのは、かなり短い時間ではありますが、この半覚醒状態の時は、音も聞こえており、目覚めやすい状態になっています。

このタイミングで目覚めることができれば、非常にスッキリとした目覚めになるということです。

なぜ、睡眠中に半覚醒状態に度々なるのかというのを推測しますと、恐らく大昔から、睡眠中にも外敵の接近や、災害などから身を守るために、そのような状態になるのではないかと思います。
これは人間だけではなく、あらゆる生物に備わっている防衛本能ではないかと考えられます。

人間も、例えば睡眠中に火事が発生した時に、音や臭いで起きることがあるのは、この半覚醒状態の時に気づいて起きるということなのかと思います。
これは、熟睡状態であるレム睡眠の時にも半覚醒状態が訪れるため、すばやく起きることができるということのようです。

 

■目覚めを良くする方法

この半覚醒状態を利用すれば、快適に目覚めることができるようです。

半覚醒状態は、少なくとも20~30分に1度は、どのような人でも訪れるので、半覚醒状態の時に起きれば、スッキリと目覚めることができます。
とは言いましても、半覚醒状態になっている時間は非常に短いため、そこを狙って目覚ましを鳴らすのは不可能に近いです。

では、どうすれば良いかと言いますと、半覚醒状態でない時は、音が聞こえずに眠り続け、半覚醒状態の時に音が聞こえるわけですから、起きたい時間の30分くらい前から、小さな音を流し続ければ良いのです。

目覚ましのボリュームを小さくして、20~30分くらい音が出続けるようにしておけば、半覚醒状態の時に音が聞こえて自然に目が覚めるということになります。
音は何でも良いですが、好きな曲や小鳥のさえずりなどが良いようです。

もしくは、テレビのオンタイマーを使っても良いかもしれません。
こちらも、半覚醒状態の時以外は目が覚めないようにボリュームを絞っておきましょう。

この半覚醒状態の時に起きれるように、20~30分間ボリュームを小さくして音楽を流せるようなスマートフォンアプリもあるようですので、興味がある人は、探して試してみていただければと思います。

いずれの方法も、人によってはこの方法では起きられない場合もありますし、音に慣れてくるとだんだんと起きられなくなってくる可能性がありますので、絶対に起きなければならない時間に、大きな音の目覚まし時計やアラームを、これとは別にセットしておいた方が良いでしょう。

 



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