座右の銘をもつ
昔からある格言やことわざは、今でも非常に役に立ちます。
先人たちの言葉を大切にし、今に活かしましょう。
常に自分の好きな言葉をもっておくことで、自分の性格を変えることもできるでしょう。
■座右の銘をもつ
座右の銘というのは、常に自分の心にとめておく格言のことです。
格言は、先人たちが残した教えや戒めの短い言葉です。
我々のご先祖様は、数多の困難を乗り越え、苦労を重ねてきました。
そういった人たちが残してくれた言葉を大切にし、自分の戒めや励みとするのです。
自分にとっての座右の銘をもつことで、自分に磨きをかけることができます。
もし、直したい性格があるなら、座右の銘をもつことで、変えることができるかもしれません。
私の座右の銘は、「我以外皆我師也」です。
「三国志」や「宮本武蔵」などの作家、吉川英治の格言で、自分以外の全ての人を先生と思い尊敬せよ、という意味です。
自分以外の人ならどんな人であっても、必ず自分と違う経験をしているので、何かしら学ぶことがあります。
また、どんな人でも自分の師匠と思えば、人様に腹が立ったり、けなしたりすることはなくなります。
常に言葉を心にとめておくことは、なかなか難しいのですが、やはり座右の銘があるとないとでは、行動に違いが出てきます。
自分に磨きをかけたり、性格を良くしたりできるように思えます。
気軽に試せますので、みなさんも自分に合う格言を探し、座右の銘をもつと良いでしょう。
■格言を探す
言葉を探してみると、意外と多くの格言があります。
座右の銘にする言葉は、ことわざでも四字熟語でも良いと思います。
インターネットで探すのが手っ取り早いですが、人に聞いたり、本から言葉を探しても良いでしょう。
「有言実行」
「一期一会」
「臨機応変」
といった四字熟語を座右の銘とする人もいます。
ことわざなら、
「急がば回れ」
「情けは人の為ならず」
「石橋を叩いて渡る」
などなど、他にもたくさんあります。
■格言を大切にする
探してみると、色々な格言があります。
私の好きな格言をいくつご紹介します。
「初心忘るべからず」
物事に成功したり、慣れたりすると、調子に乗って失敗してしまうことがあります。
何事も、最初に始めた時の心がけを忘れず、感謝と謙虚な心をもちましょうという意味です。
仕事をさせてもらえるありがたさを忘れてしまい、すぐに上司やクライアントに文句を言ったり、仕事を辞めてしまう若者が増えていますが、結局はうまくいかなくなり、失敗してしまいます。
そういった人には、この言葉を常に心にもつと良いと思います。
「親しき仲にも礼儀あり」
どんなに親しくなった人でも、礼儀を忘れてはならないという意味です。
友人や配偶者など、親しくなればなるほど、礼儀を忘れてしまい、すぐに頼ったり、文句を言ったりしがちになってしまいます。
しかし、そんなことを繰り返していては、いつか嫌われてしまい、孤立してしまいます。
仲の良い人ほど、礼儀を忘れず、大切にしましょう。
「継続は力なり」
どんなに小さなことでも、コツコツと積み重ねれば、やがて大きな力となるという意味です。
毎日少しずつ自分の為になる本を読む、毎日少しずつ運動する、毎日少しずつ夢に向かって一歩進む、といった行動は、何年もすれば、やがて芽を出し花を咲かせます。
いつの間にか、強大な力を身につけている自分に気づくでしょう。
一気に力を身につける方法などありません。
毎日コツコツと、自分を磨くことに励みましょう。
■潜在意識が行動を変える
座右の銘をもつと、自分の行動が徐々に変わってきます。
自分が意識していなくても、潜在意識がそうさせるといいます。
潜在意識は、文字通り潜っている意識、つまり無意識と考えて良いでしょう。
つまり、座右の銘をもつことで、潜在意識に働きかけ、無意識にその言葉の行動をとるようになるのです。
これは、強く思えば思うほど、効果が現れます。
座右の銘を心に刻むように、毎日思い出すと良いと思います。
座右の銘は、一つでなくとも良いです。
時間がある時に、言葉を探してみましょう。
また、気に入った言葉を発見したら、メモしておくと良いかもしれません。
昔の人でなくても、現代の人でも名言を残していたりしますので、思いもかけないところで自分の言葉が見つかるかもしれません。
ぜひ、インターネットや本などで、積極的に探してみましょう。