話術を学ぶ8

0 Comments

image
前回に続き、役に立つかもしれない話術について、少しご紹介させていただこうと思います。

 

■神妙な空気を崩したい時

多人数での会話で、誰かが空気を重くした時は、少し笑いを入れるようにすると、空気を崩すことができます。
笑いというのは難しいですが、少し砕けた会話でも良いでしょう。

例えば、友達同士の会話で、いない人の悪口を誰かが話していて空気が重くなった場合、
「そんなに悪口言っていると、おまえも誰かに悪口を言われちゃうかもしれないぞ」
と笑いを含ませて言うなどです。

仕事の会議などでも、空気が神妙すぎてやりにくい時は、少し砕けた会話を入れると良いでしょう。
世間話を入れても良いですし、笑い話であればなお良いと思います。

これを行うことで、会議のイニシアティブ(主導権)を取れる場合があります。
自分がイニシアティブを取りたくない場合は、無理にしなくても良いですが、面白い話をすることで、出席者が次の会話を期待する効果があります。

会議で主導権が握ることができれば、思うように話を進めることができます。
もちろん、進行係のような人はいると思いますが、それとは別に話の方向をある程度コントロールすることができるようになります。
とは言っても、簡単にはできませんし、場合によっては余計に空気が悪くなる場合もありますので、注意して行ってください。

笑いを取るのが難しいという場合は、仕草で雰囲気を柔らかくできる場合があります。
ちょっと変わった行動をしたり、落ち着かないような行動をすると、微笑ましく見られる場合があります。

例えば、会議室に入った時に、すでに空気が重いと感じた場合、自分の席まで歩く間に、わざと少しつまづいてみるのも良いかもしれません。
ちょっとした笑いが起きれば、空気も変わる可能性があります。

神妙な空気を崩すのは、慣れてくればそれほど難しいことではないので、ぜひ活用してみていただければと思います。

 

■相手にとって嫌なことを報告する時

相手が怒りそうなことを報告しなければならない場合、先に謝ったり、怒らないで聞いてくださいと言うと良いと思います。
わずかながらに相手の怒りを和らげることができます。

仕事で失敗して、上司に報告する時などに有効でしょう。
なるべくすぐに詳細を報告せず、神妙に謝って、困っていることを印象づけてから報告すると効果が高くなります。

家庭でも、子どもが家の物をなにか壊した場合、
「これ壊しちゃった」
といきなり言ってくるより、延々と泣いてから、親が心配して
「何があったの?」
と聞いてから
「これ壊しちゃった」
と報告された方が、怒りの度合いが緩むかと思います。

子どもは計算してこのようなことを行わないとは思いますが、報告する前に同情を買うというのは有効な手段かと思います。

また、大人であれば、なるべく解決策を考えてから報告するようにした方が良いでしょう。
例えば、上司に失敗を報告する時、
「見積金額にミスがあって、取引先を怒らせてしまったのですが、菓子折りをもって謝罪に行こうと思います」
のような感じです。

状況に応じて、相手を怒らせない方法を考えてから報告するようにしましょう。

 

■アイディアを出す時

何か自信のあるアイディアを言いたいけど、そのアイディアが突拍子のないものの場合、すぐに言わない方が良い場合があります。
その場合は、もったいぶってこちらのペースに持ち込みましょう。

「良い考えがあるんだけど、君には受け入れられないんじゃないかなぁ」
「どんなアイディアですか?」
「いやぁ、やっぱり止めておこう」
「聞かせてくださいよ」
「どんな案であっても受け入れてくれるか?」
焦らすほど、相手も受け入れざるを得なくなります。

アイディア自体が良ければ、突拍子もないアイディアであっても、受け入れてもらえる可能性が高まるでしょう。

幕末の坂本龍馬も、この手法をよく使っていました。
彼の案は、倒幕派が増える中で、船で貿易をしようとしたり、各藩の協力を得て、会社を作って利益を上げて、海軍を作るというような、当時の人たちにとってみれば、突拍子もないアイディアでした。

それを周囲の人に受け入れさせたのは、この手法を使っていたためと思われます。
彼のような奇抜な発想をする人は、自然にそういうことができますが、我々も見習ってうまく活用していきたいものです。

 

■敬語からタメ口に変えたい時

初対面から敬語を使っていたけど、年下だと分かり、後からタメ口に変えるのは、実は意外と難しいものです。
私の場合、面倒なので、仕事の後輩であっても、敬語で話していたりしましたが、途中でタメ口に変えたいという方もいらっしゃるでしょう。

急にタメ口に変えると、馴れ馴れしいと思われたり、ちょっとだけタメ口を使うと、相手にそれが分かってしまい、気まずいことになってしまうこともあるかと思います。
何度も接しているうちに、自然にタメ口になるのが一番良いとは思いますが、早めに切り替えたい場合は、タメ口を言った後に敬語に言い直す方法が良いかもしれません。
ベースは敬語で、たまにタメ口を言ってから、同じことを敬語で言い直します。
こうすると、敬語で話しているのに、自然にタメ口が出てしまったが、敬語に言い直しているという印象を相手に与えます。

「最近は忙しいんすか?」
「今はそれほどではないです」
「趣味のライブとか行ってるの?行ってるんすか?」
のような感じでしょうか。

そんなに頻度は多くなくて良いとは思いますが、後は何度か繰り返すうちに、自然にタメ口になってくるかと思います。
あまり意識しすぎると、不自然になってしまい、気まずくなってしまうので、できる限り自然に行うようにしましょう。

 



関連記事

言葉を知る5

嘘を見抜く3

話術を学ぶ11

話術を学ぶ10

嘘を見抜く2

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

※コメント送信前に以下をご確認ください。

コメントは承認制になっております。
どんどんお気軽にコメントを投稿していただいても構いませんが、記事の内容と関係ないものは掲載されませんので、ご注意ください。
逆に、記事の内容に沿っていれば、どんな批判的なコメントでも受け入れさせていただきます。

私自身、未熟なことは重々承知しておりますので、批判的なご意見を書き込んでいただくのは大いに結構なのですが、どこをどう改善すれば良いか分からないコメントも多いため、できましたらどの部分がどういった理由でダメなのかや、改善策も述べていただけますと幸いです。