話術を学ぶ4

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前回に続いて、少し役に立つ話術をご紹介できればと思います。

 

■ゆっくり話す

誰しも、慌てて何かを伝えようとすると、うまく話せずにかんでしまったり、言葉がどもったりします。
また、極度の上がり症の人は、普段人と話す時にいつもそのような話し方になってしまったりします。
私も話す時に、相手の時間をあまり無駄にしたくないという思いから、焦ってそうなることが多いです。

このような時は、いったん落ち着いて、ゆっくり話すように心がけてみましょう。
相手の時間を拘束することが気になるかもしれませんが、ゆっくり話そうが焦って話そうが、大差はありません。

普段話すテンポよりも少し遅くして話してみると、自分でも驚くほどにスムーズに話すことができます。
遅くするテンポはわずかで良いです。
あまり遅すぎると、返って聞き取りづらくなります。

それだけで、かんだりどもったりすることなく、スムーズに話すことができるかと思いますので、ぜひ試していただければと思います。

 

■早口言葉のコツ

早口言葉をしゃべるゲームには、実はコツがあります。

それは、ゆっくり話すこと・・ではなく、区切る文節を決めておくということです。

例えば、「バスガス爆発」を3回かまずに早く言うという場合、
「バスガス・爆発」
のように、ほどよい場所で区切る場所を決めておいてから、早口言葉を言ってみましょう。

区切りを決めずに一気に言うよりも、早口言葉が言いやすくなるかと思います。

しゃべる時になるべく区切り場所で止めないようにしましょう。
頭の中で区切るだけでも十分に効果があります。
言葉が長い場合は、区切る場所を複数箇所決めておけば良いかと思います。

早口言葉ゲームでなくとも、普段の会話の中で言いにくい言葉も、同様に区切る場所を決めておくことで、スムーズにしゃべることができるかと思いますので、ぜひ実践してみていただければと思います。

ただ、こういったものはゲームかと思いますので、スムーズに早口言葉を言えてしまうよりは、わざと間違えるくらいの方が、会話を盛り上げることになると思います。

 

■会話のネタを用意しておく

ある程度親しい友人との会話でも、話が途切れて沈黙が続いてしまうこともあるかと思います。
そういった時のために、事前に会話のネタを用意しておきましょう。

鉄板ネタは、天気の話題です。
天気のネタは、日によって変わりますし、どんな人にも有効な話題です。

他にも、映画、音楽、テレビ、趣味、旅行、スポーツなどの話題は、どんな人にでも有効な話題かと思います。
ただ、親しい友人ほどこういった会話も尽きてくるので、そういった場合は、もっと別の話題を事前に考えておくのも良いかと思います。

会話のネタは、人によって変わりますので、相手によってどんなネタを用意しておくか考えてみましょう。
まぁ、親しい人ほど会話が冷めるということはないと思いますが、予め話題を考えておくのも有効かと思います。

 

■相手のリアクションを観る

会話のコツは、相手に気持よく話してもらうことです。
そのため、あまり知らない人と話す時、最初は色々な話題を提供したり、質問をしたりして、相手がどんなことに興味を示すのかを観る必要があります。

相手が食いついてきたら、その話題についてを話したいと思われますので、相手に存分に話してもらいましょう。
自分は聞き手に回ります。

その際、相手が楽しそうに話しているかも見極めましょう。
相手があまり楽しそうでなければ、別の話題を提供した方が良いかもしれません。

相手のリアクションをよく観て、相手の話したいことを探って、気持よく話してもらうようにしましょう。

 

■相槌はオウム返しも有効

相槌は、リアクションが大きいほど、話している人が好感を持ってくれます。
また、オウム返しも有効です。

「この前、北海道に旅行に行ってさ」
「おお~、北海道ですか」

のように、相手の言ったことをそのまま聞き手も言うことです。
その際、驚きや自分の感情などの言葉を付けると、さらに効果的です。

「そこでスノーボードをしたんだよ」
「スノーボードですか。いいですね!」

のような感じです。

ただ、オウム返しをすると言っても、相手が強調したい部分でないところをオウム返ししてしまうと、的外れになってしまいますので、よく相手の話を聞いて、どこをオウム返しするのが良いかを見極めましょう。

 

■時には本音を吐く

社交辞令や大げさなリアクションをするのも、円滑な会話のためには必要ですが、ある程度仲が良くなった人とは、本音をぶつけてみることも必要です。
こちらがいつまでも上っ面だけで接していると、相手も本音を話してくれません。

こちらが本音を吐くことで、相手も本音を吐き出してくれることがあります。
お互いに心を開くということです。

そういった本音を話せる人こそ、本当の親友と呼べるようになるかもしれません。

 



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