トラブル解決法
普通に生活をしていても、様々なトラブルに巻き込まれる可能性があります。
トラブルに巻き込まれた時、どのように対処すれば良いか、予め考えておくことは非常に有効です。
■仕事に失敗した時
普段の生活でもそうですが、仕事などで重大な失敗をした時は、隠そうとしたり他人に責任を押し付けようとしたりせず、過失を認めて素直に謝りましょう。
その後、トラブルになってしまった場合は、全力で対応をするようにしましょう。
誠心誠意に謝罪して、さらに真面目に事後対処している姿を見せれば、迷惑をかけてしまった人に逆に好印象を与えることができるのです。
お客様に迷惑がかかってしまった場合は、手頃な贈り物などをしてフォローすれば、さらに効果は高いでしょう。
自分が悪くない場合でも、失敗した人に関わっていたり、部下が失敗した場合などは、自分も責任を背負って、共にトラブルに対応するくらいの意気込みがあった方が良いでしょう。
ピンチをチャンスに変えるという言葉もありますが、文字通りそういった失敗を好感度アップにつなげることができるのです。
現に、自分のミスを全力でフォローしたことによって、顧客からの絶大な信頼を得た人もたくさんいらっしゃいます。
「この人は、自分のミスを認めることができるし、きちんと対応もしてくれる人だ」
という印象を与えるからです。
逆に、トラブルが発生した時に、誰も謝罪せず、責任の所在もうやむやになってしまうような会社では、信頼されるのは難しいでしょう。
人間である以上、失敗は誰でもしてしまうものです。
ただ、ミスをしてしまった後に、どのような行動を取るかによって、大きく差が開くのです。
ミスが多すぎる人ではいけませんが、ミスをなるべく少なくするように努力し、失敗をしてしまった時は、心から謝罪をして全力でフォローするようにしましょう。
■生活のトラブル
長い人生を歩んであれば、誰しも生活でトラブルに巻き込まれるということは、一度や二度あることかと思います。
普通に生活をしていても、隣人がトラブルを起こしたり、人間関係がうまくいかなかったりすることはあるでしょう。
そういったトラブルは、なるべく他人に相談するようにしましょう。
我慢をし続けると、ストレスが溜まり、病気になりやすくなります。
例えば、アパートの隣人の騒音がひどいというケースでは、大家さんに相談し、匿名で騒音の苦情があったことを伝えてもらいましょう。
それでも解決しない場合は、警察に相談して、同じく匿名で苦情があったことを伝えてもらう方法もあります。
一軒家の場合は、大家さんがいないので直接苦情を伝えるしかないですが、それができない場合は、警察に伝えてもらいます。
それでもだめなら、弁護士に相談して、民事裁判に持ち込むこともできます。
その場合は、匿名ではなくなりますが、裁判で勝つことができれば、強制的に止めさせることができるのです。
裁判ともなれば、お金も労力もかかってしまいますが、不動産を購入してしまって、引っ越しが難しい場合は、やむを得ないと思われます。
また、裁判になると聞いた時点で、相手も驚いたり、対応が面倒だったりで、トラブルが収まる可能性もあります。
知恵を使ってトラブルを解決することができればベストですが、やはり頭の良さが要求されます。
周囲に頭の良い人がいれば、苦情を出さずに、穏便に解決できる方法がないかを相談すると良いでしょう。
■離婚のトラブル
知らない人も多いようですが、離婚は夫婦のお互いの同意がないと成立しません。
一方が離婚したいと申し入れても、もう一方が拒否すれば離婚が成立しないのです。
ただ、配偶者の浮気や結婚生活に著しく支障がある場合など、相手側の責任が重い場合は、家庭裁判所に訴えて、認められれば離婚が成立します。
裁判ですので、相手も反論してくる可能性があり、離婚が認められるのは容易ではありません。
そのため、裁判のための証拠が重要になります。
浮気の場合は、浮気相手とのメールのやり取りの履歴や、浮気相手との写真などがあれば有効でしょう。
ない場合は、探偵に依頼する方法もありますが、やはりお金はかかってしまいます。
お金がなければ自分で調査する方法もあります。
配偶者を尾行したり、配偶者が出張だったと言った場合に、会社に裏を取るなどです。
また、配偶者の怪しい行動など、メモや日記をつけておいて、裁判所に提出することもできます。
証拠としては弱いですが、何もないよりはマシと言えます。
家庭裁判所に訴える場合は、弁護士に相談するのが一番良いですが、弁護士なしでも裁判は可能です。
その場合は、本やインターネットなどで色々と調べましょう。
ただ、親権や財産分与などの難しい問題もあるので、なるべく弁護士に相談した方が、安全で確実と言えるでしょう。
■証拠を意識しておく
先ほども、裁判では証拠が重要と書きましたが、離婚訴訟だけでなく、様々なケースで証拠が重要になります。
会社が顧客から受注する時は、発注書を発行してもらうのが普通なのですが、信頼関係でやり取りしていると、発注書を省略することが少なくありません。
しかし、納品後に色々と文句をつけて、お金を払わないなどのトラブルが発生してしまうこともあります。
もし、裁判沙汰にまでなってしまった時、発注書がないと裁判に負けてしまうこともあるのです。
メールの履歴などを証拠とすることももちろんできますが、メールは偽造ができるため、証拠としては若干弱くなります。
まぁ、裁判で証拠を捏造してバレてしまったら、裁判に負ける可能性がかなり高くなるので、あまり捏造をする人はいないですが、裁判では証拠の信頼性も重要になってくるのです。
証拠の信頼性が高いほど、裁判官の心証も動くというわけです。
また、お店で何か購入した時、その商品が不良品だった場合、レシートがなければ返品を受け付けないというところが普通だと思います。
このレシートも、そのお店で商品を購入した証拠ということになります。
トラブルに巻き込まれることは、そんなに多くはないと思いますが、やはり私の知人でも、仕事の契約でトラブルになったり、離婚訴訟をしたという人もいます。
自分もいつ、どのような形でトラブルに巻き込まれるか分かりませんので、日頃から証拠というものを意識してとっておくようにしましょう。
トラブルに巻き込まれないように、注意力を高めておくことは必要なことですが、万が一トラブルに巻き込まれてしまった場合のことも考えて、知識や証拠などを備えておくように心がけておきましょう。