PCのちょっとした知恵
今回はパソコンについてのちょっとした知識をご紹介させていただければと思います。
■カナのブラインドタッチを覚える
私はIT業界で働いているのですが、この業界でさえ周囲の人がブラインドタッチはできるものの、入力はローマ字入力という方が結構多いのに驚かされます。
ローマ字入力の方が、覚えるキーボードの配置が少ないので、手っ取り早くブラインドタッチができるようにはなるのですが、メールや資料作成などはほとんど日本語かと思いますので、ローマ字入力のままではあまり効率的ではないかと思います。
もちろん、職種によってあまりキーボード入力が必要でない場合は覚えなくても良いですが、様々な職場でIT化が進んでおりますので、キーボード入力が多くなってきたという方には、カナ入力を覚えることをオススメいたします。
最初は覚えるのが大変ですが、一度覚えてしまえば、キーボード入力作業はかなり効率化されます。
ローマ字入力ですと、入力したい日本語を一度ローマ字に変換して入力しなければなりませんし、キーボードのボタンを打つ回数も、カナ入力に比べて2倍近くになってしまいます。
私はそういった事もあり、社会人になればカナ入力は必須なのではないかと思っていたので、大学の時からカナ入力のブラインドタッチをできるようにしましたが、今でもカナ入力は珍しがられるほどです。ただ、作業の効率の良さを考えれば、カナ入力ができて良かったと思っています。
もちろん、いつから始めても遅くはないと思いますので、キーボード入力作業はあるのに、ローマ字入力をしているという方は、カナ入力をトライしてみていただければと思います。
■ノートPCで外付けキーボードを使う
最近はノートPCを使用するという方も多いかと思います。
ただ、ノートPCだとメーカーによって、CtrlキーやFnキーなどのキーボードの配置が微妙に違っていたり、キーボードのボタン自体が小さくて入力しづらいということもあるかと思います。
デスクトップPCのみを使っている方にはあまり関係ないと思いますが、外で仕事することが多いためにノートPCだけを使っているという方は、キーボードで苦労するという方も多いのではないでしょうか?
そういった方にオススメなのが、外付けキーボードを買うということです。
自分が気に入ったボタン配置の外付けキーボードを買ってしまえば、ノートPCのキーボード配置が微妙に違っていても問題ありませんし、PCの買い替えの時も気にしなくてよくなります。
携帯用の小さめの外付けキーボードを持ち歩けば、荷物が増えてしまうという欠点はありますが、どこでも同じキーボードを使うことはできます。
家と会社で使いたい場合は、同じ外付けキーボードを2つ買ってそれぞれに置いておけば、持ち運びの必要もなくなるかと思います。
私のように左利きで、マウスを左手で使うという人は、キーボードの右側の配置が重要になる場合が多いので、外付けキーボードを使うことで、その問題は解消されます。
ただ、なかなか自分に合った良いキーボードを探すのは大変かもしれませんが、時間をかけてじっくり探す価値はあるかと思います。
■PCのバックアップ
パソコンを使う仕事をしていると、パソコンが壊れたときにデータが消えてしまうという不安を抱いている人は多いと思います。
万が一の時のバックアップが必要と分かっていつつも、なかなか面倒で行っていないという方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、やはりパソコンというものはいつ壊れるか分かりません。
データを記録しているハードディスクも、突然壊れるケースも少なくないのです。
長く使えば使うほど、そのリスクは高まります。
大事なデータを扱っている場合は、やはりバックアップを取ることをオススメします。
バックアップと言っても、同じハードディスク内にファイルをコピーして置いておくだけでは不十分です。
ハードディスクが壊れてしまえば、全てのデータが消えてしまうからです。
なので、できれば外付けハードディスクを購入し、その中にコピーするのが良いと思います。
バックアップ用のソフトウェアを使うことで、更新されたファイルのみをバックアップすることができるようになります。
もしくは、Dropboxのようなクラウド上にファイルを保存できるサービスを利用すると、バックアップにもなります。
元々、こういったサービスは、別のPCやスマートフォンなどからも同じファイルを閲覧、更新できるサービスなのですが、万が一の時のバックアップにもなるのです。
クラウド上にバックアップがあれば、仮に家が火事になって、PCと外付けハードディスクが同時に壊れてしまっても、新しいPCでクラウド上からデータを取得できます。
保存する容量によっては費用がかかりますが、保存する容量が少なければ無料ですし、それほど高額なサービスではないので、お金を払う価値は十分にあるかと思います。
私は週一回、外付けハードディスクにバックアップを取った上で、Dropboxにも保存しています。
もちろん、毎日バックアップを取った方が良いに越したことはないので、必要であればこまめにバックアップを取るようにしましょう。
■クラウドを利用する
最近はどんどんクラウド化が進み、スマートフォンなどからも利用可能になっています。
クラウド化というのは、パソコンのデータをインターネット上のサーバに保存することで、別のPCやスマートフォンやタブレットから見れるようにするということです。
ファイルだけでなく、スケジュールやメールなどもクラウド化することで、どこからでもスマートフォンなどで同じ情報を閲覧したり、更新することができます。
最も有名なのが、Googleの各サービスでしょう。
私もGoogleカレンダーとGoogleメール、Google Driveなどを使っています。
これらのサービスは基本的に無料ですので、どんどん活用しましょう。
メールはプロバイダーからもらったメールアドレスを使っていらっしゃる方も多いかと思いますが、設定でGoogleメールに転送するようにすれば、一元管理ができますし、Googleの迷惑メールフィルターを利用することもできます。
今までのメールデータをGoogleメールに移行することもできます。
最初は面倒かもしれませんが、移行する価値は十分にあるかと思います。
もちろん、Googleだけでなく、様々なところがサービスを提供していますし、内容も様々です。
ご興味があれば、色々とご自分で調べていただければと思います。
■アドレス帳の管理
アドレス帳は最も管理が難しいと言っても過言ではないかもしれません。
私も、どのように管理すれば良いか、試行錯誤したことがあります。
と言いますのも、アドレス帳は使うソフトによって、項目が違うということです。
ソフトウェアによって、氏名のカナがあったりなかったり、電話番号が一人3件だったり、5件だったりなど、とにかくバラバラなので、どれを基準にするのか、どうやって移行するのかが問題になってしまうのです。
Googleメールの連絡先のような、クラウド上で一元管理するのがベストかと思いますが、Googleのアドレス帳も使い勝手が良いものではなく、Googleが海外の会社なので氏名のカナがなかったりします。
なので、私はとりあえずMicrosoftのOutlook2007のアドレス帳に全てを集約させ、そこからスマートフォンなどに転送するという形を取っています。
CSV出力もできますので、様々なアドレス帳にも移行することができます。
これがベストというわけではないですが、現状はそれで落ち着いています。
今後、クラウド上で管理できる優れたアドレス帳のサービスが出てくれれば良いのですが、今は待つしかないかもしれません。
思いつくままに記述してきましたが、少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
他にも役に立つ知恵があれば、別の機会にご紹介できればと思います。