個人差はどうして生まれるのか

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人には色々な性格、体格の人がいますし、その言動や身につける物、生活習慣など、多種多様でまさしく千差万別と言えます。
また、病気になりやすい人や、やたらと運が悪い人などもいらっしゃいます。
こういった個人差は、なぜ生まれるのでしょうか。

 

■絶滅回避の多種多様性

このサイトでも何度か記述しておりますが、やはり絶滅回避のために、遺伝的に多種多様な人間が生まれるようになっているからというのが答えかと思います。

これはもちろん人間だけでなく、あらゆる生物に共通して言えることです。
その生物が全て同じような体格をしていて、同じような行動をしていると、何か地球環境に変化が起こった時に、その生物全てが環境変化についていけずに絶滅してしまったり、その生物の天敵が大量発生した場合などに、絶滅してしまう危険があります。

しかし、多種多様なものが生まれるようになっていれば、絶滅を免れる可能性が高まるのです。
例えば、同じ生物の中でも、寒さにとても強いものがいくつか生まれていれば、地球に氷河期が来て、その生物がほぼ絶滅してしまっても、寒さに強いものが生き残って種を残せるのです。

人間の場合は、地球上に70億人も生きていますし、科学も発達しているので、多少のことでは絶滅したりはしませんが、そういった生物の進化の過程で、多種多様な人間が生まれるようになっていったのです。

 

■なぜ難病にかかる人がいるのか

世の中には、原因も治療法も未だに不明な難病にかかる人がいらっしゃいます。
両親の遺伝に問題があったり、生活に問題があったわけではないのに、突然そういった難病を発症してしまって苦しんでいる方がいらっしゃいます。

まさに原因は不明なのですが、やはりこれも絶滅回避の多種多様性によって、発症してしまったと考えられます。
こういった難病にかかる人たちが、絶滅回避のために役に立つかどうかは分からないのですが、人間を多種多様にするための、個人差ということなのかと思います。

中には生まれつき難病にかかっているというケースもあり、こういった人たちは、選ばれてしまった人となります。
私たちは、そういった事情を理解した上で、向き合っていかなければなりません。

また、様々な人の話を聞いたりしていると、運がやたらと良い人や、逆になぜかいつも運が悪い人がいらっしゃいます。
私も運が悪い方で、運が良いという人が行っているような、運が良くなるコツを真剣に実践してみたこともあるのですが、やはり運は悪いまま変わっていません。

これもまた絶滅回避のための多種多様性によるものなのかと思います。
運が悪い人は諦めて、それを受け入れるしかないですが、いつかは運が良くなると信じ続けてがんばりましょう。

 

■個性をつぶさないこと

学校のクラスや、グループ行動をする時など、個性的な行動や話をする人がいらっしゃるものです。
少し言動がおかしかったり、和を乱すようなこともあり、疎まれてしまうこともあります。

しかし、こういった人も、やはり多種多様性からくる個性なのかと思います。
一般の人と言動が違うからと言って、すぐに変人扱いするのは浅はかというものです。

明らかに悪いことであれば、注意を促して正す必要はもちろんあります。
ただ、少しくらい変だと思っても、すぐに遠ざけたりせず、個性を受け入れて向き合うようにしましょう。

こういった個性的な人は、奇抜なアイディアを突然出したり、面白い言動を見せたりすることもあります。
なるべく長い目で見守るようにしましょう。

 

■バカと天才は紙一重

「バカと天才は紙一重」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、これはある意味真実です。
ここで言うバカというのは、頭が悪い人ではなく、言動が奇抜だったり、個性的な人のことです。

どういうことかと申しますと、こういった個性的な人は、脳障害を起こしている可能性があり、脳の一部が使われなくなると、別の分野の領域が使われなくなった部分を支配することがあります。
例えば、脳障害を起こして、言語を司る領域が一部使われなくなり、その領域を音を司る領域が支配すると、話すのがカタコトなのに、作曲に関しては天才という人になります。
運動分野を司る領域で脳障害を起こして、その領域を記憶を司る領域が支配すると、行動や仕草がおかしいのに、目に入って見たことを全て記憶する天才という人になります。

脳障害が起きているために、早死する確率も高くなるため、天才は早死しやすいとよく言われているのは、その影響もあるかもしれません。

そういった人をテレビなどで観たことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、天才は言動がおかしいと言われるのは、こういった理由があるからです。
もちろん、脳障害を起こしていないのに才能を発揮する方もいらっしゃいますので、必ずしも天才がおかしい言動をするわけではありません。
また、単に多種多様性による個性的な人の場合もあります。

いずれにせよ、言動が人よりおかしい人を見かけたら、脳障害を起こした天才かもしれませんので、無下に扱わずに大切にしましょう。

 
人間は本当に色々な人がいらっしゃいます。
逆に言えば、それぞれが個性を持っていて、色々な人がいるからこそ面白いということもあります。
少し言動がおかしい人を見かけても、避けたりせずに、どんな人かじっくり見極めるようにしましょう。

 



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