原子力発電所は必要か

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2011年3月11日、東日本大震災が起こり、福島原子力発電所の放射性物質汚染が問題となり、以来、原子力発電所の賛否についての議論が行われています。
果たして、原子力発電を使い続けるべきでしょうか?

 

■問題は管理側にある

あくまで私の意見ですが、私は原子力発電所自体に反対ではありません。
しかし、それはきちんと安全管理ができていれば、の話です。
今回の一連の騒動を見ていて、それができていなかったことは、誰の目にも明確です。

東京電力の役員たちは、今回の震災が想定外としていました。
しかし、この発言自体が問題です。
江戸時代なら想定外でしょうが、科学が発達した現代で、専門家も大きな地震が近いうちに必ず来ると予言していました。
地震が来れば、津波を警戒しなければならないことも分かっています。
これで想定外と言うなら、原発は止めた方が良いでしょう。
本当の想定外というのは、天変地異や日本全体が沈没のような大惨事が起きた時だけです。
今回の地震は、確かに最大級でしたが、これは想定して安全管理をしていなければなりませんでした。

 

■日本は地震大国

確かに我々は、原子力発電のお世話になっています。コストパフォーマンスが良いのもその通りだと思います。
しかし、日本が地震大国であることを忘れてはいけません。
地震が少ない国では、災害も少ないので、原子力発電を利用してもそれほど問題にはならないでしょう。

地震が発生すると、大地震に耐えたとしても、地盤沈下、津波、土砂崩れ、火災などの二次災害が発生するので、様々な対策が必要となるのです。
地震大国である日本で、原子力発電を多用するのは危険と言えるでしょう。

 

■普段からの災害対策をしていたか

テレビのニュースで東京ディズニーランドの震災時の対応を見ましたが、東日本大震災発生時、ほとんどのスタッフは動揺せずに自分の判断でお客様を守り、お客様が不便のないように気遣っていました。
これは普段から、社員からアルバイトに至るまで、防災訓練を徹底していたからだそうです。

また、IT業界も普段から災害対策をしています。
サーバを各国、各地域に分散させたり、予備のサーバや予備バッテリーを設置するなど、ほとんどの企業が対策を行っています。
今回の震災でも、首都圏ではインターネットはつながり続けていたと思いますが、こういった努力の成果だと思います。

このような災害時の対策を、東京電力はしていなかったのではないでしょうか。

 

■最も良いエネルギーとは

原子力発電の代替エネルギーとして、洋上風力発電や地熱発電などの自然エネルギーも議論されていて、私も賛成ですが、私は太陽光発電を普及させるのが最も良いと考えています。
電力会社が太陽光発電をするのではなく、各家庭、各企業がそれぞれ太陽光発電パネルを設置するのです。
日本は四季があり、曇や雨の日も多く、太陽光発電に不向きと言われていますが、電力の需要が増える夏や冬は、晴れの日が多いのです。
曇や雨の日は、他の発電で補う必要がありますが、太陽光発電が普及して町全体、国全体で発電できるようになれば、大災害で発電所が壊れてもそれほど打撃はありません。

ただ、太陽光発電は最もコストパフォーマンスが悪いのも事実です。
家庭に設置すると言っても、200~300万円ほど費用がかかりますので、毎月余った電力を売れるようになると言っても、元が取れるほどではありません。
ドイツなどでは、政府が9割負担することで、普及に成功したそうです。
残りの1割、20~30万円も、余った電力を売ることで、20年ほどで回収できるそうです。
日本でも、これほどの政府援助は難しいかもしれませんが、多少の援助がないと普及させるのは難しいでしょう。

 

■原発を止めるのは時間がかかる

太陽光発電にしても、その他の自然エネルギー発電にしても、普及や建設には時間がかかります。
しかし、今すぐに原発を止めると、電力不足となり、今年の猛暑は節電の影響で、熱中症の死者が増えたりと問題も生じています。
かと言って、原発を稼働させて、その間にまた大震災が起こると、東日本大震災の二の舞となってしまいます。
政府の一刻も早い対応が急がれますが、我々も、太陽光発電パネルや自家発電装置の設置など、できる限りの協力はしていかなければならないでしょう。
そして、何よりも電力を売買できる市場の確立が必須ですので、我々が政府や電力会社に訴えていく必要があるかと思います。
 



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