猛暑を乗り切る方法
今年も猛暑となり、熱中症で倒れる人も多いですが、猛暑を乗り切るためには、知識も必要です。
私も暑さには弱いのですが、どのような対策があるかをご紹介できればと思います。
■最善策はクーラーの効いた部屋にいること
熱中症は、前日までは涼しかったのに、急激に温度が上がって暑くなった場合に、患者数が増えます。
暑さに慣れてくれば、熱中症になりにくくはなりますが、油断は禁物です。
お年寄りなどは、暑さに鈍感になってしまうことがあり、クーラーを使わずにいると、ひどい場合は熱中症により死んでしまう場合があります。
私は暑さに弱いので、本当は夏の時期は冬になるオーストラリアなどの南半球に逃げたいところですが、なかなかそれも難しいので、なんとかこの酷暑を乗り切らなければなりません。
酷暑を乗り切る最善策は、クーラーの効いた部屋にいることです。
しかし、外で労働や運動をしなくてはならない人もいらっしゃると思います。
猛暑の中、長時間外にいなくてはならない人は、こまめに涼しい場所で小休止を取るようにしてください。
それ以外に熱中症を回避する方法はありません。
強制的に外にいなくてはならない場合でも、周囲の人に相談して小休止を取らせてもらうようにしましょう。
体質によっては、暑さに強い人もいらっしゃるかと思いますが、あまり無理をせず、熱中症対策を怠らないようにしてください。
熱帯夜などで、寝苦しくて睡眠不足になってしまう方も多くいらっしゃるかと思います。
私もその一人ではありますが、熱帯夜などが予想される場合は、クーラーをつけっぱなしで寝るのが最も良い方法です。
最近は涼しくなるマットや、アイスピローのようなものもずいぶん進化して良い物が販売されていますか、熟睡をしたいならやはりクーラーが良いでしょう。
ただ、クーラーをつけっぱなしで寝ると、逆に身体が冷え過ぎたり、喉や鼻の調子が悪くなることもありますので、クーラーを清潔にして温度管理などを注意してください。
また、つけっぱなしだとどうしても節電が気になる方も多いと思います。
しかし、クーラーをつけたり消したりするよりも、つけっぱなしの方が節電になる場合もあります。(クーラーの機種によります)
どうしても節電がしたい場合は、クーラーをONにする代わりに、他の家電の節電をするようにしましょう。
■水分を十分に摂取していても熱中症にはなる
ニュースでは、
「水分をこまめに補給をして、熱中症対策をしてください」
とよく聞きますが、熱中症で病院に運ばれている人の中には、
「水分は十分に取っていたのですが・・」
とおっしゃる人も多いようです。
つまり、水分を十分に取っていても、熱中症にはなるのです。
水分を取ることはもちろん必要です。
水分を取らなければ脱水症状も引き起こしてしまい、危険な状態になることは間違いありません。
しかし、水分を十分に取っていても、脱水症状を回避できたとしても、熱中症を回避できるとは言い切れないのです。
猛暑の中、外で長時間働かなければならない人や、学生さんなどで外で運動をしなくてはならない人は、水分を十分に取っていても熱中症になる危険があります。
先ほども述べましたが、最も良い回避方法は、クーラーの効いた部屋の中いることです。
外にいなくてはならない場合は、こまめに涼しい場所で小休止を取るようにしましょう。
ただ、水分を取ること自体は、脱水症状対策と、熱中症にもなりにくくなる効果はありますので、水分補給は大事なことです。
こまめな水分補給と、涼しい場所での小休止を忘れないようにしましょう。
■風呂からあがる前に水シャワーを浴びる
夏の暑い時期の風呂あがりは、タオルで身体を拭いているそばから、汗が大量に出るので身体がなかなか乾きません。
日本の夏は、湿度が高いので汗がなかなか乾かないのです。
そのため、不快度指数も上がり、体感温度も高くなります。
オーストラリアなどの乾燥した地域では、夏で温度が上がっても、汗が乾きやすいため、それほど不快ではなく、暑くても過ごしやすいのです。
水分は、蒸発する時に熱エネルギーを消費するので、少し温度が下がるのです。
湿度が高ければ、汗が蒸発しにくくなり、温度が下がりにくいというわけです。
なので、風呂あがりはかなり暑さを感じることになります。
そこでオススメなのが、風呂からあがる直前に水シャワーを浴びるということです。
水シャワーで身体を冷やせば、プールからあがったような状態になり、汗も出にくくなります。
風呂からあがる前に、1~2分程度冷たい水シャワーを浴びれば十分でしょう。
ただ、急に冷たいシャワーを浴びると、心臓に負担がかかって心臓発作を起こす場合もありますので、徐々にシャワーを冷たくするようにしてください。
■誰かが熱中症で倒れた場合
誰かが熱中症で倒れた場合、すぐに涼しい場所に運んで仰向けに寝かせてください。
必要であれば救急車を呼んだ後に、応急処置をしましょう。
可能であれば、水を飲ませ、脇や首を冷やします。
脇や首や足の付根は、心臓から血液が送られる根本となる部分ですので、普段の暑さ対策として、氷などで冷やすのも有効な部分です。
そして、何か扇げるもので、風を送り続けて、熱中症患者の身体を冷やすようにします。
周囲に人がいれば、手伝ってもらうようにしましょう。
近年は、地球温暖化の影響により、熱中症患者も増大しており、いつ自分も倒れるか分かりません。
酷暑の中、外に長時間いる場合は、水分の補給だけでなく、こまめに小休止を取ることを忘れないようにしてください。