質問の答えを絞りたい時
■相手の選択肢を狭める
相手からの依頼がある時に、想定外のことを言われて困る場合があります。
例えば、自分の家に友だちを呼んだ時に、
「何か飲む?」
と聞いた時に
「カルピスが飲みたい」
「ビールある?」
など、コーヒーやお茶などを想定していたのに、用意していないものを言われてしまうと、困ってしまうことがあります。
この場合は、
「コーヒーと紅茶、どっちがいい?」
というように聞きましょう。
先にこちらの持っている選択肢を与えて質問することで、相手の選択肢を狭めることができるのです。
家族に夕飯のメニューの希望を聞くのも同様に、
「今日は何が食べたい?」
と聞くよりも、
「カレーかシチューか肉じゃがなら、どれがいい?」
というように聞くと、その中から選んでもらえるので、想定外の料理を作らなくて済むでしょう。
この手法はビジネスでも応用ができると思います。
例えば、ホームページの制作で、顧客に
「どのようなデザインが良いでしょう?」
と聞くと、答えによっては対応が難しくなってしまう場合もあるかと思いますが、予め想定されるデザインを作っておいて、それを顧客に見せ、
「AのようなデザインとBのようなデザインをベースにするなら、どちらが良いでしょうか?」
というようすれば、自社の得意なやり方で制作を進めることができるかもしれません。
この手法を使いこなせれば色々と便利かと思いますので、ぜひ活用していただければと思います。