結局パスワードはどう管理すれば良いのか
■パスワードの管理
インターネットをよく使っていると、様々なサイトで会員登録をして、パスワードを決めることが多くなるかと思います。
その都度、パスワードを作成して、覚えておくのがベストではあるのですが、サイトの数が多くなってくると、どのサイトでどのパスワードを登録したのか、分からなくなってきます。
ブラウザに記憶させる方法もありますが、ブラウザを変えたり、スマートフォンなどでの共有が難しい場合もあり、あまり良い方法とは言えません。
パスワードをWEB毎に登録、管理できるサイトがあるので、そちらを利用しても良いですが、有料の場合が多かったり、管理が難しい場合があります。
一番簡単なのは、ユーザー名やパスワードを、1つのテキストファイルにまとめて書いておくという方法です。
これを、Dropboxなどのクラウド上に置いておけば、PCが変わったり、スマートフォンなどでも参照することができ、すぐにパスワードを取り出すことができます。
ただし、このファイルが盗まれてしまったら、非常に危険ですので、取り扱いには十分に注意しなければなりません。
ここまでは以前も書きましたし、これはこれで必要なのですが、ある程度、共通のパスワードを作っておくという方法もあります。
覚えやすくて、なるべく破られにくいパスワードを作成し、別々のサイトに同じパスワードを登録していくというものです。
この方法を行うと、どこかのサイトで情報が漏洩した場合に、他のサイトでも、共通のパスワードを使っていたら破られてしまう場合があります。
逆に言うと、他人にログインされても問題ないようなサイトであれば、共通のパスワードを使っても良いということです。
オンラインショッピングで、クレジットカード番号を登録しているようなサイトなどには、絶対に共通のパスワードを使ってはなりませんが、ちょっとした会員のサイトで、万が一他人がログインしても、それほど問題がない場合は、共通のパスワードを適用しても良いでしょう。
こうすることで、ログインする際に、いちいちパスワードを確認しなくてもよくなります。
もし、共通のパスワードが漏洩された場合は、使用していたサイトのパスワードを全部変えなくてはならなくなりますが、滅多にこのようなことが起きるわけではありませんので、サイトの使用頻度や登録する情報などをよく考慮して、共通のパスワードを使用するかどうかを判断していただければと思います。
共通にパスワードを使用しないサイトには、その都度、別のパスワードを作成して登録するようにしましょう。
この場合、文字列をランダム発行するようなサイトもありますので、そちらを利用すると良いでしょう。
パスワードを作成して登録したら、忘れないように、パスワードをまとめて書いてあるテキストファイルに保存します。
そのテキストファイルには、サイト名やURL、ユーザー名なども書いておくと便利かと思います。
共通のパスワードは、覚えやすいものが良いです。
覚えられるのであれば、ランダム発行のパスワードでも良いですが、例えば英単語+数字という作り方でも良いかと思います。
好きな英単語と、好きな数字を組み合わせれば、覚えやすいパスワードになります。
サイトによっては、文字数が短いと登録できない場合もありますので、8文字以上くらいの長いパスワードを作っておくと良いと思います。