話術を学ぶ10

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前回に続き、役に立つかもしれない話術を少しご紹介させていただこうと思います。

 

■相手の名前を忘れた場合

私は記憶力があまり良くないので、知人程度の間柄では、名前を忘れてしまうことが恥ずかしながらよくあります。
私以外にも、知人の名前を忘れてしまうという話はよく聞きますので、結構深刻な問題かと思います。

相手の名前を忘れてしまった際に、よく
「あなたの名前は何でしたっけ?」
「立川です」
「それは知ってます。聞きたかったのは下の名前の方です」
という手法が紹介されているのを見かけますが、これは私はあまりお勧めできません。

「名字も忘れてただろう!」
と相手が思う可能性は高いと思われますし、あまり仲の良くない人に対してこの手法を使ったら、下の名前を聞き出してどうするのかとも思われ兼ねません。

他の方法として、
「元気でしたか?鈴木さん」
「私は立川ですよ」
と冗談まじりに名前をわざと間違えて聞き出すという手法もあるかと思います。

この後、本当に勘違いしていたと思われたくない場合は、「知ってますよ!」とか「冗談ですよ」とフォローしておけば、わざと間違えたように装って名前を聞き出すことができます。

もし、わざと名前をわざと間違えたのに、相手が自分の名前を言わない場合は、勘違いしたフリを続けてましょう。
それでも名前を言ってくれない場合は、本当にその名前のはずと言い続けていれば、名前を教えてくれると思いますが、名前を忘れた時よりも、相手に不快感は抑えられると思います。

もっとも、仕事関係の人などではこの手法は使えませんので、そういった場合は、名前を聞かずに会話を終わらせ、後で名刺なりメールなどで名前を確認するという方が良いかもしれません。

もし、その場でどうしても名前を使う必要があるのに思い出せない場合は、素直に
「すみません。お名前は何でしたっけ?最近物忘れが激しくて・・」
のように、謝罪して自分の記憶力が悪かったという意図を伝えれば、相手の不快感を最小限に抑えられる可能性は高いと思います。

 

■聞かれたくない質問の答え方

女性と会話していると、
「何歳に見える?」
と質問されるのが、一番困るという男性も多いかと思います。

この質問に対する回答は、実際にそう見える歳より2~3歳ほど若く答えるというのが常套のようです。
しかし、人によっては、もっと若かったのに年上に見られてしまったとショックを受けてしまう女性もいらっしゃるかと思います。

この手の質問の場合、どんなに若く見えようが、お婆さんだろうが、
「二十歳」
と冗談っぽく即答するのが無難な気がします。

まぁ、あまりにも二十歳より離れていた場合は、
「本当は何歳に見える?」
と追及されてしまうかと思いますが、こちらも
「二十歳くらいにしか見えない」
とか、
「じゃあ、22~3歳かな」
くらいでごまかすようにしましょう。

また、恋人とのデートなどで女性が
「この服とこの服、どっちがいい?」
という質問が困るという男性も多いようです。

「こっちが良いかな」
と男性が言っても、女性の方は
「え~、こっちが良いと思ったのに」
と言われてしまうのが、結構苦痛のようです。

これについては、素直に男性が良いと思った方を言うのが正解かと思います。
女性が不満を口にしたとしても、
「オシャレは自分のためじゃなくて、他人に見せるためでしょ。自分よりも他人の方が君の姿をよく見るわけだから。だったら僕の好みの方を着てくれた方が、僕は嬉しいんだよ」
とでも言えば良いでしょう。

他にも答えづらい質問があるかと思いますが、また別の機会にご紹介させていただければと思います。

 

■知人が失敗した時のフォロー

知人が失敗して自分に迷惑がかかった時に、「ちょうど都合が良かった」のようなことを言うと、その人に好かれる可能性が高まります。

例えば、飲み物などを知人がこぼしてしまい、自分の服が汚れてしまった時、
「この服、ちょうどクリーニングに出そうと思ってたんだよ」
と言うと、ミスをして胸を痛めていた知人も、心が救われたような気持ちになります。

普通に
「このくらい全然大丈夫だよ」
という言い方でも、もちろん問題はないのですが、相手に罪悪感が少し残ってしまうのは避けられません。
「ちょうど良かった」という言い方をすることで、ミスをした知人としても、罪悪感が完全になくなるわけではないですが、かなり罪悪感が取り除かれることになりますし、フォローをしてくれた人に感謝することになるかと思います。

待ち合わせ場所を知人が間違えて、歩き回されてしまった場合、
「運動不足だったから、ちょうど散歩できて良かったよ」
と言うのも良いかもしれません。

ただ、こういったフォローができるのも、状況が限られますので、使い所が難しいですが、親密度が上がりやすい手法ですので、もし使う機会があれば、試してみていただければと思います。

 

■知人のミスにツッコむ

知人のちょっとしたミスには、ツッコミを入れた方が良い場合があります。

例えば、段差などでつまづいて転んでしまった場合、
「何コケてんだよっ」
と言った方が良い場合があります。

普通に
「大丈夫?」
と心配してしまうと、転んでしまった方の人は、恥ずかしさが倍増してしまう場合があるのです。

もちろん、人によりますので、相手によってリアクションを変える必要はありますが、ツッコむことで笑いを誘えば、その人にとっても助かるという場合も多いかと思います。

食事中に、知人が食べ物のカスなどをこぼした場合も、
「ボロボロこぼすなよっ」
というツッコミを入れた方が、普通に注意するよりも、笑いを生むことができるかと思います。

また、ツッコミのみで終わってしまうと、イヤな人という印象を残してしまう可能性もありますので、
「まぁ、食べづらいものだからしょうがないか」
などのフォローを入れるのも良いかと思います。

上記の転んでしまった例なら、
「ここに段差があったんだよ」
といった感じのことを言っておけば良いでしょう。

ただ、ツッコミというのは、意外と難しいらしく、うまくツッコミができる人と、あまりうまくツッコめない人とに分かれると思いますので、できる人のみで良いかと思います。

 



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