日本と外国の違い

0 Comments


以前も「外国の文化と習慣の違い」をご紹介しましたが、その続きを少しご紹介させていただければと思います。

 

■料理の違い

先日、和食がユネスコの無形文化遺産に登録され、話題になりましたが、日本料理は身体にもよく、味もおいしいことで世界にも知られています。

日本は、昔から狭い国土で農産物の生産も少なく、戦国時代も長く続いていたために、現代のように大量に食料があるということはありませんでした。
そのため、少ない食料でもいかに食材を無駄にせずに、栄養価が高くて、かつ腹持ちする食事を作るかを、ご先祖様たちは試行錯誤を重ねてきました。
身体に良い食事であっても、食材に味がないものが多いので、いかに調味料や出汁などでおいしく作るかも研究されてきました。

世界と比較しても日本は質素な食事が多かったということもあり、味付けには苦労してきました。
そういった歴史もあり、日本食は健康にもよく、味もおいしい料理として進化してきたのです。

また、味覚の種類が、欧米人より日本人の方が多いという説もあります。
諸説あるので正確かどうかは分かりませんが、日本人の方が味に対して敏感で繊細という意見も多いようです。

日本食の味として優れているのは、出汁の存在でしょう。
魚や海藻などから出汁を取り、味噌汁や煮物に使用するわけですが、この出汁に含まれる旨味成分が和食をおいしくさせるのに貢献しています。

もちろん、海外の料理が良くないと言っているわけではありません。
国によって様々な料理があり、それぞれ良い点がありますが、日本料理は健康の面もよく考えられているという点でも優れているかと思います。

 

■時間の正確さ

外国人が日本に来た際に驚くものの一つに、電車やバスなどの時間の正確さもよく言われます。
他国で、これほど正確にスケジュール通りに出発する国はあまり見かけません。

日本でもバスは渋滞状況によって多少は前後しますが、それでも曜日や時間帯による渋滞情報を計算していて、それほどのズレはないようです。
電車も事故などがない限り、かなり正確な時刻に毎日動いています。

また、テレビ番組などのスケジュールも正確です。
19時に始まると予定している番組は、1秒も狂わずに19時ジャストに開始します。
私もアメリカやオーストラリアなどでテレビ番組を観たことがありますが、19時に始まる予定であっても、前の番組が19時過ぎまでずれこんだり、5分前に始まったりすることもありました。

海外がルーズなのか、日本人が時間に厳しすぎるのかは微妙なところですが、日本人が海外に行くと、そういった時間に関して苦労することがあります。

では、なぜ日本はこれほど時刻に正確なのでしょうか?

この答えは難しいのですが、やはり日本人が勤勉で真面目な性格という要因が挙げられると思います。
これほど電車やバスなどのスケジュールは正確なのに、就業時間は破って、サービス残業をする人も多いのです。
対して、他国は就業時間については正確で、終了時間になればすぐに帰宅してしまう国がほとんどです。

これは、やはり日本人が勤勉で真面目であることの裏付けかと思います。

 

■安全性

日本で財布を落とすと、拾った人が盗ってしまうケースもたまにありますが、きちんと警察に届けられることも多いのです。
海外で財布を落としたら、まず戻ってきませんので、諦めるしかないのです。

以前も書きましたが、海外では誰かがカバンを置いて少し離れてしまったり、何かを落としてしまったとすると、捨てたと判断され、スリや泥棒でなくとも拾って持って帰ってしまうのです。

これは、法律の影響もあるかもしれません。
日本の法律は、他人に譲渡しない限り、物を置いて離れたり、落としたとしても、その物の所有者が変わらないので、もし拾って持って帰ってしまったら、窃盗罪となってしまいます。
そのような法律がない海外では、落とし物は、所有者がいないという判断になるのかもしれません。

まぁ、海外でも日本と同じような法律があるのかもしれませんが、やはり日本人の真面目で優しい性格が、
「落とした人が困るだろうから」
という理由で、盗む人も少ないのかもしれません。

そういった他人を気遣う日本人が多いので、日本は他国に比べて安全で治安が良いというイメージが定着しています。

 

■言語による影響

日本語というのは、世界と比べても美しい言語で、他人を思いやることに長けた言語と言われています。
他国の言語は、国によりますが、言語自体が自分を表現するためのものが多いので、自己主張が強くなりやすいとのことです。

詳しくはこのサイトの「日本人はなぜ英語を話せないのか」もご覧いただければと思いますが、日本語は相手を敬うように使われることも多く、日本語を話しているだけで他人を思いやることができるようになる言語です。
もちろん、使い方にもよるので、一概に日本語を話していれば、みんなが優しい性格になるわけではありませんが、やはり言語がその国の性格に影響しているということも否定はできないでしょう。

こういった、性格の違いが様々な場面で影響を与えて、日本のイメージが良いものとして世界にも定着しつつあります。
私も同じ日本人として、そういった心優しい日本人の性格を誇りに思っています。
日々の生活の中でも、日本人の誇りを持ち、優しさを忘れずに生きていきたいものです。

 



関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを投稿する

メールアドレスが公開されることはありません。メールアドレスを入力すると、返信があった時に通知されます。
※が付いている欄は必須項目です。

※コメント送信前に以下をご確認ください。

コメントは承認制になっております。
どんどんお気軽にコメントを投稿していただいても構いませんが、記事の内容と関係ないものは掲載されませんので、ご注意ください。
逆に、記事の内容に沿っていれば、どんな批判的なコメントでも受け入れさせていただきます。

私自身、未熟なことは重々承知しておりますので、批判的なご意見を書き込んでいただくのは大いに結構なのですが、どこをどう改善すれば良いか分からないコメントも多いため、できましたらどの部分がどういった理由でダメなのかや、改善策も述べていただけますと幸いです。