なぜキャンセル料を払わされるのか
■キャンセル料はなぜかかる?
キャンセル料が高いとか、なぜキャンセル料を取られなければならないのか、という文句をよく聞きますが、これも経営者側の立場に立てば分かります。
レストランなどで食事まで予約をすると、当然お店側は食事を準備しておかなければなりませんが、直前でキャンセルされてしまうと、その準備した食事も無駄になり、準備をした人件費も無駄になります。
キャンセル料を取らなければ結構な被害額となり、こんなことが続いてしまうと、莫大な無駄な経費が発生し、お店も潰れてしまうことになるでしょう。
そのため、キャンセル料を取らなければなりませんし、予約直前の時間になるほど、キャンセル料は高くなるのです。
もちろん、美容院や歯医者など、準備がそれほどないところであれば、キャンセル料が取られない場合もありますが、だからと言って気軽にキャンセルして良いわけではありません。
キャンセルが発生してしまうと、そこは空白の時間になってしまうわけであり、本来売上金が発生するところがなくなってしまう可能性があります。
たまたま、その時間にまた予約が入ってくれれば良いですが、直前にキャンセルされるほど、その可能性は低くなります。
もし、キャンセルが多発することになれば、今までキャンセル料を取っていなかったところも、キャンセル料を取らざるを得なくなってしまうのです。
こういったことは、お店を経営する立場に立って考えないと分からないことなのかもしれません。
何もサービスを受けてないのに、キャンセル料を取られるのはおかしいとクレームを言う前に、経営者側のことも考えるようにしましょう。