コオロギ食は危険なのか
最近、食糧不足から、コオロギなどの虫を食べるようにしようという動きが広まっていますが、コオロギ食は危ないなどの意見がSNS上などでも飛び交っています。
コオロギ食は安全なのでしょうか?
■そもそもなぜ昆虫を食べるのか
昨今の世界規模の大不況や、人口爆発によって食糧難となる国が増えていることから、昆虫を食べようという動きが広まっています。
昆虫は、見た目はグロテスクで抵抗がある人も多いと思いますが、食べてみると美味しいということだけでなく、タンパク質やカルシウム、ビタミンなど、人が生きていく上で必要な栄養素も多いとのことです。
このことから、次第に昆虫食が注目され始めており、すでに昆虫を使った商品や料理なども出始めています。
見た目の問題がありますので、これを粉末状にして、パンや調味料などに加えて、栄養素を補強する商品なども、日本でも販売されています。
美味しい上に栄養素も豊富であれば、何も問題がないように思ってしまいますが、これについては、危険性の意見も出始めています。
■コオロギ食の危険性
今、昆虫食の商品は、主にコオロギが中心となっていますが、このコオロギを食べた人が食中毒や、寄生虫などを発症した例が報告されています。
天然の虫には、どのような未知の菌がいるかも分かりませんし、寄生虫や毒などのリスクも否めません。
だから、我々のご先祖様たちも昆虫を食べてこなかったのだという意見もあります。
そのため、昆虫をつかった商品に対して批判を受けているところもあるようです。
SNS上などでも、コオロギ食を勧めている人は、コロナワクチンを推進して間違いを犯したのと同じだという指摘もありました。
コロナワクチンについては、別の記事でも書いておりますように、ワクチンの副反応による血栓症や、時間差の後遺症などの複数事例があり、いかに実害があるかが分かってきています。
昆虫食は、本当に危険で、止めた方が良いのでしょうか?
■危険を排除できないのか
確かに、昆虫食はリスクがあるとは思いますが、これらのリスクは排除できないのでしょうか。
例えば、天然の魚を食べても同様のリスクはあると思います。
魚にも多様な菌が潜んでいますし、寄生虫のリスクもあります。
しかし、魚に関しては、普段から食べていることで、菌が未知のものではなく、既存の菌を食べても私たちの免疫細胞が退治してくれます。
昆虫に含まれる未知の菌やウイルスも、人々が慣れれば大丈夫になる可能性もありますし、もともとの免疫力が高ければ病気にはなりません。
また、天然の魚や肉は焼くことで、菌やウイルスを死滅させて安全に食べることができます。
一部、熱でも死なない菌は存在しますが、それもレアケースと言えるでしょう。
なので、菌のリスクがあるとすれば、魚を刺し身で食べる場合ですが、生で食べられる魚は、基本的には養殖です。
養殖は、餌や魚が住む環境などが管理されているので、未知の菌や寄生虫のリスクが低くなるため、生で食べることができるのです。
昆虫も、養殖をして餌や住む環境を管理すれば、リスクを減らすことができるのではないでしょうか?
また、昆虫食も料理法次第では、菌や寄生虫のリスクを減らすことができるのではないかとも思います。
フグにも毒がありますが、今では毒を取り除いて食べることができます。
フグの調理免許は必要ですが、毒がある生物さえ、人間は食べるようにすることができるのです。
昆虫に毒があるというのであれば、それを排除する方法もあるのではないでしょうか?
リスクがあるから、コオロギ食は止めろというのは、なるほど確かにその通りリスクはあるかもしれませんが、リスクを排除すれば、食べることができるのではないかというのが、私の意見です。
ご先祖様たちが昆虫を食べてこなかったのはリスクがあるためだとは思いますが、我々人類の叡智を持ってすれば、いずれは安全に食べられるようになる可能性があります。
今はまだリスクがあると思いますので、昆虫食は避けた方が良いかもしれませんが、全否定するのではなく、今後安全になったら食べるようにすれば良いかと思います。