福袋はなぜ安いのか
※この記事は過去の記事からの再掲載となります。
■福袋はなぜ安いのか
正月になると、よく福袋が販売されます。
何が入っているかは分からない場合が多く、金額以上のものが入っているので、喜ぶ方も多いようです。
福袋がなぜそんなに安いか、ご存知の方も多いと思いますが、基本的には在庫処分品だからです。
お店によっては、赤字覚悟で良い品を入れて、イベント的なもので宣伝効果を狙う場合もありますが、ほとんどの福袋は在庫処分をしていると思っていただいて良いと思います。
年末に売れ残ったもの、もしくは季節の変わり目などで、新作を大量に入荷したために、古い品の在庫の処分に困ったものが、福袋として販売される場合があります。
お店としては、メーカーに返品したり、処分したりすると、ほとんどは1円の儲けにもなりませんが、少しでも安く売った方が儲けが出るというカラクリです。
もちろん、売れ残った安い品だからと言っても、全てがダメというわけではありません。
本来の商品の価値よりもずっと安く手に入るので、自分のニーズに合っていれば、お得ということになります。
良心的なお店であれば、在庫処分品ではなく、宣伝効果を狙って人気商品を福袋に入れるところもあることはあります。
しかし、ほとんどの福袋は中身が分からない場合が多く、いらないものがたくさん入っていることが多いのも事実でしょう。
お店の在庫処分を手伝わされていると思って間違いないです。
福袋の「福」は、お客様にとっての「福」ではなく、お店側にとっての「福」であると心得ておきましょう。
もし、福袋を買う場合は、そういったことを考慮した上で、購入していただければと思います。