政治について思うこと18

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前回に続き、政治について私が思うことを勝手に書かせていただこうと思います。

 

■イラン司令官殺害

2020年1月3日、アメリカによる攻撃でイランのガーセム・ソレイマニ司令官が殺害され、イランの報復による懸念から、一時は第三次世界大戦が勃発するのではないかとまで騒がれた事件がありました。

その後、イランによる米軍基地への攻撃が行われ、トランプ大統領も被害がほとんどなかったと嘘をつき、経済制裁を行うのみで報復はしないとしました。
さらにイランがウクライナの旅客機を誤射したため、イラン国民の怒りの矛先がイラン政府に向かい、事態は収束しつつあるようです。

これについて、トランプ大統領を評価する声が挙がっていますが、イランによるウクライナ機誤射はトランプ大統領の計画ではありませんし、そもそもソレイマニ司令官殺害やその後の戦争回避は、次の大統領選挙のためのパフォーマンスであり、トランプ大統領を評価している人は、それに踊らされていると自覚すべきでしょう。

ウクライナ旅客機の誤射については、アメリカからの報復があるかもれないと緊張しているイラン基地内で、射程圏内に米軍と思われる飛行物体があり、すぐに射程圏外に出てしまうという時間制限のある中で、もしその機体が米軍爆撃機だったら、イランに甚大な被害が出てしまう可能性があり、やむを得なかった面もあります。

もちろん、だからと言って誤射が許されるわけではないですが、その状況を作り上げたのは紛れもなくトランプ大統領であり、イラン政府だけを責めるのは違うようにも思えます。

ソレイマニ司令官の殺害が正しかったことかどうかは賛否両論がありますが、中東問題は複雑で、アメリカが介入したところで解決できる問題ではありません。
しかし、トランプ大統領の考えは、自分で問題を起こして、自分で解決し、評価を高めようとする傾向にあるように思えます。

先の米中貿易問題についても、アメリカから多額の関税を中国の輸入品にかけ、今になってその関税を少しずつ緩和しようとして、トランプ大統領自身の評価を高めようとしているようです。
これについても、トランプ大統領就任前の状態を考えれば、何も改善してないどころか、その時よりも米中関係や貿易問題は悪化しているのですが、さもトランプ大統領によって米中関係が良くなっているように見えるようにしています。

つまり、トランプ大統領は今年の大統領選挙に向けて、自分で悪化させた状況を改善し、評価を上げようとしているということです。
皆さんには、くれぐれもこのやり方に騙されることなく、しっかりと状況を見て、正しい判断をしていただきたいものです。

 

■日韓関係

依然として続く日韓問題ですが、日韓関係は最悪の状態が続いています。

今までの問題については割愛しますが、韓国の文在寅大統領が「一度合意をしたからと言って過去のことが解決するわけではない」という発言には驚きました。
過去の誤ちはなくなるものではありませんが、解決に向けて国同士が同意をしても、それが解決ではないということは、韓国は国として信頼できないということを自ら発言してしまったと同様です。

慰安婦問題にしろ、徴用工問題にしろ、結局いくら賠償金を払おうとも解決しないという意味ですから、韓国と何も合意を結ぶことはできないということに他なりません。
賠償金を払って合意したところで、またいずれ蒸し返しますということですから、合意を結ぶことはできなくなります。

このような国は、日韓関係だけでなく、世界的に信用を落とします。
他の国としても、韓国と合意を結んでも、すぐに破られるということになるからです。

日本政府は、こういった韓国の態度に業を煮やし、韓国への輸出制限やホワイト国の除外などを行いましたが、これに対抗して韓国はGSOMIAを破棄すると言ってきました。
散々ニュースで取り上げられましたが、GSOMIAは日本と韓国だけでなく、アメリカとも結ばれた協定であり、それを一方的に破棄するのは、アメリカが許すはずがありません。

今は頭が悪いトランプ大統領なので、韓国も破棄できるものと思ったのかもしれませんが、結局直前になってGSOMIA破棄を撤回しました。
アメリカ側としては、韓国は属国であり、勝手なことをするのを許すわけにはいかなかったのでしょう。

それでもトランプ大統領は歴史をあまり知らないので、本当にGSOMIAを破棄できる可能性はあったのですが、やはりアメリカの国務長官などから韓国側に脅しがあったものと思われます。
GSOMIA破棄決定の直前で米国務長官から電話があり、それによってGSOMIA破棄を断念したようですので、恐らくその電話で、文在寅大統領やその側近の家族らを秘密裏に殺害するなどの脅しがあったのかもしれません。

ようやく現在、日韓関係は改善しようとお互いの政府が努力しようとしつつありますが、韓国による日本製品不買運動や、両国の観光客の激減など、既に経済まで浸透しています。
一度100年くらい国交断絶した方が良いような気もしないでもないですが、一つ解決策があるとすれば、韓国が嫌っているのは現在の安倍政権なので、政権交代などで次の首相が韓国とうまく外交できるような人物となれば、改善される可能性はありますが、その可能性も低いと言わざるを得ません。

そもそも現在の情勢では、選挙で自民党政権が変わる可能性も低いですし、自民党内には優秀な人材がいないため、韓国との関係改善は難しいでしょう。
皆さんも日韓関係を改善してほしいと思うなら、選挙の時によく考えるようにしましょう。

 



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