物事を多角的に考える25

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前回に続き、様々な事例について多角的に考えてみたいと思います。

 

■保釈制度について

先日、カルロス・ゴーン氏が保釈中にレバノンに逃走し、大きなニュースとなりました。
近年は他にも、保釈中に逃亡したり、警察の隙をついて逃げ出すなどの事件が多発しています。

保釈中の管理が甘いのではないかという指摘がありますが、これも難しい問題ではあります。
と言いますのも、刑が確定するまでは、一般的市民として扱わなければならず、保釈の権利も当然と言えますし、保釈された人間を一人ひとりを24時間監視するわけにもいきません。

どんなに決定的な証拠や証言があろうとも、刑が確定されるまでは推定無罪として扱われます。
裁判で新事実が見つかって、無罪となる可能性も0ではないわけですし、刑が確定していない状態なのに犯罪者として扱うことはできません。

もちろん、凶悪犯が逃亡してしまっては危険ですので、保釈金をいくら積まれても、こういった重罪の被告人は保釈されません。
しかし、有名な人物で、危険な犯罪ではない場合は保釈金次第で保釈されることはあります。

有名な人物ですと、町中で一般市民が見つける可能性が高いため、逃亡される恐れが少ないと判断されます。
また、有名な人ほど、その人柄が知られているので、保釈されやすいという面もあります。

これらの判断は裁判所に判断を委ねられていますが、条件を満たせば保釈金を支払って、保釈されることになります。
保釈金については、その人の全財産の数十パーセントとなっていますが、お金持ちのゴーン氏などは保釈金が取られても、海外に逃げた方が得と考えたのでしょう。

保釈金は、保釈中に何事もなく、裁判が無事に終われば本人に返還されます。
しかし、保釈中に逃亡を図ったり、別の犯罪を行ったりすると、保釈金は返ってきません。
そのため、保釈金は被告人の財産を調査した上で、返還されなかった場合に本人にとって都合の悪い額に決められます。

保釈中は、事件の関係者に会ってはいけないとか、旅行に行ってはいけないなどの制限がありますが、四六時中監視されるわけではありませんので、逃亡することは難しくないと考えられます。
ただ、逃亡の恐れがある場合や、重大な犯罪の被告人の場合は、尾行しての監視がついたり、自宅などに防犯カメラが設置される場合もあります。

逃亡が相次いでいるため、こういった管理を強化した方が良いという意見もありますが、保釈した人全員を監視するのは、人手も多く必要になりますし、その分の税金がかかり、また税金が足りなくなってしまうでしょう。

改善策としては、保釈金を被告人のほぼ全財産にすれば良いのではないかと思います。
全財産が没収されるとなると、ほとんどの人物は保釈中に逃亡を図るのをためらうはずです。

不動産や高額な資産などもありますので、完全に全財産というのは難しいですが、銀行に預金されているものは全額くらいの金額を保釈金に設定するのが良いのではないかと私は思います。

 

■地震の原理

地震が頻発していると、もうすぐ大地震が来るなどの噂がネットなどでも飛び交いますが、地震が頻発している時は、大地震が来ることはあまりありません。
むしろ、地震が頻発している時ほど、大地震が来る可能性は低いと言えます。

地震の原理を考えていただければ分かるかと思いますが、地震は大陸プレート同士が重なり、上の大陸プレート下に巻き込まれ、それが一気に戻るのが大地震となります。
これに対して、少しずつ上の大陸プレートが戻ると、小さな地震が頻発するわけですが、大陸プレートが少しずつ戻っているので、一気に大陸プレートが戻るという可能性が低くなるのです。

この状態であれば、小さな地震が頻発している時は、大地震が起こる可能性が低いと考えられますが、もちろん自然現象ですので、必ずしもそうとは言い切れません。
日本は複数の大陸プレートがあるので、他の大陸プレートに影響を与えて地震につながる可能性も0ではありませんし、地震の種類も断層のズレによる地震もありますので、小さな地震が頻発して断層のズレが発生し、大きな地震が起こる場合もあります。

ただ、別の大陸プレートに影響を与える可能性はそれほど高くはないですし、断層のズレが原因の大地震の場合は、それほど広範囲な地震とはならないはずです。
地震が頻発していると、不安にもなりますし、火山の場合は予兆で小さな地震が頻発するので、それと混同しているということもあるかもしれません。

小さな地震が頻発している時は、警戒は必要ですが、それほど心配するほどではないと思います。
むしろ、地震が全くない状態が長く続いている時ほど、大陸プレートの巻き込みが大きくなっている可能性が高いので、大地震に警戒すべきと言えます。

地震の予知については、非常に難しいのですが、最近、海底に通している光ファイバーを利用して地震予知をするという研究も進んでいるそうです。
海外のサイトにインターネットに簡単につながるのは、この光ファイバーを海底に通しているおかげですが、この光ファイバーが微量な振動を検知して地震を予知するという研究があるとのことです。

詳しくは私も分かりませんが、大地震の予知が正確にできれば、多くの人が事前に避難をして命を失う危険も減ると考えられます。
正確性もどの程度か分かりませんが、ほとんどの地震研究者が匙を投げる中、このような新しい研究に期待したいものです。

 

■疑惑の判定法

政治家、芸能人の麻薬や浮気などの疑惑がある人へのインタビューで、インタビュアーが質問した際、単に疑惑を否定するだけの人がいますが、否定しただけでは疑わしいものです。

これは一般の人へのインタビューでも同様ですが、全くの無実なら、そもそも何でそんな噂が出てしまったのかが気になるはずです。
それなのに、単に否定するだけということは、本当は黒なのにインタビューで認めるわけにはいかないため、嘘をついている可能性が高いのです。

本当に白なら、なんでそんな疑惑が出たのかと驚くはずですし、噂を知っていたとしても、出どころはどこかと逆に質問したり、誠実な人なら、事実関係を調査しますという応えになるはずなのです。

「火のないところに煙は立たない」ということわざにもあるように、基本的に事実があるから噂が立っているはずなのです。
ただ、誰かがその人をハメるために、嘘の事実をでっち上げて噂を流している可能性もあります。

でっち上げの場合は、きちんと出どころを調べて、名誉毀損で訴えるなどをしようとするのが自然の対応と言えます。
なので、インタビューの受け答えもそういった対応になるはずであり、単に否定するだけという応えにはならないはずです。

単に否定するだけで済ませてしまう人は、黒の可能性が高いと見て良いでしょう。
もちろん、様々な事情があって、本当は白なのにそのような受け答えになっているケースもありますので、あくまで可能性の高さということでご理解いただければと思います。

 



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