面白い雑学4

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Taken From Dizorb.com
前回に続き、面白い雑学を少しご紹介させていただければと思います。

 

■重力を人工的に発生させることはできるのか

宇宙空間などでは、重力がないので、困ることもあります。
液体などが落ちずに空間に漂ってしまうため、料理が難しかったり、移動が困難だったりします。

では、人工的に重力を発生させることはできるのでしょうか?

これは非常に難しいと言わざるを得ません。

某アニメで、宇宙空間に人が住めるようにしたコロニーは、筒状にした巨大な基地の地上部分をぐるぐる回すことで、遠心力によって人工的に重力を発生させたという原理らしいですが、土地の部分は人工重力が発生できたとしても、中のいる人や物までは遠心力が働かないはずなので、現実的にはできません。

全てのものに磁石を付けて、地面にも逆の磁極の磁石を埋め込めば、人工的な重力となるかもしれませんが、動物や物にそれができたとしても、液体まではできませんし、同じ磁極同士は反発しあうので、日常生活も難しいものとなってしまうでしょう。

物を引っ張るには、遠心力や磁力が有力ではあるのですが、実現は難しいと言わざるを得ません。
他にフレミングの左手の法則を利用した、電力と磁力で別の軸に力を生み出す方法もありますが、これは直線では力を生み出すことができますが、面でとなると難しいと思われます。

また、逆に地球上で無重力状態を作るのも難しいようです。
宇宙飛行士の訓練では、当然無重力状態を体感してもらわなければならないのですが、地球上では重力が働いているため、無重力状態を作るには重力を打ち消さなくてはなりません。

簡単な方法では、プールの中なら浮力のおかげで、無重力に近い状態になるため、そこで訓練されることもあるようです。
本格的にやるなら、飛行機を上の方から自由落下させると、内部が無重力状態になるため、そこで体感することができます。
飛行機を自由落下させると、内部の人も一緒に落ちてはいるのですが、空気抵抗もありませんし、飛行機自体も落ちているため、無重力の感覚になるということです。

惑星に重力があるのは、万有引力の法則により、全ての物質には引き合う力があるからで、質量が大きければ、引力も大きくなるため、惑星に重力ができています。
重力を得られるほどの大きな物体を人工的に作るのは非常に難しいですし、そもそも宇宙空間上にそういった物体を作るよりも、宇宙空間に存在している星を使えば良いということになってしまいます。

科学が発達していけば、もう少し別の方法が出てくるのかもしれませんが、アニメや映画などを観る時も、そういったことを考えてみるのも面白いかもしれません。

2020/9/2

こちらの内容に間違いがありましたため、一部記事を修正いたしました。

 

■ホバーボードは可能なのか

かなり前に流行したタイムトラベルの映画で、未来の世界で地上に浮くホバーボードが登場するシーンがあり、それを某車メーカーが実現したということで、少し前に話題になりました。
先ほどの重力の話にもつながりますが、原理はやはり磁力を利用して浮くものであり、地面に磁石を埋めた場所でないと浮かないということが分かりました。

しかも、乗りこなすのは相当難しいようで、普通の人では練習しても乗りこなせるようにならないという報告まであったようです。
これは磁力の性質上、しかたないかもしれません。
理科の実験でも、反発しあう磁石をコントロールするのは、なかなか難しかった記憶が私にもあります。

さらに、地面のあらゆる場所に磁石を埋め込むわけにもいきませんので、映画のようにどこでもということは難しいでしょう。
夢のある話ではあるのですが、原理をよくよく考えると、そういったものは難しいことが分かると思います。

 

■空を飛ぶ実験

某アニメの、竹とんぼのような道具で空を飛ぶのを再現しようとした実験を、テレビで観たことがあるのですが、人間を空に飛ばすには、竹とんぼの羽が3メートルくらい必要で、モーターも巨大なもので、しかもかなり危険そうでした。
結局、それでも高くは飛ぶことはできなかったようですが、計算上はそのくらいのものが必要になるということです。

もちろん、アニメの世界なので何でもアリではあるのですが、現実世界でできるかどうかを検証するのは面白いものです。

また、翼をくださいという歌がありますが、現実的に人間が翼で空を飛べるのかという問題があります。

人間の身体を空に飛ばすには、体重が50kgとしても、片方10メートル以上の羽が必要であり、着脱式でなければ、日常生活でかなり邪魔な翼になってしまいます。
鳥があんなにコンパクトなのは、身体が非常に軽いため、それほど大きな翼でなくても良いのです。

翼をくださいと言う以上、実際に空を飛べる翼がほしいのかと思いますが、そのような翼が実際にあったら邪魔で仕方ありませんね。
まぁ、このようなことを言うと、理系はこれだから夢がなくてイヤだと文系の方に嫌われてしまいますが、決して夢を冒涜したいわけではありません。

実現できるかどうかを考えてみるのも面白いと思いますので、文系の方にもぜひとも興味を持っていただきたいものです。

 

■男女の相性

男女の相性を検証するテレビ番組を観たことがあるのですが、男女の相性が良いと、体臭が良い匂いに感じるようです。
その実験では、何人かの女性に、男性の汗の染み付いたシャツの匂いを嗅いでもらい、良い匂いか嫌な匂いかを聞く実験で、ほとんどの人が汗臭いと言ったシャツでも、良い匂いと答える女性が何人かいました。

元々、人間やその他の生物にも、匂いで異性との相性を嗅ぎ分ける能力があるようで、自分と相性が良い人であれば、良い匂いに感じるようです。

相性の基準としては、自分と性格が反対の方が相性が良いとされる傾向にあるようです。
自分と違う性格を求めたいと思うのか、もしくは自分と同じ性格だと、その男女の間に産まれる子どもの性格も偏ってしまうのが良くないと遺伝的に判断されるからかもしれません。

よく、娘が父親の匂いが嫌いというご家庭があるのは、娘の性格が遺伝によって父親に近いから、相性としては良くないという判断なのかと思われます。

もちろん、男性にも女性の体臭を嗅ぎ分ける能力がありますが、香水などによって体臭が分からなくなっている場合がほとんどですので、匂いで判断するというのは難しいかもしれません。

 

■言葉を知る

言葉の語源はなるべく知っておくようにしましょう。

最近のCMで、三日坊主にならないためには、4日続ければ良いというのを観て驚いたのですが、子どもが間違って覚えてしまうので止めた方が良いでしょう。
3日で止めるから三日坊主というのではなく、4日で止めても三日坊主というのです。

三日というのは短い期間という意味で、三日天下も同様です。
明智光秀が織田信長を討ってから、羽柴秀吉に天王山で敗れるまでは2週間程度あり、それまで明智勢は健在でした。
それでも、三日天下というのは、3日だけ天下を取っていたのではなく、天下だったのは非常に短い期間だったという意味なのです。

三日坊主も、3日しか続かないという意味ではなく、長く続かないという意味です。
間違わないように注意しましょう。

七転び八起きというのも似たようなものです。
私は、一回転んだら一回起きる、二回転んだら二回起きるので、七回転んだら七回しか起きられないのではないかと思っていたのですが、七も八も回数が多いという意味で、数字上の意味はないというのを後から知りました。

こういったものは非常に多く、分かりやすい例えで言うなら、一日千秋は、待っているのが非常に長く感じられるという意味で、千秋は千回の秋だからと言って実際に千回の秋がくれば、千年経ってしまうので死んでしまいますね。
千は長い期間という意味で、数字そのままの意味ではないということです。

日本語は奥が深くて難しいですが、語源を知るのも面白いと思いますので、気になったら調べてみるクセをつけておくと良いでしょう。

 



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