面白い雑学2
前回の続き、面白い雑学を少しご紹介させていただこうと思います。
■タイムトラベルは可能なのか
映画やドラマでよくある話ですが、タイムスリップして違う時代に行ったり、違う時代の人が現代に来るような話があります。
タイムトラベルは、現実世界でできたら非常に面白いですが、そもそもタイムトラベルは可能なのでしょうか。
結論を言えば、残念ながら不可能です。
多くの科学者が証明していますし、そもそも未来にタイムトラベルが完成していれば、過去に未来から来た人がいたという記録が残っているはずなのに、そのようなものは一切ありません。
ただし、アインシュタインの相対性理論を使えば、時間がかかるタイムトラベルは可能です。
相対性理論とは、簡単に言えば、超高速で移動している人は、地球上の人に比べて時間が経過するのが遅くなるというものです。
例えば、宇宙船で地球の周りを超高速移動をし続ければ、1年くらいかけて10年後に行くことができるということです。
もちろん、時間の経過する感覚が違うだけなので、過去に戻ることはできません。
まぁ、色々な問題がありますので、実際にやろうとする人はいないと思いますが。
また、もし仮に自由に時間を行き来できるタイムトラベルを完成させた場合、その瞬間に人類が滅亡する可能性があります。
人類はいずれ自ら破壊してしまった自然環境によって滅びますが、その時期の、生活しづらい環境で生きる人たちはタイムトラベルで過去に行ってそこで生活をします。
そうすると、科学の発展が早まり、人類が絶滅する時期が早まるのです。
それを知った人たちは、また過去に行ってそこで生活をします。
これを繰り返すため、すでに現時点で人類は滅んでいるということになると思います。
タイムトラベルが現実にできないと言ってしまうと、夢もなくなってしまいますが、タイムトラベルは考えるだけでも面白いですし、そのために映画やドラマなどで題材にされますので、そういったお話を楽しむ分には良いかと思います。
■緑茶と紅茶と烏龍茶は茶葉が同じ
あまり知っている人が少ないですし、私も長年知りませんでしたが、実は緑茶も紅茶も烏龍茶も、茶葉は同じで、作り方が違うだけなのです。
茶葉を発酵させると、カテキンが酸化して赤くなって色が変わってくるため、発酵の度合いでどのお茶になるかが決まります。
緑茶は、不発酵茶でほとんど発酵されていない状態のものです。
紅茶は、完全発酵茶と言って発酵させきったもので、烏龍茶はその中間で、半発酵茶と呼ばれます。
さらに、日本緑茶には6つの種類があります。
抹茶、玉露、煎茶、ほうじ茶、玄米茶、番茶です。
これらも作り方が違います。
詳しくは述べませんので、興味がある人はご自分で調べていただければと思いますが、栽培方法や収穫後の加工の仕方が異なります。
お茶もブレンドされたり、様々な種類が楽しめるようになってきていますが、その作られる行程を知っておくと、より楽しめるかもしれません。
■涙が出る理由
目にゴミが入れば、目から水を流して異物を流すという涙ですが、悲しくてなぜ涙が出るのかは、実は医学的に分かっていません。
一説には、自分が悲しいという表現を人に伝えるためのものと言われています。
自分の感情を表すのに、笑ったり、喜んだり、怒ったりしますが、悲しいということを表現するために、涙を流して、より他の人に自分の感情を伝えやすくしたという説です。
子どもが痛みで涙を流すのも、同じ理由かもしれません。
自分がケガをしたことをいち早く親に伝えて、助けてもらうというサインと考えられます。
悲しくて涙を流す動物は人間だけとされています。
ウミガメが産卵の時に、涙を流すと言われていますが、あれは目に入った海水を出しているだけだそうです。
悲しい映画やドラマを観て、涙を流すといスッキリすると言われていますが、これは涙を流すことでストレス発散効果があるとのことです。
自分の感情を外に出すことによって、そのような効果があるのかもしれません。
いずれにしても、悲しくて涙を流すのは感情豊かな人間であるという証明ですので、恥ずかしいことではないと思います。
時々、悲しい映画やドラマを観て涙を流してストレスを発散させるというのも、良いことかもしれません。
■自分の本名を変えることはできるのか
戦国時代の武将などは、名前を変える人が多かったようですが、現代でも自分の名前を変えるということはできるのでしょうか。
現在では、役所に届け出ないと、本名を変えることはできません。
また、届け出れば変えられるということではなく、正当な理由があって、それが認められた場合のみとなります。
例えば、結婚をして女性が夫の姓になった時に、変な名前になってしまい、バカにされることがあったり、凶悪犯罪者と同姓同名なので名前を変えたいなどです。
ただし、簡単に認められるようなことではなく、著しく日常生活に支障がある場合にだけ認められるようになっているようです。
あまり簡単に名前を変えられてしまうと、犯罪に利用される恐れがあるからと思われます。
戦国時代など、江戸時代より前は、役所に届け出るという必要もなく、自分で本名を変えて周りの人に知らせれば良いだけなので、名前を変える人も多かったのです。
この時代の人たちは、通称や身分で呼ばれることが普通ですが、死んでから呼ばれる名前が本名となり、名前にはこだわりがあったと言われています。
親に名前を付けてもらうのは同じなのですが、自分の生き方によっては名前を変えたいという人も多かったのでしょう。
現代でも、自分の名前というのは、親から貰う最初に贈り物となります。
自分の名前が気に入らない人もいらっしゃるかもしれませんが、自分の両親がなぜその名前を付けたのかをよく考え、なるべく大切にするようにしましょう。