視力回復のまとめ
いきなりタイトルを否定してしまいますが、視力回復というのは、手術でもしない限りはできないそうです。
ここでは、視力低下を予防する方法や、目にとって良いこと、悪いことなどをご紹介します。
■視力が低下する理由
視力が低下する一番の要因は、近くのものを長時間見続けると、ピントの役目をする角膜がそこで固定され、遠くのものを見ようとしても角膜がうまく機能しなくなることです。
近年はPCやスマートフォンなどの電子機器を、長時間使う人が増えたため、視力が低下してしまう人が増えています。
とは言っても、PCやスマートフォンを止めることはできないかと思いますが、視力低下を抑える方法はあります。
要は、ピントを固定し続けなければ良いので、時々視線をずらして遠くを見ることです。
遠くといっても、何十メートル先のものでなくとも良く、3メートルくらい先のものを少し見るくらいで良いそうです。
また、木々や草などの緑が良いという話はよく聞きますが、これも緑のものでなくても良いそうです。
角膜を固定し続けて動かなくなることが視力低下の要因となるので、時々視線を少し遠くのものに合わせることで、角膜を柔軟に保つことでできるということです。
あまりPCやスマートフォンに集中しすぎず、目を休めてあげることも必要ということでしょう。
ただ、一度低下してしまった視力は、いくら遠くのものを見続けていても、視力が回復することはないそうです。
遠くを見るのが有効なのは、あくまで視力低下予防のためです。
また、暗いところで液晶画面を見続けると、瞳孔が開いて目のダメージが大きくなり、視力低下につながる恐れがあります。
PC、スマートフォンなどの液晶画面を見る時は、なるべく周りが明るいところで見るようにしましょう。
■視力低下の予防法
視力低下を抑える方法は他にも色々とあります。
目が疲れた時は、目を温めると良いでしょう。
目を温めるような商品も売っていますし、温めたタオルを乗せるのも良いです。
疲れ目には目を冷やすのも有効です。
眠る前やリラックスしたい時は目を温める方が良く、これから仕事などで目を覚まさせたい場合は冷やす方が良いそうです。
また、眼球運動も有効です。
動体視力を良くするために、こまめに眼球運動をしておくと、視力低下予防となります。
眼球運動は老眼予防にもなります。
眼球運動は目を上下左右に動かしたり、ぐるぐる回したりするだけでも良いです。
人差し指を立てて、8の字に動かしてそれを目で追ったり、寄り目になるように人差し指を目と目の間に持ってきたり、離したりして目で追うなどです。
詳しく知りたい方は、ご自分で調べていただければと思います。
3Dアートを見るのも視力低下予防に効果があるかもしれません。
3Dアート用の画像を焦点をずらして見ると、立体に浮き出て見えるものです。
「マジカルアイ」という言葉で、インターネットで検索してみれば、そういった画像が出てくるかと思います。
目に良い食材は、ご存知の方も多いと思いますが、ビタミンAが良いです。
ビタミンAが多く含まれる食材は、モロヘイヤ、しそ、にんじんなどです。
これも、結構たくさんありますので、もっと知りたい方は、ご自分で調べていただければと思います。
ただ、ビタミンAを過剰摂取すると、健康に害を及ぼす可能性があるそうなので、注意してください。
目に良い食材として、ブルーベリーが有名ですが、これは医学的には効果が実証されていないようです。
■目の病気
目の病気も色々とあります。
やはり加齢によって、目の病気になりやすくなります。
目の病気には、白内障、緑内障、網膜剥離、ドライアイなどがあります。
ドライアイについては、普段から意識してまばたきをするようにすれば改善する可能性がありますが、ひどい場合は眼科医に診てもらいましょう。
その他の病気が疑われる場合も、早めに眼科に行きましょう。
目に異常が発生してるのに、放置していると、失明する危険もあります。
視野の中に黒い斑点のようなものが見えたり、視野の一部が歪んだり欠けたりするなど、何らかの目の病気が疑われる場合は、眼科に行きましょう。
目の病気は様々な種類がありますので、まずはネットなどを調べるのも良いかと思います。
また、近年は地球のオゾン層の破壊により、紫外線量が多くなり、目にも障害が起きやすくなっているそうです。
外に出る時は、紫外線を浴びすぎないように注意しましょう。
紫外線による目へのダメージを防ぎたい場合は、UVカットのサングラスをしましょう。
ただし、濃いサングラスは瞳孔が開いて紫外線が多く入ってしまう可能性があるので、薄めのサングラスが良いとのことです。
目の雑菌を防ぐために、なるべく目薬を使いましょう。
目がかゆい場合も、目薬が有効です。
目がかゆいからと言って、目をこすってしまうと、目の病気になりやすくなるので、注意しましょう。
■目の手術
目の病気が疑われる場合は、眼科医に診てもらいます。
場合によっては目の手術が必要になる場合もあるでしょう。
眼球にメスを入れるというのは、想像するだけでも恐ろしいですが、最近の医療は発達しており、目へのダメージも最小限になっていますので、それほど心配することもないようです。
冒頭で視力回復させる方法がないと書きましたが、レーシックを受けるという方法があります。
ただ、レーシックは私はオススメできません。
レーシックは角膜を削り、視力を戻す方法ですが、人によっては光がまぶしすぎるようになってしまったり、失明してしまったという人も出てきてしまっているようです。
もし、これからレーシックを受けるという人は、レーシック難民という言葉で一度ネットを検索していただければと思います。
レーシックも成功して視力を取り戻している方もいらっしゃるので、一概に否定はできませんが、時間が経ってから副作用が出てくる危険もあります。
どうしてもレーシックを受けたいという方は、それらの危険を覚悟した上で受けていただければと思います。
視力が落ちてしまった場合は、やはり眼鏡やコンタクトレンズを使うのが最も有効な手段かと思います。
それらを使うのも色々と苦労があるかと思いますが、様々なことを考慮すれば、今のところはそれらが最も有効ということになるようです。