左利きのメリット・デメリット

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私は生まれつき左利きですが、世界の90%が右利きのため、ほとんどのものが右利き用に作られています。
右利きの人は意識することはないでしょうが、左利きの人は意外なところで苦労しています。
しかし、私は左利きで良かったと思っています。

 

■左利きのデメリット

言うまでもなく、左利きの人は、いかなる時でも右利き用の物を扱うときに苦労しています。
例えば、ドア一つとっても、ドアノブが左側にあって引いて開ける場合、右手で開けた方が入りやすいのですが、左手で開けようとすると、入りにくいのです。
はさみなどは、左利き用のでない限り、左手で切ろうとすると切りにくいです。
また、プッシュホン式の電話は、受話器が左側にあり、右手でボタンが押しやすくなっていますが、左利きの人は右手で受話器を取り、左手でボタンを押そうとすると、コードとクロスしてしまい、やりにくいのです。
左手で不可能なのは、急須ではないでしょうか。急須は、右手で取手を持ち、左側に傾けて注ぎますが、左手では腕が回らず、お湯を注ぐのは無理だと思います。
最近では、自動改札が右側にあるので、左利きの人は、わざわざ右手に持ち替えなければなりません。
このように、左利きの人は、普段の生活で大変な苦労をしています。

 

■左利きのメリット

しかし、左利きにもメリットはあります。
上記のように、あらゆる物が右利き用になっているため、左利きの人でも右手を使わざるを得ません。
両方の手を頻繁に使うと、右脳も左脳も活発化するということです。
右手を使えば左脳が、左手を使えば右脳が活発化します。
左脳は論理思考、右脳はイメージを処理すると言われています。
右利きの人は、左手をあまり使わないと思いますが、これでは右脳があまり活発化しません。
やはり、左脳も右脳もバランスよく使う方が頭が良くなりやすいと言えます。
左利きの人がみんな頭が良くなるというわけではありませんが、その傾向は強いと思います。
もちろん、右利きの人が頭が悪くなるわけでもなく、論理的思考能力が強くなる傾向があるというだけです。

 

■なぜ人間は右利きが多いのか

では、なぜ人間は、右利きの方が圧倒的に多いのでしょうか。
これには諸説あり、どれも確証は得ておりませんが、一説には、右利きの人の方が論理的思考のため、そういった論理的な考え方でないと乗り越えられなかった苦難が人類に襲ったためと言われています。
右利きの人間が多く生き残り、その名残と遺伝により、右利きが増えたと言われていますが、真偽は定かではありません。
遺伝と言っても、両親は右利きなのに、子供が左利きというケースもあります。(私もそのケースに当てはまります)
どうやって生まれた子供に利き手が決まるのかも、よく分かっていません。

 

■手はバランスよく使った方が良い

いずれにしても、右利きの人は右手ばかりを使うことになりますので、意識して左手も使うようにした方が良いかもしれません。
パソコンのキーボードや、ピアノをやっている人などは、両方の手を頻繁に使うため、認知症になりにくいという統計結果も出ています。
右利きの人が左手を使うのは、なかなか難しいことかもしれませんが、例えば、左手で物を持つようにしたり、左手で歯を磨いたり、簡単なことを意識的に左でやるようにしたり、両手を使う物を扱う機会を増やすなど、なるべく両方の手をバランスよく使うようにすることをお勧めします。
 



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